魔女の瞳とほんとの空へGo!:ふくしまの山並みトレラン体験ツアー
- GPS
- 10:37
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 1,530m
- 下り
- 1,857m
天候 | 曇,霧,小雨,晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
横向登山口の途中から箕輪山まで藪こぎです。 その他も一部藪こぎあり。 場所によってはぬかるみもあります。雨天時は注意が必要。 風の抜ける場所でもあるようで,稜線沿いは突風も。雨天時はしっかりした雨具の装備が必要だと感じました。 |
写真
感想
ふくしまの山並みトレラン体験ツアー「魔女の瞳とほんとの空へGo!」に参加
初日は「魔女の瞳」を含む吾妻山の周辺のラウンドコース、二日目は「ほんとの空」で有名な安達太良山の縦走コース。宿泊は、安達太良山麓にある湯量豊富な中ノ沢温泉。そして、大宴会。そして「福島のモモ」のお土産といった至れり尽くせりの二日間でした。
このイベントの企画、サポートしてくださった福島の人たちに感謝。
2日間、一緒に過ごしたみなさんに感謝。
密度の濃い二日間を過ごすことができました。ありがとうございました。
さて、山行の感想を1日目と2日目に分けて書いていきます。
ツアー参加者28名。レベル別3チームのうち真ん中のクラス「ゆっくり組」で回りました。
【1日目】吾妻山の周辺のラウンドコース
浄土平→桶沼自然探勝路→鳥子平→景場平→東吾妻山→鎌沼→酸ケ平→一切経山→酸ケ平→浄土平→吾妻小富士(お鉢めぐり)→浄土平
15..8km
4時間40分(休息含む)
867mD+/868mD-
浄土平の標高は1580m。スタート時から涼しい風。この日の最大標高が東吾妻山の1975mですから、がっつり登って、がっつり駆け下りるというルートではなく、まったり、ゆっくり巡るにはいいラウンドコースでした。桶沼自然探勝路では若干の藪漕ぎがあったり、前日の雨のせいかぬかるみあったりしましたが、全体に渡ってコースはよく整備されて道迷いの心配はほとんどなかったかと思います。ただし、桶沼自然探勝路はいくつか分岐と小路があり、地図で確認しながら進むのが良いかと思います。
スタート時は晴れ間ものぞいていましたが、東吾妻山に至るトレイルは霧。この日の東吾妻山の眺望は残念ながら望めませんでした。しかし、東吾妻山から一旦降りて、一切経山へ向かうにつれ、天候も回復。鎌沼の湿原がなんとも美しいこと。前半の藪漕ぎ、ぬかるみなんかもう忘れてしまっていました。そして、一切経山へ。振り返ると、鎌沼や吾妻小富士が見えます。眺望もよく、あっという間に一切経山山頂。そして、その奥、魔女の瞳ことコバルトブルーの五色沼とご対面。壮大な風景に感動!テンションUPしていきます^^。一切経山から時間の余裕があったので浄土平へ一旦戻り吾妻小富士、そして、お鉢めぐりをすることに。この日に辿った東吾妻山、一切経山などの山々を見ながらぐるっと一周。ますますテンションUPして終了。美しい景色を存分に堪能できた初日でした。
浄土平周辺にはいくつものトレイルがあり、コース取りによっては距離を長く、あるいは、短くすることも可能のようです。時間や体力に応じてコースどりができ、かつ、いくつもの絶景を堪能できるトレイルではないでしょうか。標高1600m近くまで車で行けるのも足にやさしいかな。
【2日目】安達太良山の縦走コース
横向登山口→箕輪山→鉄山避難小屋→沼尻分岐→安達太良山→沼尻分岐→船明神山→沼尻登山口→沼尻スキー場下
14.6km
6時間10分(休息含む)
1600mD+/1770mD-
トレラン体験ツアー2日目。前日の大宴会の二日酔いは無し。最近飲んだ翌日は絶不調になるのが、昨夜は会津の地酒に舌づつみ。美味しいお酒、楽しいお酒は翌日も絶好調。しかし、腰が絶不調。最近移動距離が多いと腰の調子がイマイチになる。ここんとこの毎週末ごとの山行と長距離出張が重なっているせいもあり、特に腰の下部はしびれを伴う痛みあり。追い込めない身体でもあり、2日目も「ゆっくり組」でスタートする。とはいえ、このグループ、結構いいペースで進んでいく。
朝方は青空も覗いていたり、霧になったり、雨が降ったりの不安定な気象条件。そしてスタート時は霧。加えて横向登山口から箕輪山までは藪漕ぎが待っていた。なかなかの悪路。探検隊さながらにトレイルを進んで行く。箕輪山に至っても霧にて眺望無し。晴れていれば磐梯山の勇姿を拝めることができたらしいが、非常に残念。山の天気は変わりやすいもの、晴れていればラッキーと、最近は思うようになってきているので、見れなくてもそれはそれで仕方がないと諦めがつく。それでも、去年踏めなかった箕輪山を踏破できたことが嬉しく、ここに連れてきてくれた今回のツアーに何とも言い難い感謝の気持ちが先に出る。
箕輪山から一旦下降しすぐ登り返して鉄山避難小屋。依然として濃霧。去年ここで朝食を摂った場所。懐かしい気持ちになり、想い出が蘇る。去年もまた縦走路は霧だった。沼の平で霧がパーっと晴れたことを思い出し、その期待をちょっとだけ持って、安達太良山へ向かった。稜線は南からの凄まじい風。濃霧のため鉄山登頂は回避。霧と強風の中を安達太良山へ縦走路を進む。この縦走ルートは去年経験済み。去年は急登や急降下が激しく感じたけど、谷川岳などのもっと険しい山の経験、あるいは、麻痺?のせいか、そういう場所が無くなっていた(笑)。矢苔森近く、沼の平。去年はここで霧がパーーーっと。と思っていたら、なんと、今回もサプライズ!沼の平から高速で駆け上がってくる霧が一瞬晴れる。白い生き物を拒絶する沼の平が姿を見せる。一同の歓声。その瞬間に絶景が360度。どこを見ていいのかわからなくなる。そして、また霧に包まれていく沼の平。
霧に包まれている安達太良山乳首に接近。乳首の下から空を見上げると、雲が上空を高速で流れていく。雲に近い場所にいることを肌で感じる。そして、雲の切れ間から垣間見える青空。ほんとの空に出会えた。そんな瞬間がここでも。山の気象条件が作り出す演出には,時には試練を与え,時にはこんな感動を与えてくれる。
乳首の上で昼食を摂り、矢苔森分岐を経て下山。徐々に天候は好転し、眺望もよく、テンションUP。船明神山付近の火口部岩陰に一頭のカモシカ。高度感ありありのトレイルを進み、最後はジャングルさながらのややぬかるんだトレイルを急降下。一回転倒したが無事下山。沼尻登山口からスキー場を駆け下りるメンバーを先に見つめながら、悲鳴を挙げた腰を庇いつつ歩きを交えてジョグでフィニッシュ。そして待っていたのは冷たい桃とレモントマトのおもてなし。お口いっぱいに頬張る幸せ。満足度120%のトレイルランでした。
ありがとう福島。また行きます!
VIDEO
霧に包まれた沼の平 強風とともに、ぱーーーっと (^-^)
みんなの願いが通じたね
注意)爆音量です。
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