初秋の槍ヶ岳
- GPS
- 20:36
- 距離
- 43.4km
- 登り
- 1,989m
- 下り
- 1,990m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 5:43
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 7:08
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 7:28
天候 | 18日=雨、19〜20日=快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路=バス、電車乗り継ぎにて松本へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な場所はありません。もちろん槍ヶ岳は油断をすれば危険ですが、岩稜としては初心者でも登れます(岩稜帯未経験者は来てはいけません)。 |
その他周辺情報 | 日帰り入浴は、上高地バスターミナル近くの「アルプス山荘」にて。山岳ガイド、登山ガイドの紹介があればどなたでも入浴できます。たったの500円です。アルコールの自販機もあります。 |
写真
感想
槍ヶ岳はなんと8度目の挑戦で、やっと登ることができました。日本百名山完登を目指しているわけではないので、必ず登る必要はありません。しかし、意地ですね。
最初は10年以上前に、槍の肩に立ちました。穂先から山荘までの大行列で、「3時間待ち」と言われました。並ぶのが大嫌いな私は、「それならいいや」とあっさり登頂を諦めました。その後も悪天候でヒュッテ大槍や槍ヶ岳山荘に来ては引き返す、の連続。私にとっては槍ヶ岳=悪天候でした。
が、今回に限っては大快晴となりました。「これなら登れるな」と槍沢を詰めていきました。
槍ヶ岳を実際に登ってみると、あまりにもあっけなかった。岩場のレベルとしても初級ではないでしょうか。見た目は、"とんがった"槍ですが、内実はとてもやさしい山でした。もちろん山頂からの展望には大いに満足しました。
むしろ核心部は、上高地から槍ヶ岳の22キロを無事に登り、下山することにあるのではないかと思いました。地味に長く、疲れます。槍沢の下りで転倒すれば、けがをするかもしれません。
夕食後の地震にはさすがに驚きました。穂先から転落した人がいるのではないかと心配しましたが、それはありませんでした。一晩中、揺れが続いていたのも気味が悪かった。長く山に登っていると、いろいろな経験をするものです。
帰りのお風呂は、上高地にある日本山岳ガイド協会の施設「アルプス山荘」で入りました。500円です。一般の方も事前に電話をすれば入浴できます。ぜひ利用していただければと思います。
同行の皆さん、お世話になりました。皆様がいたからこそ、無事に下山できました。ありがとうございました。
3連休を利用して、昨年は雨で敗退した槍の穂先へ行ってきました。初日は台風通過の影響で小雨混じりの中、上高地からスタートです。雨風ともに穏やかで、涼しくて歩きやすい。槍沢ロッジで広い和室に一泊して疲れを癒します。明け方には梢の間からオリオン座が輝き、好天を予感させます。
二日目の槍沢、雲一つないとはまさにこのこと。青空に映える槍の穂先は、苦労して登った者にしか見ることのできない絶景です。小屋から穂先へのルートは天然のアスレチックのようです。ホールドはたくさんありますが、三点確保の技術を身に付けてからトライしましょう。
山頂は登山者で大賑わいでした。記念撮影もそこそこに下山したらヤマスタを忘れてしまい、2回目の登頂も果たしました(Nさん付き合ってくれてありがとうございます)。
その3時間後、大きな地震に見舞われました。体感的には震度5強くらいある、下から突き上げる強い揺れです。驚いて窓を開けると、目の前200mを、一抱えほどありそうな岩が5つ、6つと猛スピードで転がり落ちていきます。思わず「テン場の人、逃げてくれー」と祈りました。大きな怪我人がいなかったのは奇跡と思います。
山の美しさと怖さを味わった山行でしたが、同行のEさん、Nさん、どうもありがとうございます!そして企画してくださったO会長、8度目の挑戦での初登頂、本当におめでとうございます!
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