52/100:燧ヶ岳(柴安��)(2021-05-04)

2021年05月04日(火) [日帰り]

• GPS: 03:23
• 距離: 8.4km
• 登り: 1,015m
• 下り: 1,012m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:18
• 休憩: 0:05
• 合計: 3:23

4:09 御池登山口
4:13 御池田代
4:47 広沢田代
5:05 5:06 御池登山道 ５合目
5:18 熊沢田代
6:12 6:13 俎��
6:27 燧ヶ岳
6:40 6:42 俎��
7:00 熊沢田代
7:07 7:08 御池登山道 ５合目
7:16 広沢田代
7:32 御池登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

5/4 4:10

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5/4 6:41

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5/4 6:45

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5/4 7:31

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

都まんじゅう

GWは実家に3日程度居た。そのときに以前、バスツアーで母が行ったという尾瀬について話していた。
母とは丹沢山塊の鍋割山に行く予定だったが前日の雨が激しかったため断念した。
それによって私も早く戻ってきたため浮いた時間で尾瀬に向かった。
その一つが燧ヶ岳である。

日本百名山は尾瀬を挟んで燧ヶ岳と至仏山がある。
日本百名山でも「尾瀬沼を引き立てるものが燧岳とすれば、尾瀬ヶ原のそれは至仏山であろう」と述べてある。
片方の山から尾瀬を見ればその奥にはもう一つの山がある。
両方登ったら面白そう。

燧ヶ岳は福島県側にある。
最も早く登れるのは御池登山口からだ。ここに行くには会津駒ヶ岳の登山口と同じ檜枝岐村を通過する必要がある。これがエラい長い道のりなのだ。至仏山に向かう時は何度も寝落ちそうになった。
とにかく退屈な道のりなのである。

御池登山口に着くと有料駐車場で何十台も止められるスペースがある。1日1000円だ。
割高だが深夜でも止められるので良いだろう。

前日雪が降ったようでまだ気温が低い。
5月といえば真夏日も出ていたはずだが、着いた深夜は氷点下近くだったかもしれない。
駐車場でテント泊していた人もいたので普段ならかけっぱなしのエンジンも切った。
非常に寒い仮眠となった。

少し外が明るくなり始めると同時に出発した。
燧ヶ岳への道のりは登り、平坦、登り、ちょっと平坦、急登を繰り返す。
昨日の新雪に加えてこの日は私しか登っていないのでトレースが自分しか無い。新鮮である。
ウサギの足跡はたくさんあったがそれも山の特徴だろう。
ややラッセルを要するがどんどん進むことができた。
燧ヶ岳山頂直下は吹き下ろしの風とそれが抉る雪が体に刺さって痛い。
さすがに寒気が入った天気である。
しかしながらこの冷え込みで斜面の雪はしっかり凍っているのでアイゼンが突き刺さる。
思った以上に登れるのだ。
滑落すれば終わりだが気をつけながら登ってまずは爼(まないた)ぐらに到着。
そのまま高度を下げその先にある柴安(しばやす)ぐらに向かう。
柴安ぐらの方が急斜面だがこちらはラッセルができるのでしっかり踏み込めば滑落の心配は少ない。

山頂からは尾瀬と至仏山が望める。
距離があるためか肉眼でもいい感じの遠近法で尾瀬ロードに続く至仏山を望むことができる。
尾瀬と言えば緑々しい湿原が有名だが残雪期の白と黒のコントラストもまた素晴らしい。

寒いので写真をさっさと撮って下山する。

この日は燧ヶ岳で事故が遭ったらしい。幸い亡くなってはいないそうだが時間帯からして
私と登山口付近ですれ違っている可能性が高い。
他人事だがいい思い出が多い山で誰かが傷つくのは悲しい気持ちになる。
自分も明日は我が身。気をつけたい。