富山県・新潟県 憧れの栂海新道にて蓮華温泉〜朝日岳〜親不知

2021年09月19日(日) ~ 2021年09月21日(火)

• GPS: 26:34
• 距離: 38.5km
• 登り: 2,878m
• 下り: 4,294m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:05
• 休憩: 0:19
• 合計: 8:24

距離 11.5km 登り 1,378m 下り 695m

7:41 蓮華温泉
7:47 7:48 蓮華温泉キャンプ場
7:57 蓮華の森分岐
8:21 兵馬の平
8:57 瀬戸川橋
9:52 ヒョウタン池
9:57 9:59 白高地沢橋
11:38 11:39 花園三角点
11:43 五輪高原
14:22 14:28 吹上のコル
15:07 15:16 朝日岳
15:51 水谷のコル
16:05 朝日小屋

2日目

• 山行: 10:29
• 休憩: 1:38
• 合計: 12:07

距離 18.1km 登り 1,150m 下り 2,010m

5:22 朝日小屋
5:30 水谷のコル
6:18 6:19 朝日岳
6:52 7:02 吹上のコル
7:23 照葉ノ池
8:15 アヤメ平
9:38 黒岩平
9:59 10:28 黒岩山
11:48 サワガニ山
12:26 12:42 北又の水場
13:24 犬ヶ岳
13:33 13:38 栂海山荘
14:26 14:34 黄蓮山
14:58 15:09 黄蓮の水場
15:23 菊石山
15:59 16:17 下駒ヶ岳
17:28 白鳥山避難小屋
17:29 白鳥山

3日目

• 山行: 5:33
• 休憩: 0:13
• 合計: 5:46

距離 9.0km 登り 360m 下り 1,592m

5:36 白鳥山
6:03 6:04 山姥平
6:51 6:52 シキワリの水場
7:00 7:01 金時坂ノ頭
7:47 7:48 坂田峠
8:31 尻高山
9:35 9:37 二本松峠
11:03 11:06 親不知 栂海新道登山口
11:05 11:09 親不知観光ホテル
11:21 ゴール地点

天候

9月19日：快晴　9月20日：ガスのち曇り時々晴れ　9月21日：快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

往路：糸魚川駅から蓮華温泉行のバスを利用（糸魚川駅前駐車場利用）
復路：親不知観光ホテルさんに親不知駅まで送迎（要予約）

コース状況／危険箇所等

蓮華温泉〜朝日小屋：よく整備されています。濡れた木道ではスリップに注意が必要です。
朝日小屋〜黒岩山：池塘など見下ろしながら極上の山歩きが楽しめます。
黒岩山〜栂海山荘：アップダウンの多い尾根道が連続します。
栂海山荘〜親不知：アップダウンが多い尾根道で眺めはほとんどありません。ロープ、ハシゴ、急な登り下りの連続でスリップ、転倒に注意が必要です。

その他周辺情報

栂海新道の水場は4か所確認しました。
北俣ノ水場：栂海山荘前の最終水場（往復10分）
黄連ノ水場：白鳥山荘前の水場（往復6分）
白鳥の水場：白鳥山手前に水場（往復10分）枯れることもあり。
シキ割水場：坂田峠前に補給しないと先に水場なし（登山道沿い）

写真

9/19 5:28

糸魚川駅からバスに乗って出発します。今時珍しく車掌さんが乗っていました。

9/19 7:39

糸魚川から1時間半くらいで着きました。蓮華温泉から出発です。

9/19 8:31

オニシオガマとハクサンボウフウ

9/19 8:55

ダイモンジソウ

9/19 9:57

瀬戸川の橋を渡ると登りが始まります。

9/19 11:32

ようやく見晴らしの良い場所まで来ました。妙高・火打山

9/19 11:34

シラタマノキ

9/19 11:40

これから向かう朝日岳。晴天で気持ちがいいです。

9/19 11:46

シナノオトギリ

9/19 11:47

ウメバチソウのペア

9/19 11:48

カライトソウのお花畑

9/19 12:01

五輪高原は素敵な場所です。何度も振り返って癒されます。

9/19 12:13

ミヤマコゴメグサ

9/19 12:37

ゴゼンタチバナの実かな

9/19 12:56

開きかけたリンドウ

9/19 13:05

ハクサンフウロも咲いていました。

9/19 13:33

カエデも色づいてきました。

9/19 13:59

2000mを超えると紅葉も楽しめるようになりました。

9/19 14:06

ミヤマリンドウ

9/19 14:15

ウサギギク

9/19 14:21

吹上のコルに着きました。

9/19 14:24

富山県は雲海が広がっていました。

9/19 14:29

マツムシソウのペア

9/19 14:58

チングルマの綿毛は風に吹かれてゆらゆらと。

9/19 15:02

チングルマの真っ赤な綿毛

9/19 15:08

朝日岳の山頂に着きました。快晴です。

9/19 15:08

白馬岳と雪倉岳が青空に映えます。

9/19 15:12

妙高・火打山もはっきりと

9/19 15:16

立山と剱岳、雲海が良い眺めです。

9/19 15:22

秋の気配を感じながら朝日小屋へと下ります。

9/19 15:27

フレッシュなヤマハハコ

9/19 15:40

朝日小屋が見えてきました。

9/19 17:07

朝日小屋のテント場は混んでいると思いましたが、比較的ゆったりと幕営出来ました。

9/19 17:10

陽が傾いて池塘と雲海が綺麗になってきました。

9/19 17:52

朝日小屋からのサンセットは雲海に沈みました。

9/19 17:54

陽が沈んだら月がひょっこり現れました。

9/20 5:20

2日目の朝はガスガスで出発します。テントが濡れて重いです。

9/20 6:16

前日とは全く違うガスの朝日岳山頂。

9/20 6:21

イワギキョウ

9/20 6:26

朝日岳を下り始めたらガスが切れて青空と雲海が見えてきました。

9/20 7:00

吹上のコルから栂海新道へ進みます。

9/20 7:08

少し早い紅葉も楽しめました。

9/20 7:15

照葉の池はガスに包まれて

9/20 7:28

さわがに会さんによる登山道の整備には感謝です。

9/20 7:46

眼下にアヤメ平を見下ろしながら進みます。

9/20 7:54

ナナカマドとカエデの紅葉

9/20 8:32

青空に映えます。

9/20 9:17

池塘にはオタマジャクシがいっぱい。

9/20 9:46

この時期にチングルマが咲いていました。

9/20 9:48

イワイチョウ

9/20 9:59

ようやく黒岩山に到着しました。これから歩く稜線が見えます。

9/20 10:35

ヤマアジサイも咲いています。

9/20 10:50

アカモノも所々に咲いていました。

9/20 11:46

さわがに山、名前がさわがに会の由来でしょうか。

9/20 12:04

崩落地があり迂回します。木の根っこで滑らないように慎重に。

9/20 12:15

50m登ったら50m降りるのを何度も繰り返して、なかなか前に進みません。

9/20 12:25

北俣ノ水で給水します。冷たくて美味しい。

9/20 12:56

再びえげつない登り下りを繰り返します。

9/20 13:22

ようやく犬ケ岳まで来ました。

9/20 13:22

長い尾根道はまだまだ続きます。

9/20 13:24

栂海山荘が見えました。

9/20 13:27

栂海新道を開拓した小野さんの碑で手を合わせました。

9/20 13:31

栂海山荘に着きました。翌日の事を考慮して白鳥山荘まで行くことにしました。

9/20 14:26

黄連山山頂

9/20 14:54

黄連の水で給水しました。沢の水なので多少の不純物は入りました。

9/20 15:21

菊石山

9/20 15:25

150m降りて150m登るのを繰り返します。

9/20 15:57

下駒ケ岳の登りはロープと急登の連続で休む場所もなくて参りました。

9/20 16:39

2日目最後の登りは白鳥山、下駒ケ岳で疲れ切った体には堪えました。

9/20 17:12

歩いた道を振り返って、よく頑張りました。

9/20 17:15

黄連の水場で給水したので、パスしました。ここがミネラル分が多くて一番美味しい水とのことでした。

9/20 17:27

白鳥山の白鳥小屋に着きました。心身ともに満身創痍です。こちらでテント泊しました。トイレが故障で利用不可でした。携帯トイレ持参が無難です。

9/20 17:46

白鳥小屋の屋上から眺める夕日が綺麗でした。

9/20 17:50

ご褒美にサンセット、頑張って歩いた甲斐がありました。

9/20 17:54

日没とともに滝雲が見られました。

9/21 5:40

妙高方面からご来光です。綺麗でした。

9/21 5:50

坂田峠に進みます。蜘蛛の巣が何度も顔に巻きついて格闘しました。

9/21 6:01

山姥平、この辺りは泥濘がいっぱい。靴はドロドロです。

9/21 6:02

真っ赤な実が朝陽を浴びて綺麗でした。

9/21 6:39

沢まで降りるとシキの水場があります。冷たくて美味しかった。

9/21 7:00

金時の頭、この辺りから足の親指にマメが出来て歩くのが辛くなってきました。

9/21 7:41

坂田峠に着きました。舗装路を横切ります。

9/21 8:26

親不知の海が見えてきました。

9/21 8:29

尻高山から先は里山のアップダウンが連続します。

9/21 9:04

歩いた道を振り返って、日差しが強くなってきました。

9/21 9:05

再び舗装路を横切ります。

9/21 9:34

二本松峠、昔の親不知エスケープ道だったようです。

9/21 9:52

入道山が最終の尾根です。ここまで長かったです。

9/21 11:01

栂海新道の入り口まで来ました。

9/21 11:01

親不知観光ホテルさんに電車の時間を確認。

9/21 11:12

長かった栂海新道もいよいよゴールです。

9/21 11:13

穏やかで青い日本海が印象的でした。

9/21 11:14

感動と達成感と綺麗な日本海、3日間長くてタフな縦走路でした。有難うございました。

9/21 11:39

親不知観光ホテルさんに親不知駅まで送っていただきました。

9/21 11:40

待ち時間は炭酸飲料で喉を潤しました。

9/21 11:56

親不知から糸魚川まで電車で戻って終了です。3日間有難うございました。

撮影機器：

TG-3 OLYMPUS IMAGING CORP.

iPhone SE (1st generation) Apple

感想

Kiyopi

栂海新道の名前は以前から知っていましたが、なかなか機会がなくて歩くことができませんでした。今回は日程・天候ともに条件に恵まれたのでチャレンジする事が出来ました。
長くてアップダウンが多くてタフなコースと聞いていましたが、噂の通り気力・体力と相談しながらの3日間になりました。途中休憩でお会いした方々には楽しい話を聞かせていただいて疲れが癒されました。3日目に親不知の海に到着した時には感動もひとしおでした。改めて朝日岳から親不知まで登山道で繋がっていることの実感させられました。
栂海新道のような素晴らしい登山道を拓者していただいた小野さんの苦労には感謝の気持ちでいっぱいです。
道中色々と情報を頂いた方や話をしていただいた方など、いろいろとお世話になりました。思い出に残る素晴らしい山行になりました。
この度はご覧いただきまして有難うございました。

コメント

Nishiden

僕のレコにコメントいただいたので、こちらにもお邪魔します。
Kiyopiさんとは蓮華温泉行のバス停からお話しさせていただきました。
秋晴れの続く中、栂海新道完歩おめでとうございます。
僕は2013年の9月に下りで、2015年の7月に上りで歩きました。後者の方が概ねKiyopiさんの行程の逆コースですので、懐かしく拝見しました。

Kiyopi

Nishidenさん、こんにちは。
早速のコメントありがとうございました。栂海新道は想像以上に良かったので感慨深いです。
7月に登りとは暑くて長くて大変でしたでしょうね。大変お疲れ様でした。
今回はテントとザックの自重が重かったのが反省点です。次回のテント泊までには軽量のザックとテントを調達してチャレンジしたいです。
地図を見たら唐松岳からも祖母谷温泉に繋がっていますね。下りも大変そうですが興味が惹かれました。
それではまた。