すぎこだちの道〜岩湧山〜ぎょうしゃの道
- GPS
- 06:00
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 890m
- 下り
- 892m
コースタイム
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 5:56
天候 | 朝は蒸し暑く晴れ、日中雲から日が差す |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂稜線を除き、黒い羽虫が湧いており、対策を要す(特に、ぎょうしゃの道は多い!)。ブヨも多し! |
写真
感想
青い空が広がる。歩き始めの加賀田川沿いの舗装路、深夜の降雨のせいか、多湿感のある空気。風もなし。蒸し暑い。おまけに、黒い羽虫が顔の周りを飛び回る。前回までは、蚊取り線香を持参していたが、使うほどのこともなかったので、今回持参せず。後悔する。両手でパチパチ叩いて退治しながら、虫から逃れようと早足で進む。すぎこだちの道では、トレッキングポールで両手が塞がり、羽虫退治ができず。多湿無風に、思いのほかの急登。舗装路を足早に進んだ疲れも加わり、登りはじめから足が出ず、かなりのペースダウン。頻繁に小休止し、そのたびに水分補給と虫退治。一時は撤退を考えた。標高が上がり、少し涼しさを覚え、辛さが和らいだ。
きゅうざかの道もペースを落とすが、こちらは意識してペースダウン。前回、金剛山の千早本道を経験していることもあり、比較的楽に登れた。
岩湧山東峰で見覚えのある方に出会う。4週間前に岩湧山頂でお会いした方で、その時キキョウが咲いている話をされていた。この日は、写真をお見せいただきながら、ルート沿いに咲いている萩やリンドウなど、花の話をお聞きする。山頂付近は一足早く秋の気配が感じられることを教えていただく。当方は、花の知識は皆無。花どころか生物系は苦手。釣りをするので魚の知識が多少ある程度。花の知識の有無で、山歩きの充実度が違うだろう。興味はあるが、ハードルが高いと感じる。この春から鳥の鳴き声に興味を持つが、なかなか覚えられない。興味さえあれば、花にしても鳥にしても、時間をかければ少しずつ覚えていける、かな?気象と天文は私の得意とするところ。花・鳥・風(気象)・月(天文)を嗜む山歩き人になれたら格好いい。
東峰を出発し、早速ルート上に花がないか、探しながら進むが見つけられず。平らになったと思って顔を上げたら山頂だった。「木を見て森を見ず」ではないけれど、下ばかり見てるとまわりが見えない。歩きながらの花探し、結構テクニックがいるようだ。
山頂は人はわずかで、静かに過ごせた。出発時と比べ雲が広がり、雲間から日が差す程度。風は弱いものの、麦わら帽をした私には長居しても十分耐えられた。花では感じることはできなかったが、草間から聞こえる虫の声に秋の気配を感じることができた。羽虫のことを考え、下山は小休止せずに歩き通す方針。ここで、しっかり食べて塩分補給。1時間ほど滞在して下山開始。下山中も、花を意識しながら進むが、探し方が悪いのか見つけられない。ぎょうしゃの道に入って、大量の羽虫に花どころではなくなった。目に飛び込んでこようが鼻の穴に突っ込んでこようが、初めのうちは耐えていたが、我慢の限界を超え、トレッキングポールを片手に持ち、もう一方の手で胸のベルト(黒)に寄ってきた個体をたたき落としながら進む。麦わら帽をかぶって下を向いていたことで、顔へのアタックは軽減されたかもしれない。一度、顔を上げトレッキングポールのグリップ(黒)周りにボール状の塊となって飛び交っているのを見た時は、思わず「うわっ」と声が出て手を振り回した(夜、床に入って目を閉じた途端、このシーンがフラッシュバック。トラウマになりそう。)。胸元ばかり見て歩き、浮き石に何度が足を滑らせ、危ないとは承知しつつも、戦わずにはいられなかった。舗装道に出て10分ほど、ようやく数がわずかとなった。蒸しに虫。夏の厳しさを知る一日となった。
この日は14kgの荷を背負った訓練登山。当初想定していた飲み水は往復で2リットル。しかし山頂までで2リットル消費し、下山では負荷用に積んだ水に手を出すこととなった。帰宅時の荷は10.5kg。下山では十分な訓練登山にはならなかった。前回の金剛山もそうだが、夏場の必要水量を把握することが難しい。
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