根子岳-四阿山 時計周りは正解だったのか
- GPS
- 05:06
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 950m
- 下り
- 961m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
登山を始めたばかりの2012年頃、 CCちゃんと私の夫の3人で行った山。
登山口からジャンジャン降ってる大雨の中、
こんな雨の中行くのー?とぼやかれつつ、
まずは四阿山に向かう。
そのうち止むだろうと思っていた雨は止むどころか雨足を増す。
一面ガスで眺望はなし、3人とも無言。
なんとか四阿山に到着するも何も見えず。
そして四阿山からの悪名高き下りだ。
土も木も石も全部滑る。
しかも歩くたびに無数の小虫が舞い上がり顔の前で飛び交う。
夫が根を上げた。
おれ、ゆっくり行くから先に行ってて。
先に行って待つもののいつまで経っても降りてこず、迎えに行ったら膝を痛めていた。
どうやら滑って転んだ拍子に膝が抜けてしまったらしい。
片足だけで歩くしかできない。
すぐに疲労が溜まるから継続して歩けない。
場所は四阿山と根子岳のど真ん中。
エスケープルートはなし。
夫のザックは私が持つが、
戻っても進んでも相当な時間がかかる。
私は先に進むことを選択した。
200mの登り返しを息絶え絶え登り、
CCちゃんの先導でなんとか根子岳に到着。
そこは一面ガスで覆われている。
視界は5mほどでまるで別の惑星にきたよう。
ぼんやりと姿を表した祠が不気味だ。
不安で押し殺されそうだが口には出せない。
到着したは良いが下山の道が見つからない。
晴れていればなんてことないが360度白い。
どこから来たかもわからなくなっていた。
探しに行ってたCCちゃんから「こっちが下山口だよー」という明るい声が聞こえた。
素っ頓狂に発するCCちゃんの元気な声が頼もしい。
夫をサポートしながら一歩一歩慎重に降りていく。
必死だ。
いつの間にか雨は止んでいたがそれにさえ気が付かなかった。
いきなり「あれ?あれ?」と言ったと思ったら一人でズンズン進んでいく夫。
「なんか膝が治ったらしい」
え?どゆこと?
なんと、膝が正常な位置に入ったらしい。
そんなことあるんか。
夫はスタスタと嘘みたいに歩いてみせた。
展望台に着く頃には日も差してきて、
山頂で食べるはずだった冷やし中華を作る。
私達は文字通り生き返った。
地獄から天国への渡り廊下を渡り切ったのだ。
**
というワースト3に入る四阿山ー根子岳。
今回は前回と逆の根子岳ー四阿山の時計回りとした。
CCちゃんは現在手首を負傷中(犬の散歩中)
ヒビが入っていて、ようやく骨が出来てきたとのこと。
絶対に負担はかけられないのだ。
時計周り党の推しポイント
|鷦崗譴ら根子岳まで短時間(コースタイム2時間)で360度丸見えのピークに着ける。
(半時計周りの場合は四阿山分岐までコースタイム2時間45分)
∈子岳は花の百名山ではあるけど、大ボスは百名山である四阿山。まだまだこれからだ!というモチベを持ったまま四阿山に向かえる。
(半時計周りの場合は先に大ボスの四阿山に登ってしまうので達成感をここで使い果たしてしまう。よって根子岳への登り返しが精神的に堪える)
四阿山直下の悪路を登りで使う。
数年前の悪夢を思い出すと下りは危険。
特にCCちゃんはよろけたって手をつけないのだ。
標高差300mのこの地点は笹が迫ってきて手も脚も濡れる。
石も木も土も全部滑るので登りに使った方が安全。
せ涌せ海ら駐車場までの下りは眺望の良い景色をキョロキョロ見ながら気持ちよく下れる。
(ここを登りに使うと登ることに必死でせっかくの景色を堪能できない)
以上、時計周り党のPPチームの発表でした。
ぜひ、お天気の良い日にお出かけください。
四阿山と根子岳の縦走は百名山の名に恥じない素晴らしい山でした。
こんばんは。うん、膝って抜けることがあるみたいです。
立とうとして転び、歩き出したと思ったらまた転び、をみたときは、
焦りマックスでした。で、膝が入った時は、ゴキッと音がしたそうです。
今回リベンジしなければ、大嫌いなアズマネコのままだったのでほんとに良かったです。
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