曇天でもやっぱりよい山｜谷川岳

2021年08月12日(木) [日帰り]

• GPS: 04:16
• 距離: 6.9km
• 登り: 808m
• 下り: 810m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:05
• 休憩: 0:11
• 合計: 4:16

距離 6.9km 登り 811m 下り 811m

9:23 天神平
9:35 天神尾根・田尻尾根分岐点
9:44 天神平・天神峠分岐点
10:03 熊穴沢避難小屋
10:36 天狗の留まり場
11:03 11:04 天神ザンゲ岩
11:17 谷川岳・肩の小屋
11:23 11:25 トマノ耳
11:41 11:44 谷川岳
11:59 トマノ耳
12:03 12:04 谷川岳・肩の小屋
12:14 天神ザンゲ岩
12:32 12:33 天狗の留まり場
13:00 熊穴沢避難小屋
13:19 天神平・天神峠分岐点
13:27 13:29 天神尾根・田尻尾根分岐点
13:38 13:39 天神平
13:39 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き…8:05発 上毛高原駅から谷川岳ロープウェイ行きのバス→谷川岳ロープウェイ
帰り…14:05発 谷川岳ロープウェイから上毛高原駅行きのバス→水上駅
｜お得チケット｜
ロープウェイ往復の運賃＋路線バス往復の運賃セット券 3,950円。
650円お得、上毛高原駅の改札を出てすぐの観光案内所で販売しています。
帰りは水上駅で途中下車しましたが、それでもバラバラに払うよりお得でした。

コース状況／危険箇所等

熊沢穴避難小屋の先は補助ロープやクサリのある岩場が続きます。
天神尾根の岩場は危険度も難易度も高くはないと思いますが、雨後などは蛇紋岩と呼ばれる岩やゴロゴロの斜面が滑りやすくなっているため要注意です。

その他周辺情報

温泉；水上駅から徒歩5分くらいの松葉屋さんで日帰り入浴。

写真

たぶん一生飽きることはない新幹線で上毛高原へ。

上毛高原駅、1番バス停からバスに乗り込む。

改札を出てすぐの所にある観光案内所でお得チケットを購入。

バスから見えた空は青色。

バスを降りてロープウェイ乗り場へ。

ぐるぐると絶えず周回しているロープウェイはすぐに乗れます。
何度経験してもかっこよくてわくわくするこの雰囲気。

ロープウェイからも青空が見えたけど、上の方はおそらくガスガスと予測。

天神平駅に到着。

おー
ガスってますねぇ。

谷川岳の双耳もガスの中。

登りはじめの登山道にわっさわっさとたくさん咲いていたピンク色。

薄暗い登山道を彩るガクアジサイのブルーが目に涼しい。

整備された木道をどんどん進みます。
楽しいけど、よそ見していると滑りそうなのでまじめに歩く。

まじめに歩くけど、あちこちに咲いている涼しげな色に気をとられてなかなか進めない。

白いのもきれい

やっぱり青いのきれい

木道は好きだけど、濡れた木道は尾瀬で派手にすっころんだ記憶が脳裏をよぎります。

赤い実

ガスガス。
それでもかっこいいから文句なし。

熊沢穴避難小屋を通過。

いつも裏側ばかりなので、たまには入り口側。
中もきれいです。
冬には屋根の上まで雪で埋まってしまうんだからすごい。

山頂まで1.8km。
されど1.8km。

きのこ！
絵に描いたようなきのこ。
かわいい。

最初の岩登りどーーーん

次の岩登り

ずーっと岩登り。
天神尾根の岩登りは危険度も難易度も高くないとは思うけど、濡れている時はちょっと注意です。

振り向けば…
おー 真っ白じゃ。

目に飛び込んできた黄色

小粒のピンク色もわっさわさ

迫力満点のたたずまいはジョウシュウオニアザミ？

このかわいいのはオオカサモチかな。
たぶん違うな。
花に詳しい人って尊敬します。

登山道も開けてきました。
めちゃくちゃ楽しい。

シモツケソウ！やっと知っている花！と思ったけど葉っぱが違う…？

ころんとしていてかわいい蕾

ガスっていてもわくわくする眺め、さすが谷川岳。

天狗の留まり場を通過。

ミヤマシャジンもしくはヒメシャジン？

赤い実

ここ！ここを歩きにきました！！
と大声で言いたくなる夏の稜線歩き。

もっくもく

景色がこんな感じになってきたら肩の小屋は近いはず。
見えないけど。

ハナニガナ！

ヤマハハコ！

白と黄色の共演！

肩の小屋を通過。

道標くんもこの日はガスの中。

ミニケルン

ここまでくればトマノ耳はもうすぐそこ。

タカネコンギク、たぶん

トマノ耳に到着。

見事に何も見えません。

ふんわり

おお、かわいい

オキノ耳に向かう途中で振り返ったトマノ耳。
がっすがす

ハクサンフウロ！

儚げな感じで咲いていた薄紫色。

万太郎谷もガスの中

トマノ耳からオキノ耳に向かう稜線歩きが最高に楽しい。

この辺りにも数種類の花が楽しげに咲いていました。

オキノ耳

おー
ここも見事に真っ白じゃ。

鳥居まで行こうかな、と思ったけど雨の心配があったのでキリのいい所で戻ります。

下り道。
たくさん踏まれてつるぴかになった蛇紋岩。

鮮やかな紫色。

振り返るとガスが晴れた瞬間に会えました。
雄大な景色に見惚れてしまう。
来れてよかった。

戻り道の稜線に流れこむガス。
この景色もいいわー

またまた来た道を振り返る。
晴天の絶景もいいけどちょいガスもいいな。

肩の小屋に戻ってきました。
ここに泊まって、谷川岳の朝陽を眺めてみたい。

気持ちのいい道をどんどん下ります。

雪の季節だったらスキーヤーのシュプールが描かれていそうな斜面。
ここが白銀の世界になったら、また来なくては。

なんだか渋くてかっこいい

再び熊沢穴避難小屋を通過。

避難小屋を過ぎれば登山道も穏やかに。

点在する鮮やかなブルーがほんとうに印象的だったので、最後に一枚。

天神平駅に戻ってきました。
ほっとするような、名残惜しいような。

ロープウェイ乗り場の横に靴洗い場が。
ありがたいです。

ロープウェイでぐいぐい下ります。

ちょうど来ていたバスに乗りこんでしばらくすると、予報通りの雨降り。
遅い時間に登っていった人たちは大丈夫だったかな。

水上駅で途中下車。

駅から徒歩5分くらいの松葉屋さんで日帰り温泉。
小さいながらも清潔で小綺麗なお風呂と、親切な方ばかりのうれしいお宿。いつか泊まってみたくなりました。

谷川岳の地ビールをお願いしたつもりがなぜか香るエールに…
でもひんやり冷たいビールと塩のきいた枝豆が最高においしかったので大満足。
ごちそうさまでした。

感想

suitosuito

待ちに待った夏季休暇、前半の連休は北アルプスを計画するもお天気には抗えず、なんとか晴れそうな日には結局仕事、後半に期待をかけるも天気の回復は見込めずで、部屋に寝転がったままNetflix漬けで過ぎていく貴重な夏休み…
これではダメだと起き上がり、「午前中だけ雨は降らない」予報を信じて谷川岳へ出かけてきました。
体調を崩して家にこもるしかなかった一年前の夏を思うと、健康に過ごせる今年はそれだけでもありがたい、けれど深い緑色の稜線も歩きたかった。
ガスで真っ白の天神尾根は絶景こそなかったものの、穏やかな樹林帯、連続する岩場登り、快適な稜線歩きと夏の植物たちなどなど何もかもがすばらしくて、こんなにいい山だったかな驚くほど楽しくて、改めて谷川岳が好きになりました。