【改めて人に支えられていると感じた山歩き】 大無間山
- GPS
- 11:16
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 2,511m
- 下り
- 2,511m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※てしゃまんくの里へは、県道27号線から三ツ峰落合線、県道60号線を経由したが、三ツ峰落合線は以下の交通規制あり。このルートを利用する場合は事前確認が必要 期間:平成25年5月20日〜平成26年3月31日 通行可能期間:土・日曜日、祝日の6時〜19時30分 留意事項:天候により規制内容を変更する可能性あり ※てしゃまんくの里は10台程度駐車可能 ※てしゃまんくの里はトイレあり(ペーパーあり) |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山口〜小無間山≫ ○始めからから終わりまで急坂のイメージしかないくらい急坂のオンパレード。小ピークが多々あるため、総標高差はそれなりにある ○南北の崩壊地およびその前後は、山道自体が崩壊しつつあり、しかも周りにある木々や岩も脆いため掴めるものが少なく細心の注意が必要と感じる(崩壊地にはロープあり) ○P3では南西の尾根に迷い込みやすいと感じる(P3を上り終え直進すると南西の尾根になる。山道は登り終えた後右折する感じになる) ≪小無間山〜大無間山≫ ○山道が不明瞭な箇所が多々あるが、目印が丁寧にあるため見失わないようにすれば問題ないと感じる(目印は赤、黄テープなど色々あるが区別はなく信用できた) ただし、雷段の辺りの木にグルグル巻かれている青テープは目印ではないので注意が必要 ○一箇所、尾根を乗り換える箇所があるので注意が必要と感じる |
写真
感想
今週は紅葉の時季ということもあり、やっぱり紅葉が見たいということで静かに観賞できそうな山を探してみるも、人気の山はやはりどこもかしこもすごい賑わいのようでなかなか見つからない。
そんな中、最近はあまり行かなくなった終始樹林帯の山に行けば紅葉が見れるだろうとの考えがふと浮かび、敬遠していた大無間山を思い出す。
改めて地図を見てみると「紅葉がすばらしい」との文字が目に飛び込んできて即決定っ!
(紅葉の時期を調べる必要があったはずだが…)
前日の夕方に現地に向かうも車のナビが古いらしく、想定していたルートとは別のルートを案内されてプチパニック…
早くも先行きが不安になるもルートを確認し、気を取り直して運転を再開する。
が…
今度は時間帯通行止めの案内板が…
えーーーーっ
案内板には規制期間、通行可能時間が書かれており、
規制期間は平成25年5月20日〜平成26年3月31日で、
通行可能時間は土・日曜日・祝日の6時〜19時30分…
今何時だ…
うほっ、19時じゃん…
ヤバッ、急ごう(汗)
ということで少々無理な運転で先を急ぐ。
どうにか5分前に規制区間を通過することができて安堵する(汗汗)
後は駐車場を探すだけ…
が…
下調べが不十分で、駐車場が分からない(汗)
てしゃまんくの里の駐車場は何度も行き来して認識していたのだが、民宿かなにかと思い、まさかここが駐車場だとはつゆ知らず…
ただ他には駐車場が見つからなかったため、勝手に駐車する(汗)
まぁ、結果オーライだ…
と、パニックしまくりの一日が過ぎていった…
(前置きが長いな…)
当日予定通り3時に起き、準備をして4時に出発っ!
ヘッデンだけの明りで登山口に向けて歩いていく。
が…
どうやら登山届け提出所の脇にある登山口を通過してしまい、山道とは全く異なるジャリ道を上っていく。
事前に調べた地図では最初から急坂のイメージであったがジャリ道は緩やか。
なんかおかしいと思い、GPSで確認すると全く違う方向に歩いているっ!
タハー
取り敢えず登山届け提出所の辺りまで戻ってみようと思い、戻ってみると脇に登山口が…
はぁ…
もうこの段階で気が滅入っている。
今日は長く厳しい道のりになるのに…
急坂を黙々と上っていき、P4、小無間山小屋を通過し、一旦下って上り返すとP3に到着っ!
ここで特に確認することなく直進し、南西の尾根を下っていくが、山道がどうも不明瞭でなんかおかしい…
GPSで確認するとやっぱり外れている(泣)
そんな中、P3にいらした方が笛で誤っていることを教えてくれて事なきを得る。
P3でお会いしたお二方へ)
お陰様で助かりました。
お二方の助けに本当に深謝致します。
紅葉はあまり見られず、樹林帯で展望もなく、ガスで辺りも見えなくなってきて、ますます気持ちは撤退の方向に…
ま、まぁ小無間山までは頑張って向かってみよう(汗)
まだまだ先は長いなぁ…
P2、P1を通過し、しばし下っていくと南側崩壊地に到着する。
こ、ここはまだ大丈夫そう。
が、次の南北崩壊地を見たときは本当にもう帰ろうかと思うくらい崩壊している。
行こうか行くまいか考えていたものの、風が無いので足元さえ慎重に進めば大丈夫と思い、最初の一歩を踏み出す。
こえー
どうにか崩壊したナイフリッジを越えたものの、その先の上りがとにかく怖い。
というのも足場はどんどん崩れ、しかも木々や岩も安定しておらず体重を掛けれない。
こんな所上れるのかーと思いながら、確実にホールド、スタンスを見つけながら上っていき、どうにか危険箇所を通過する(汗)
しばし急坂を上っていくとどうにか小無間山に到着っ!
大無間山に行くか、ここで敗退するか考えていたところ(間違いなく敗退の割合が高い)、同じく小無間山で休憩していたお二方(P3のお二方とは違う)が大無間山に向かうのを見て、自分も向かうことを決意する(単純)。
途中このお二方とお話をしたのだが、お二方は年齢を合わせると140歳とのことだが、楽しそうに会話しながら無茶苦茶お元気に歩いていく。
そんなお二方を見ているとこちらまで元気になる↑↑↑
計140歳のお二方へ)
お二方に元気を頂き、どうにか大無間山まで行くことができました。
本当にありがとうございました。
小無間山から大無間山まではアップダウンはあるものの小無間山までの急坂に比べれば全く問題にならない。
でも長いね…
そんなこんなでどうにか大無間山に到着っ!
なんか感無量(涙)
しばし山頂の紅葉を見ながら休憩し、下山を開始する。
下山も長いな…
下山時はご想像の通り、P4までは下りと上り返しの繰り返しで、P4からは急坂の下りが延々と続く。
はぁ…
足がパンパンになりながらどうにか無事にてしゃまんくの里に到着っ!
今回出会ったハイカーは、先行者のソロの方、P3で助けて下さったお二方、元気を頂いた計140歳のお二方、下山時にお会いしたソロの山ガール、元気に上って来られたお二方の計8名だった。
このルートの標高差は2,200mと甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根とほぼ同じだが、このルートの方が気持ち的に何倍も何十倍も辛いと感じた。
ただ途中で出会った皆様に元気を頂いてどうにか達成できた山歩きとなったとさ…
めでたし、めでたし…
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