岩峰縦走に心躍らせ(越百山〜仙涯嶺〜南駒ヶ岳〜空木岳周回)
- GPS
- 16:32
- 距離
- 36.8km
- 登り
- 4,353m
- 下り
- 4,324m
コースタイム
7:10 伊奈川ダム上駐車場
7:40 越百山登山口
8:15 下の水場
9:50 上の水場
10:50 越百小屋
11:45 越百山
13:30 仙涯嶺
15:05 南駒ヶ岳
15:55 摺鉢窪避難小屋分岐
16:10 摺鉢窪避難小屋
【2日目】
5:00 摺鉢窪避難小屋
5:25 摺鉢窪避難小屋分岐
5:50 赤梛岳
6:55 空木岳
8:05 木曽殿山荘
8:15 木曽義仲の力水
8:30 八合目
9:20 仙人の泉
9:50 吊橋
10:30 うさぎ平
10:45 金沢土場
11:50 伊奈川ダム上駐車場
天候 | 10月14日 はれ 10月15日 はれのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅大桑を過ぎ、伊奈川橋の交差点を右折。 登山口の矢印に従って進む。 なお、途中道路工事で通行止めの箇所がある。 迂回路を示した看板があるので、確認すること。 伊奈川ダム上駐車場は、上下で50台ほど停められる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは駐車場にある。ただし用紙なし。 伊奈川ダム上駐車場〜越百山 橋に架かるゲートを通過し、スグのT字路を右折。 越百山登山口まで30分ほど林道歩き。 ウォーミングアップにちょうどいい。 登り始めと、木の根に覆われた尾根、7合目手前と山頂直下の砂礫の急登。 道ははっきりしていて、迷うところなし。 この日は、3連休の最終日、30人ほど下りてくる人とすれ違った。 360度の展望。 越百山〜仙涯嶺 ここは尾根歩き。 急にガスが湧きだして、気温が下がり、あわててライトシェルを着込む。 道の傾斜はそれほどではなく、サクサク進む。 山頂付近は、巨大な岩を乗り越えます。 次に目指す南駒ヶ岳の雄姿が待っています。 仙涯嶺から南駒ヶ岳、 岩場の上り下り、岩棚の横移動など、ここが核心部。 ペンキマークをしっかり確認して進まないと、道をロストします。 踏み跡がいっぱいあるからといって、その岩登りが正しいとは限らない。 結構間違って進む人(私もですが)が多いよう。 仙涯嶺からスグの道は、ハイマツへ行くのが正解。岩場は間違い。 南駒ヶ岳山頂手前は、ハイマツが間違い、岩を巻くのが正しい。 南駒ヶ岳〜摺鉢窪避難小屋 山頂からは、これまた360度のパノラマ。 雲海が広がり、高い山の山稜しか確認できません。 空木岳、三ノ沢岳、宝剣岳、木曽駒ヶ岳、御嶽山など。 鞍部へ下り、分岐点からさらに摺鉢窪避難小屋へ砂礫の滑る道を下ります。 摺鉢窪避難小屋〜赤椰岳 小屋から頂上が終始見え、一本道で黙々と登ります。 赤椰岳〜空木岳 険しい岩峰のアップダウンの繰り返し。 一つ越えると、次のピークしか見えません。 いつ着くのか?頂上に山頂標識が確認できたとき、ホッとします。 頂上付近は砂礫で滑りやすいので要注意。 空木岳〜木曽殿山荘 大きな岩を下りていきます。 クサリ場、ハシゴ、足場をしっかり確認して下る。 木曽殿山荘の姿は、早くから見えているが、なかなかたどり着けません。 木曽殿山荘〜伊奈川ダム上駐車場 道は歩きやすい。標識も所々設置されていて、ペースもつかみやすい。 木曽義仲の力水は涸れてました。 仙人の泉は大丈夫。 吊り橋までず〜〜っと下り。 うさぎ平までは、ちょこっと登り返し。 あとはひたすら林道歩き。 下山後は、フォレスパ木曽へ。 日帰り入浴温泉施設の恋路の湯は閉鎖されて久しいが、 あてら荘は日帰り入浴可。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
バンダナ
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
水筒
時計
非常食
ツェルト
ファーストエイドキット
医薬品
コンパクトデジカメ
ガスカートリッジ
バーナー
コッヘル
デジタル一眼レフ
シュラフ
サーマレスト Zライト
携帯ラジオ
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感想
14日は晴れ、15日は雨の予報でしたが、スケジュールの関係で、
泊りで出かけられるのはこの2日しかなく、強行!!
この秋に行ってみたかった周回コース。
伊那川ダム上駐車場から、越百山、仙涯嶺、南駒ヶ岳、空木岳、
そして伊奈川ダム上駐車場へと回るルート。
長い林道歩きがネックだが、仙涯嶺から先の鎖場、岩棚のトラバース、
スリリングな岩歩きは全身を動かして通過し、楽しかった。
ただし、ペンキマークはあるが、いささか道が不明瞭な箇所もあり、
何度か道をロストしかけ、若干自分のルートファインディングに疑心暗鬼になりがちでした。
山頂ではなんとか展望に恵まれ、越百山、南駒ヶ岳、空木岳では
360度のパノラマを堪能することができました。
進行方向の山越しには、宝剣岳や木曽駒ヶ岳も顔を覗かせ、
登ってみたい欲求を駆り立ててくれました。
さて、もう少し早く南駒ヶ岳にたどり着いていたら、初日のうちに空木岳、
そして駒峰ヒュッテ泊りも考えていたのですが、仙涯嶺〜南駒ヶ岳の岩歩きで
体力を消耗してしまったので、摺鉢窪避難小屋を利用しました。
初めての避難小屋。予想以上に清掃されていてきれい。ありがたい。
私一人だけだったので、ノビノビ過ごせ、
宿泊代1000円もキチンと納めさせていただきました。
明け方、赤椰岳、さらに空木岳と登頂。
百名山ですが、山頂には誰もいない。
それもそのはず、台風が近づいているから。
午前中は天気がもってほしいを願いながら、速足で下山していきます。
しかし、空にだんだん雲が立ち込め、見晴場あたりでポツポツしだす。
ザックザックカバーやスタッフバック、ビニール袋などで幾重にも防水対策を施し、
レインウェアを着用して再び下山の足を速めました。
ついに本降りになり、濡れた岩で滑って腰を強打。
あいたたた〜〜〜
足元には十分気を付けないと、身を持って体感。
雨の中の長い林道歩きは、まるで修行僧のよう。
無心に歩みを進めます。
林道から駐車場の自分の車を見て、ようやく安堵。
無事に登山口まで戻ってこられて、一安心。
体力的には、かなり厳しい行程でした。
この周回のために、木曽駒ヶ岳を福島Bコースで登ったり、
図書館で山ごはんの本を借りて、食材を調達したりして、
新たな知識や経験を増やしてきました。
仕事の都合で、今後は土日の山行や泊りの計画は難しくなります。
気温も下がってきているので、近場の山でなおかつ日帰りで
紅葉を愛でる場所に出没しようと考えています。
おまけの後日談。
空木岳の避難小屋は「出るらしい」との情報を得ました。
調べたらそれは、空木平の避難小屋のことのよう。
その手の話は苦手なので、できることならご遠慮したい。
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