船窪岳〜烏帽子岳縦走

2021年07月16日(金) ~ 2021年07月17日(土)

• GPS: 19:53
• 距離: 20.5km
• 登り: 2,797m
• 下り: 2,600m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:42
• 休憩: 1:32
• 合計: 7:14

距離 5.5km 登り 1,486m 下り 87m

8:23 七倉山荘
9:33 9:34 唐沢ノゾキ
10:20 10:35 岩小屋
11:33 11:49 鼻突八丁（八合目）
12:56 13:01 天狗の庭
14:16 14:58 船窪小屋
15:11 15:24 七倉岳
15:37 船窪小屋
15:37 宿泊地

2日目

• 山行: 11:33
• 休憩: 1:51
• 合計: 13:24

距離 15.0km 登り 1,315m 下り 2,517m

4:48 船窪小屋
5:06 5:16 七倉岳
5:29 船窪天場
5:55 船窪乗越
6:11 6:30 船窪岳
7:32 7:47 船窪第2ピーク
10:02 10:20 不動岳
12:06 12:10 南沢岳
12:34 12:36 烏帽子田圃
13:05 13:07 烏帽子岳山頂分岐
13:22 13:37 烏帽子岳
13:47 13:48 烏帽子岳山頂分岐
14:07 前烏帽子岳
14:21 14:42 烏帽子小屋
15:38 15:39 三角点
17:06 17:07 権太落し
17:41 17:43 ブナ立尾根取付
17:59 高瀬ダム テント場
18:12 高瀬ダム濁沢登山口
18:12 ゴール地点

天候

1日目　☁️
2日目　☀️

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行きは大阪からバスで松本へ。松本から大糸線で信濃大町に行き、七倉までタクシーに乗りました。
帰りは大糸線で糸魚川まで行き、北陸新幹線とサンダーバードで大阪へ。

コース状況／危険箇所等

七倉尾根(船窪新道):手入れは行き届いています。ただ急登が続き、木の根が滑りやすい所があるので注意‼️ロングコースになるのでペース配分が必要。
船窪小屋〜烏帽子小屋:昨年、船窪岳から先の縦走路が大雨により崩れ通れなくなっていました。ただ、今年度は小屋のスタッフの方々のおかげで通れる様になっています。しかし、ガレている所が多く、また登山道も荒れている所がたくさんあり、かなり注意が必要⚠️
　特に、船窪第1ピークから南沢岳登り区間は崩壊が激しく痩せ尾根が続き、ハシゴやワイヤーがあったりと、油断できない箇所が何度も続きました。かなりきを使うので体力も消耗するので、こちらのコースを行かれる方は要注意でお願いします。(当日もこのコースで出会った人は3名でした。)
　南沢岳に着くと穏やかな登山道に変わりました。『烏帽子の四十八池』は、天空の楽園の様な景色を見る事ができます。烏帽子岳は鎖場があり、少し注意が必要ですが、頂上から見る景色が最高です。
ブナ立尾根：ひたすら下りが続きます。整備されていて特に危険所は無かったですが、こちらもロングコースになります。濁沢を渡る際、丸太橋を渡りますが、大雨の際は丸太橋が流される場合があるので、要確認。

その他周辺情報

七倉登山口には、七倉山荘と少し下ると葛温泉あり、宿泊・日帰り温泉・食事が出来ます。

写真

7/16 8:17

信濃大町駅からタクシーで七倉に入りました。

7/16 8:23

ダンプが通行する時はしばらく待たないといけません。

7/16 8:25

7/16 8:25

七倉尾根への登山口は、トンネル入ってすぐの所です。

7/16 8:41

序盤から急登が続きます

7/16 8:44

7/16 9:41

7/16 9:41

整備して頂き感謝です。😊

7/16 9:50

7/16 10:22

岩小舎に到着。急登にへばり休憩を入れました。

7/16 10:23

7/16 11:03

7/16 11:31

鼻突八丁からはハシゴの連続、ペースがあがりません😥。

7/16 11:35

初めてギンリョクソウを見ました‼️

7/16 12:01

7/16 12:52

天狗の庭に到着、雲に覆われ何も見えません😣。

7/16 12:59

ハクサンシャクナゲ。

7/16 13:52

チングルマが満開☺️

7/16 13:52

こちらはイワカガミ😌

7/16 13:52

船窪小屋までフラワーロードが続きます。

7/16 13:54

まだまだ分からない高山植物が沢山😅

7/16 13:56

7/16 13:59

残雪もチラホラと。

7/16 14:08

雷鳥さんのお通りです。親鳥と、雛が2匹。

7/16 14:08

7/16 14:10

雛が2匹。

7/16 14:10

元気で育って欲しいものです。

7/16 14:12

雷鳥さんを見送り、船窪小屋に到着。

7/16 14:15

小屋の前で咲くコマクサ。

7/16 15:09

荷物を置き、七倉岳山頂へ。

7/16 15:14

しばらくガスの切れる待っていると北葛岳が見えました。

7/16 15:14

一瞬ですが七倉ダムまで見下ろせました。

7/16 15:36

7/16 15:38

7/16 16:52

ヘリコプター飛ばないので、食事を提供できないと言っていましたが、アザミの天ぷらなど普段食べれない物を出していただきました😊

7/16 17:32

この日は宿泊者が無くランプが灯る中、色々なお話を聞かせて頂きました。

7/17 4:15

翌朝、日が明ける前外に出ると立山連峰の山々が。北アルプスの中央に当たる船窪小屋では、

7/17 4:15

槍穂を含め、色々な山を見ることができます。

7/17 4:15

太陽が顔出す寸前なると、山々が赤く染まっていきます。

7/17 4:38

立山連峰。

7/17 4:38

槍穂。

7/17 4:38

本日縦走する、不動岳〜烏帽子岳。

7/17 4:40

7/17 4:41

立山連峰に朝日が☺️。

7/17 4:41

不動〜烏帽子岳も赤々と。

7/17 4:41

槍穂も赤く染まります。

7/17 4:50

景色を堪能出発。出発時には鐘🔔を鳴らしてお見送りして頂きました。

7/17 4:53

昨日天気が悪かったので、再度七倉岳に寄り道。山頂では、八ヶ岳連峰横に富士山🗻まで見渡すことができびっくり‼️

7/17 4:54

アップで。

7/17 5:01

針ノ木岳と蓮華岳。

7/17 5:04

立山の横には剱岳も顔を出しています。

7/17 5:06

左端に標高1位の富士山🗻。餓鬼・唐沢岳や表銀座の山々を挟み、右端に標高3位と5位の槍穂。

7/17 5:23

船窪のテント場に続く階段です。

7/17 5:23

これから向かう船窪岳です。

7/17 5:26

槍ヶ岳から裾を拡げる様に延びる西鎌尾根も気持ち良さそう☺️

7/17 5:55

7/17 5:56

船窪乗越からは急登が続き

7/17 6:28

頂上(第1ピーク)到着。高瀬ダム後方に槍ヶ岳。

7/17 6:33

頂上を下るといよいよ尾根が切れた核心部に差し掛かります。昨年崩壊した所ですが整備されていました。

7/17 6:34

(アップで)ここは両サイド切れ落ちていて、かなり危険です。

7/17 6:35

7/17 6:37

この様に、痩せ尾根が続きます。

7/17 6:38

ここもかなり危険なポイント。前半から、気の抜けないポイントが続きます。

7/17 6:43

7/17 6:51

船窪の第2ピーク。

7/17 7:05

7/17 7:07

勾配のキツい所はワイヤーが。

7/17 7:22

7/17 7:33

そして船窪第2ピーク。

7/17 7:39

七倉岳

7/17 8:13

これから向かう不動岳。

7/17 8:20

そして、その奥には赤牛岳。

7/17 8:23

立山連峰。

7/17 8:26

イワギキョウ

7/17 8:26

分かりにくいですが、右のワイヤーを使い下ります。左は深い谷。

7/17 8:28

下から見るとこんな感じ。

7/17 8:31

7/17 8:32

西側には黒部湖が見え始めました。

7/17 8:34

先程のワイヤーポイントさらに下った所から。

7/17 8:54

船窪岳。かなり崩れているのが分かります。中央奥の山は北葛岳。

7/17 9:08

不動岳、ここからの角度だと格好いい😊

7/17 9:34

いざ登り始めると、今までの登山道と変わらず登山道横は切れ落ちています。

7/17 9:45

景気は良いが楽しむ事ができず。

7/17 9:50

鎖場も出てきました😅。

7/17 9:55

岩場を登ると、道が穏やかに。

7/17 9:59

足元を見ればコマクサが咲いていました。

7/17 10:02

不動岳頂上到着‼️

7/17 10:07

これから向かう南沢岳、これまたヤバそう😅

7/17 10:13

7/17 10:14

槍ヶ岳とコマクサ。

7/17 10:17

立山と黒部湖とコマクサ。

7/17 10:20

針ノ木岳。

7/17 10:29

不動岳下りでミヤマキンバイの群生地がありました。

7/17 10:50

烏帽子岳です。見る方向で全然形が違いますね。

7/17 10:51

7/17 11:08

7/17 11:26

南沢岳の登り。こちらも足場が緩い砂利場を登っています。

7/17 12:06

南沢岳頂上到着。標識はありませんが三角点はあります。

7/17 12:08

南沢岳から景色。赤牛岳方面。

7/17 12:08

立山方面。

7/17 12:12

正面の山は次に向かう烏帽子岳。その奥には三ッ岳が構えています。

7/17 12:17

7/17 12:28

7/17 12:30

7/17 12:37

烏帽子の四十八池。

7/17 12:38

7/17 12:39

今までの厳しい道と変わり、池が点在する天空の庭園。

7/17 13:05

烏帽子岳分岐、時間が無かったのですが、ザックをデポしちょい寄り道。

7/17 13:08

7/17 13:27

頂上までは20分位で到着。(今回の登山の最高地点)

7/17 13:28

先程通った烏帽子の四十八池が見渡せます。

7/17 13:30

烏帽子岳頂上までは最後に鎖場があり注意。

7/17 13:47

7/17 14:06

前烏帽子からの烏帽子岳。ここからが1番絵になります。

7/17 14:06

烏帽子小屋までもう少し。

7/17 14:20

7/17 14:20

烏帽子小屋の前にはイワギキョウが沢山。

7/17 14:21

水分を補充し、下山開始。

7/17 14:35

七倉尾根と同じくポイントで区切っています。

7/17 14:41

アルプスの景色もこれで見納め。

7/17 14:48

7/17 14:48

唐沢岳。

7/17 14:51

7/17 15:04

7/17 15:17

烏帽子岳、様々な姿を見せてくれました。

7/17 15:17

七倉岳。

7/17 15:25

あの崩れた尾根を歩いたんですが、これ以上崩れると縦走路が無くなるかもしれませんね。

7/17 15:29

タヌキ岩

7/17 15:38

三角点

7/17 15:38

一応タッチ。

7/17 16:41

7/17 17:03

7/17 17:46

無事下山😅

7/17 17:48

丸太橋。以前通った時には橋は流され、川の流れが緩い所の岩場を飛んで渡りましたが、今回は問題無く渡れました。

7/17 17:51

7/17 18:02

橋を渡り、

7/17 18:05

トンネルを抜けると、

7/17 18:11

ゴール、タクシーにて宿泊する

7/17 18:26

七倉山荘へ到着、温泉で疲れを流し、

7/17 19:14

食事はバーベキューやニジマスの味噌焼など沢山頂きました。

7/17 19:43

デザートに🍉まで頂きました😋

7/18 7:31

翌日の朝食も豪華で、できたてのパン🥐が美味しかったです。下山後、♨️・食事と小屋で快適に過ごす事ができ疲れを流す事ができました☺️。

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

感想

mahykaru

　昨年縦走出来なかった船窪〜烏帽子岳コースのリベンジ。このコースは、思っていた以上に難コースでした。
　登りで使った七倉尾根、下りで使ったブナ立尾根共、整備が行き届いています。ただ、どちらの尾根もロングコースで急登が続く為、ペース配分に注意が必要です。
　そして昨年行けなかった船窪から烏帽子の登山道ですが、正直メッチャ厳しい道でした。船窪乗越を越えるとルートを変更することができません。また、参考タイムが約7〜8時間位になっていますが、体力に自信が無い方、また余り鎖場・ガレ場に自信の無い方は、余りお薦め出来ないコースだと思います。私自信も思っていた以上の厳しい難コースで、南沢岳に着いた時にはホッとしました。
　北アルプスでは、余り馴染みの少ない山域ではありますが七倉岳からの景色・鋭角に尖った烏帽子岳も良かったですが、記憶に残る船窪〜南沢岳になり、貴重体験ができました。
　最後にこのコースを周回するのに、かなりの水分の消耗すると思われます。船窪小屋でお話を聞くと、日本一危ないと言われる船窪テント場近くの水場が枯れているそうです。あらかじめ、余分に水分を持って登るのか、小屋で調達するかして下さい。これからの登山シーズン熱中症や滑落に充分に注意しましょう。

コメント

ゲスト

mahykaruさ〜ん(^_-)
こんばんは😊

凄いレコを見せて頂きました😳
なんて壮大な景色なんでしょう！
感動です🥺
北アルプスでもベテランの方が行かれるような燻銀なルート取りで、難しそうな鎖場や岩場、ザレ場等遊園地のバイキングやフライングカーペットに乗っているようなお尻ムズムズ感をレコで体験してしまいましたよ（笑）

憧れの北アルプスだけど、私にはとても想像出来ない夢のような山行です。
やっぱりmahykaruさんの宣言通りいつものように欲張りな感じがとてもいいですね😆

日記でも分かりやすい交通機関の紹介、とても参考になります。
関西圏での次回のレコも楽しみにしています🎵

mahykaru

　早速見て頂き有難うございます🎶。今回使ったルートは、ランプの宿船窪小屋があり、ここを訪れるハイカーも多いんですよ。また、烏帽子岳も人気の山でまたブナ立尾根は、裏銀座のスタート地点で多くの登山者がいましたよ。
　しかし、船窪岳から南沢岳間は、すれ違った登山者はたった2名でした。船窪第1ピークから第2ピーク間の崩壊した尾根、復旧はしていましたが注意を払って通りました。船窪岳2ピークから南沢又頂上に至る登山道は、ザレ場や鎖場・ロープなど難所が続きました😅。昨年行った蓮華岳から烏帽子岳の区間は、難度が高く、山自体もそれ程有名な山が無い為訪れる人が少ないみたいですね。ただ玄人好みの山域らしいですよ。
　私自身は、好きな山域で、理由として、北アルプス中央にあるので名だたる名峰を沢山見る事ができるので大好きです😍。今回だけでも、百名山と呼ばれる山々を北アルプスで7座、他富士山🗻や八ヶ岳など眺める事ができる絶好のロケ地だと思っています。
　天然のアスレチックに苦労しながらも、そこでしか見る事ができない景色に魅了されました。最後に、烏帽子の四十八池・烏帽子岳の景観は頑張ったご褒美かなと思いました。
　manyaさんの技術でしたら、北アルプスの山域は大丈夫だと思います⛰👍。今回のレコちょっと劇薬☠️でしたかね😎。一度行ったら、病みつきなるかも知れないデスよ😉。初めてのアルプスがロングコースの黒部五郎岳というおかしな人もいますが、レベルに合わせて行ったら良いと思います。良い山には良い温泉♨️もあるので色々調べて下さい。(プラスで七倉山荘の食事も豪華だったので載せておきます。)
　まだまだ関西も行きたい山が沢山ありますし、またmanyaさんのレコを参考にさせて頂きます。