宝剣岳〜木曽駒ヶ岳(濃ヶ池周回)
- GPS
- 07:26
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 684m
- 下り
- 698m
コースタイム
天候 | 晴れ 南アルプス方面は雲海から徐々にガス 稜線上は午後から少しガス 他は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
メインの駐車場はAM3時頃に満車。 その頃にはチケット売り場とバス乗り場が長蛇の列となっていた。 ただバスもロープウェイも臨時便が出ておりめちゃくちゃ待たされるということはなかった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・千畳敷〜宝剣岳 よく整備された登山道。 紅葉が見頃。 三沢岳分岐以降は鎖場が連続。 下りの鎖場は怖かった。 ステップなどで整備されているので慎重に行けば問題なし。 ・宝剣岳〜中岳 ガレ場の下り。すぐに宝剣山荘に着くので、乗越浄土から宝剣山荘を経て宝剣岳をピストンする人も多かった。 中岳へは少し登るだけ。整備された登山道。巻道もあり。 ・中岳〜木曽駒ケ岳 一度頂上山荘のテント場に降りてから登り返す。 整備された登山道。山頂広い。 ・木曽駒ケ岳〜濃ヶ池分岐 紅葉が綺麗な稜線を下る。 ハイマツが生い茂っているので長袖長ズボンの方が良さそう。 ・濃ヶ池分岐〜乗越浄土 序盤は紅葉のトンネル。 中盤濃ヶ池など広々としたスポットあり。 伊勢滝の分岐からは木梯子などの急登。 駒飼ノ池からは見晴らしの良いカールを登る。 ・乗越浄土〜千畳敷 よく整備された登山道。 混雑する。 八丁坂からは一気に稜線まで出るので急登。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
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共同装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
感想
ロープウェイで2,611mまで上がれるとあって老若男女問わず人気のある木曽駒ヶ岳。
行ってみて、人気があるのも頷ける山でした。
千畳敷に着いた時点で後ろは大雲海、前は大紅葉のカールでした。
観光目的で来るのも全然ありですね。
この時点で満足で帰ろうかと思うほどでした。
しかしサビから入ってaメロへと続く歌があるように、
この山も最初に雲海とカールから入って満足したかと思いきや
アスレチックな岩場が出てきたり特徴的なスポットがあったり、
後から北アルプスの絶景が登場したり、
深部に行くほど紅葉の様子が変化するなど、終始飽きの来ない山でした。
これらが短い距離でコンパクトにまとまっているのがまた良いところです。
距離を伸ばそうと思った場合も三沢岳や伊那前岳や空木岳を絡めたりする柔軟性もあるし、初心者にも熟練者にも懐が広い。
まず千畳敷からは宝剣岳、空木岳分岐の極楽平に向かいます。
ほとんどの人が乗越浄土を目指すため、こちらは朝一番ではほぼ貸切です。
(ただ朝の剣ヶ池は見ておくんだった)
最初から森林限界を超えているので不思議な感じ。
いつも登山中は夢見心地でふわふわして現実感がないことが多いのですが、この日は特にそうでした。
ナナカマドは実がなっているものから葉が赤やオレンジや黄色になっているものと様々で、紅葉は一部見頃がすでに始まっています。
木曽駒が早いのか今年は特に早いのかはわかりません。
今年の夏は長雨だったので、夏山あっという間という感じでしたね。
稜線に出ると降りてくる人と何度かすれ違いました。
頂上の方で一泊された方達と思われます。
台風の中どう過ごされたのか気になります。
中にはビニール傘をザックに指している方までいました。
三沢岳の分岐からは後続の方と一時同行するという形になり、かなり急峻な岩場が続いたので精神的に心強い状況でした。
整備は行き届いていますが一歩間違えれば滑落する様な場所。
慎重になります。
頂上が近づくとよくレコなどで見かけるトロルの舌が出てきました。
どうやって持ちこたえているのか、見かけ上はほとんど支える岩がなく宙に浮いています。
ff7のミッドガルのプレートのよう。
乗ってみると意外と安心感があります。
でも横から見てしまった後なので、
どうしても崩れることを想像してしまい震えます。
ささっと写真を撮って退散。
山頂はその後程なくして着きました。
てっぺんの岩は人1人2人が立てるくらいのスペースしかなく、こちらも震えました。
岩場慣れしたつもりでいましたが、高所恐怖症はそのままのようです。
宝剣山荘に降りてからは多くの登山者さんと合流し先程までとは打って変わって歩きやすい登山道に変わりました。
木曽駒ヶ岳までの道中は御嶽山、乗鞍岳、南アルプス、富士山、八ヶ岳、中央アルプスが一望でき、山頂に着けば北アルプスや浅間山、妙高山など市街地から山間部まで見渡せて、最近の登山の当たりっぷりが怖くなるほどです。
南アルプス方面は滝雲の様な現象も見られ、見応えがありました。
木曽駒ヶ岳からは将棊頭山(しょうぎがしらやま)方面への稜線歩きです。
ミヤマダイコンソウやナナカマドなど赤々と染まった中にダケカンバの黄色が映えます。
ハイマツも所々色づいていて、本当にこの稜線は美しかった。
だいぶ下ったのでその後の登り返しが怖い。
濃ヶ池の分岐を折り返すと紅葉のトンネルのように生い茂った登山道になります。
一部横に迫り出した木々に注意。
ダケカンバの枝に頭をぶつけて、あまりの衝撃に後ろに倒され尻もちまでついてしまった。
濃ヶ池は干上がる寸前みたいな状況でしたが
それがかえって情緒的というか、湿原の池塘のような光景で
下から湧き出る天然の泡もあり、うっかりすると小一時間居座ってしまいそうでした。
紅葉や岩のリフレクションも見れて立ち寄った甲斐がありました。
伊勢滝分岐を超えると宝剣山荘まで登り返し。
これがきつかった。
そんなに距離も標高差もないはずなのに、
徹夜明けの暑い日だったからかな。
アルプス縦走計画していただけに自分の体力のなさにショック。
駒飼ノ池からは視界がぱっと開け、
気持ちの良い景色を見ながらの登り。
宝剣山荘まで大変でしたがいいトレーニングにはなりました。
乗越浄土からは足をプルプルさせながら下山。
ちょっと遠回り&登り返しはありますが、剣ヶ池は寄っといて正解でした。
稜線の岩は均整がとれていて見ごたえがあります。
ロープウェイ、路線バスともに臨時便が出ていて待ちも少なく助かりました。
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