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Yamareco

記録ID: 3389112
全員に公開
ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

戸隠山〜ラスボス高妻山 水不足で熱中症! 

2021年07月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:43
距離
17.5km
登り
1,829m
下り
1,826m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:39
休憩
1:03
合計
10:42
距離 17.5km 登り 1,829m 下り 1,834m
4:51
11
5:02
5:08
41
5:49
5:50
44
6:44
6:45
20
7:05
32
7:37
7:47
46
8:33
8:40
4
8:44
8:50
41
9:31
9:32
29
10:01
66
11:07
11:15
63
12:18
29
12:47
12:50
45
13:35
13:42
41
14:23
9
14:39
5
14:58
ゴール地点
04:15 スタート(0.00km) 04:15 - 休憩(7.64km) 08:40 - 山頂(11.03km) 11:15 - その他(11.03km) 11:15 - ゴール(17.28km) 14:58
天候 曇り〜下山すると晴れ(お約束)
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
高妻山登山者駐車場(戸隠キャンプ場)車中泊
コース状況/
危険箇所等
標識はちゃんとしているし、迷いやすい所はない。
高妻山の最後の急登は石が浮いているので注意。
その他周辺情報 牧場内の岳で戸隠蕎麦食べた。
中社を入った所にある戸隠神告げ温泉に入った。
戸隠神社奥社、手前を左に行くと登山口
登山ポストあり
2021年07月25日 05:02撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 5:02
戸隠神社奥社、手前を左に行くと登山口
登山ポストあり
こんな感じの所を登っていく
いきなりかなりの急登が始まる
2021年07月25日 05:08撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 5:08
こんな感じの所を登っていく
いきなりかなりの急登が始まる
百間長屋
2021年07月25日 05:48撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 5:48
百間長屋
2021年07月25日 05:48撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 5:48
鎖場
2021年07月25日 05:55撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
7/25 5:55
鎖場
鎖場
上に行くほど急になっていく
2021年07月25日 06:08撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 6:08
鎖場
上に行くほど急になっていく
胸突岩
この上の連続する鎖は垂直近い。
登るのは足場もあるので難しくないけど、降りるのは嫌
2021年07月25日 06:22撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 6:22
胸突岩
この上の連続する鎖は垂直近い。
登るのは足場もあるので難しくないけど、降りるのは嫌
上から覗くとこんな感じ
2021年07月25日 06:25撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 6:25
上から覗くとこんな感じ
2021年07月25日 06:25撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 6:25
2021年07月25日 06:25撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 6:25
2021年07月25日 06:26撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 6:26
蟻の塔渡り
2021年07月25日 06:26撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 6:26
蟻の塔渡り
注意書き
いやいや、ここまで来ちゃったら戻る方が難しい
2021年07月25日 06:27撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 6:27
注意書き
いやいや、ここまで来ちゃったら戻る方が難しい
蟻の塔渡り
渡っている最中の写真はない(カメラ取り出して何か落としちゃったら)。カムの映像はある
2021年07月25日 06:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
7/25 6:28
蟻の塔渡り
渡っている最中の写真はない(カメラ取り出して何か落としちゃったら)。カムの映像はある
振り返るとこんな感じ
2021年07月25日 06:40撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
7/25 6:40
振り返るとこんな感じ
そろそろ花を見る余裕も出てきた
2021年07月25日 06:43撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 6:43
そろそろ花を見る余裕も出てきた
2021年07月25日 06:45撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 6:45
2021年07月25日 06:50撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 6:50
戸隠山
2021年07月25日 06:52撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 6:52
戸隠山
2021年07月25日 07:02撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 7:02
2021年07月25日 07:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 7:18
ミニヘビブナ
本家ヘビブナは倒れちゃったという噂だけど……
2021年07月25日 07:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 7:18
ミニヘビブナ
本家ヘビブナは倒れちゃったという噂だけど……
2021年07月25日 07:23撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 7:23
ガスがなければ
2021年07月25日 07:24撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 7:24
ガスがなければ
たまに、ふいに登山道の右側がなくなんだけど……
2021年07月25日 07:26撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 7:26
たまに、ふいに登山道の右側がなくなんだけど……
九頭龍山
2021年07月25日 07:38撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 7:38
九頭龍山
この石カワイイ
2021年07月25日 07:45撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 7:45
この石カワイイ
一不動 避難小屋
2021年07月25日 08:37撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 8:37
一不動 避難小屋
中はこんな感じ
2021年07月25日 08:38撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 8:38
中はこんな感じ
2021年07月25日 08:42撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 8:42
2021年07月25日 08:54撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 8:54
2021年07月25日 09:30撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 9:30
九勢至
疲れてカメラもあんまり取り出さなくなっている。
2021年07月25日 10:09撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 10:09
九勢至
疲れてカメラもあんまり取り出さなくなっている。
ラスボス感が半端ない高妻山。ここからたったの350mなのだが、もう脚が動かない。心が砕けそうに。
「あんなの登れないとみんな思ったって」言ってた
2021年07月25日 10:16撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 10:16
ラスボス感が半端ない高妻山。ここからたったの350mなのだが、もう脚が動かない。心が砕けそうに。
「あんなの登れないとみんな思ったって」言ってた
山頂かと思ったら
2021年07月25日 11:02撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 11:02
山頂かと思ったら
山頂
ガスってて、景色が見られなかったのが残念
2021年07月25日 11:06撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 11:06
山頂
ガスってて、景色が見られなかったのが残念
2021年07月25日 11:06撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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7/25 11:06
シャクナゲ咲いていた
2021年07月25日 11:11撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 11:11
シャクナゲ咲いていた
帰りは弥勒新道
2021年07月25日 12:48撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 12:48
帰りは弥勒新道
弥勒新道は、ひたすら下るだけ。
視界もなく、あまり面白くない。
一宮から来た人は、「今までで一番面白くない」って言ってた
2021年07月25日 13:05撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 13:05
弥勒新道は、ひたすら下るだけ。
視界もなく、あまり面白くない。
一宮から来た人は、「今までで一番面白くない」って言ってた
ブナ仙人だって
2021年07月25日 14:01撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 14:01
ブナ仙人だって
この沢がなければ、熱中症で倒れていた
2021年07月25日 14:21撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 14:21
この沢がなければ、熱中症で倒れていた
牧場は日射しを遮るものがない
2021年07月25日 14:24撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 14:24
牧場は日射しを遮るものがない
たぶん飯綱山
2021年07月25日 14:25撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 14:25
たぶん飯綱山
戸隠スキー場
SIAの公認スクールもあります
2021年07月25日 14:25撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 14:25
戸隠スキー場
SIAの公認スクールもあります

細めの蕎麦。しっかりした腰でそば粉の美味しさが感じられ、美味しかった
2021年07月25日 15:27撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 15:27

細めの蕎麦。しっかりした腰でそば粉の美味しさが感じられ、美味しかった
2021年07月25日 15:36撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7/25 15:36

装備

個人装備
レインウェア(上下) Tシャツ 長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 時計 サングラス タオル カメラ ヘルメット トレッキングポール エマジェンシーシート 手袋

感想

 車中泊していた高妻山登山者駐車場(戸隠キャンプ場前)からスタート。まだ薄暗いうちからさかさ川歩道を歩き始める。随身門をくぐると、両サイドに立派な杉?が並ぶ。戸隠神社奥社(1340m)の前に登山口はある。登山届けを出して、予定通り5時に登山開始。
 いきなり急登、2km弱で600mぐらい上げる。まだ涼しい時間のはずなのに暑い。苦しくなってそろそろ休憩しようかなと思ったら、突然視界が開けて岩山が見える。百間長屋の先に垂直の鎖が垂れ下がっていて祠が見える。登ろうかと思ったが、息が荒いので先を急ぐ。この先から鎖場が連続する。トレッキング・ポールをしまって、ヘルメットを装着、カムもセットする。しばらくの鎖場は斜度もないし、足場もあるので、難しくはない。ひとつずつ鎖の数を数えていたが、面倒くさくなってやめた。
 胸突岩はかなり垂直で登るのは良いけど、降りたくはないと思った。ここを登り切るとついに蟻の塔渡りが見えた。看板には、「自信がない場合は、勇気を持って引き返しましょう」って書いてあるけど、胸突岩を降りる方が難しそうだぞ。あそこを降りるぐらいなら、ここを渡る。ぜひこの注意書きは胸突岩の前に書いておきましょう。
 落とし物をしないように荷物を点検して、恐る恐る進む。最初は鎖があるが、あんまり使わなかった。50cm幅の両サイドがキレ落ちたナイフリッジ。自然とハイハイになってしまう。左側はガスで下が見えない、右はエスケープルートが見える。落ちるなら右側だなと思った。半分ほど行くと上に立てなくなるので、横に足をかけて蟹のように進む。たぶん、最後が剣の刃渡りで、反対側に足をかけてやはり蟹スタイルで攻略。ビデオを見返すと、剣の刃渡前でザックを降ろして何か荷物を出し入れしている。「こんな所で何してたんだろ?」まったく記憶にない。戸隠山の蟻の塔渡りは難所として有名だったので、前の晩から緊張していました。短いので割とあっさりと怖くなく通過出来ました。ガスで下まで見えなかったからかな。これが倍の距離あったらヤバいと思います。
 蟻の塔渡りから眺めの良い八方睨(1900m)を経由して、7:05戸隠山山頂(1904m)到着。残念ながらガスが上がっていてあまり視界が良くなかった。
 この日は戸隠山と高妻山の2座縦走なので、ここで1/2の仕事が終わったと思っていた。後でそれが大きな間違いだとわかるのだけど……。
 戸隠山を後にして、九頭龍山から一不動を目指す。標高差のない稜線歩きをイメージしていたのだが、実際はかなりのアップダウンがあって九頭龍山に着く頃には、ヘロヘロ。たまにガスの切れ目から見える垂直な岩とか、飯綱山とか、戸隠牧場とか、キレイな花に癒やされつつ歩くが、脚は重い。意外と暑いので異常に汗が噴き出て、水を消費する。この日はプラパティスに2リットルの水、ペットボトルのスポーツドリンク600ml、この時点では十分に足りると思っていた。
 8:30一不動(1747m)に到着。とにかく暑くてボロボロ。奥多摩の鋸山×2ぐらい体力消耗している。避難小屋の前に座り込む。ゼリーとアミノバイタル補給。名古屋から来た二人組と会話してやる気をもらう。
 一不動からは、カウントダウンしていくので気持ちは楽。六弥勒まで厳しいアップダウンもありながら200m標高を上げる。帰りはここから牧場まではほぼ下りのはず(地図眺めただけだけど)。
 六弥勒からは、下りがある度に帰りに登り返さなければならないので、下りで脚を休められるとも思わなくなり「もう下るの嫌だぁ」と泣きながら下る。何度も山が見えると「あれが山頂だと良いなぁ」と思う。気分は鋸山×4ぐらい。
 ログを見ると10:00に八観音を通過している。だんだんカメラを出すのも億劫で写真も撮らなくなっている。九勢至で視界が開けて、「吉田口から見る富士山のような」巨大な山が見える。
「半端ないラスボス感、高妻山降臨!」
 ここで引き返そうかと思った。あと350m登れば良いんだ。ポメラニアンだって登れる高さだと思い直して、脚を進める。
 なぜか何度も道を譲ってもらえるので、「もうヘロヘロなんで、道譲ってもらわなくても良いです」と言ったら、「すごいスピードで近づいて来るから」と返された。「止まったら二度と脚が動かなくなる」と思っていたからで、おそらくすごい形相で登っていたのであろう。最後の登りは妙な連帯感が生まれる(蛭ヶ岳とか、平ヶ岳とか)。ラスト150mからは鎖、ロープが出てきて、石が浮いていて嫌なので、ポールをしまって、ヘルメット装着。ついでにカムもセット。
 ついたと思ったら十阿弥陀、本当の山頂は、金峰山のような岩の先にある。割とこぢんまりとした高妻山山頂(2353m)に11:06到着。最後一緒に登ってきた二人組に写真撮ってもらう。ガス、曇り気味で景色が望めなかったのが残念。小倉マーガリンのコッペパンで昼食。下りの脚を確保するためにアミノバイタル補給。スポーツドリンクは飲みきり、水が残り500ml程度、少なくなってきた。
 もう少し休憩したかったが、汗がひいて体が冷えてきたので11:30に下山開始。九勢至までは鎖場、ロープ場の石が安定していないので慎重に降りていく。六弥勒までの登り返しが体力を奪い、暑くなって汗をかいて、水を消耗する。
 12:48 弥勒新道を下り始める。ここから牧場まではほぼ下りである。弥勒尾根1596m点手前にちょっと登りがあるのだが、ここで水がなくなってしまった。標高が下がって、しかも1日でもっとも暑い時間である。登り切ったところの木陰で休憩し、なるべく汗をかかないようにペースを抑えて下る。それでも、暑さでフラフラになって頭が痛い。軽い熱中症にでもなったのか? 時計の標高を見てカウントダウンしながら下って、そろそろ限界かなと思い出した頃、沢の水音が聞こえた。顔を洗って、腕、首筋をタオルで冷やして、生き返った。さすがに牧場脇を流れる水を飲むのはヤバイと思ったが、うがいした。
 牧場は直射日光を浴びて日干し状態、しばらく行くと飲めそうな水があったので、やっと飲んだ(お腹下さなかった)。サイフを車の中に忘れたので、牧場内の自販機や美味しそうな牛乳が恨めしい。14:50 駐車場に戻ってきた。
 Tシャツだけ着替えて、牧場内に見つけた蕎麦屋さん(岳)に引き返す。手打ちの戸隠蕎麦美味しかった。戸隠神告げ温泉に入って、汗を流す。
 翌日から妙高山〜火打山をテント泊の予定だったが、台風が接近して、天気が荒れる予報になったので、帰宅することに。今帰っても渋滞にはまるので21時まで仮眠を取った。

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