錫杖岳〜112/ぎふ百(しゃくじょうたけ)

2021年10月09日(土) [日帰り]

• GPS: 09:12
• 距離: 9.3km
• 登り: 1,495m
• 下り: 1,499m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:19
• 休憩: 0:52
• 合計: 9:11

距離 9.3km 登り 1,503m 下り 1,499m

7:36 中尾高原口バス停
8:32 8:35 クリヤ谷渡渉地点
12:27 13:15 錫杖岳(ピッケルピーク)
16:13 16:14 クリヤ谷渡渉地点
16:47 ゴール地点

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中尾高原口バス停前無料駐車場をちっちゃく利用

コース状況／危険箇所等

・登山口からクリア谷を離れる分岐までは一般登山道を、そこから錫杖沢分岐(ヘルメット目印)まではマイナー登山道があります。
・沢に降りてからは、たくさんあるピンクテープを辿りますが、ところどころで見落として巻道を利用しきれていないみたいです。
・ですが、基本、沢を登り詰めるルートなので、沢、滝を直登するか、脇の藪を登るかすれば何とかなるレベルです。途中の枝分かれポイント1か所さえ間違わなければ、大きくルートを外れる心配はありません。
・沢を詰め上がってからも、山頂までピンクテープを辿って登れば大丈夫だと思います。樹林帯に入ってから、1か所だけ紛らわしいテープがあって、ルートミスして戻っているのでご注意を。
・下りの大岩手前のA沢からB沢へのトラバースポイントはお見逃しのないように。
・マイナーといえど全国区の北アルプス、相応に登られてるので、この山へ行こうとするような方なら、下調べしておけば、それほどルートに迷うところはないと思います。
・そんなあなたに、これさえ読めばOKの優良レコをご紹介します。（手抜きでメンゴ ^-^; レコ主さん、了承なしでのリンク貼りをお許しください）

【10/5 graichiさんレコ：ルート解説に詳しいが忍者並みのスピードに注意】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3600996.html
【10/8 kiya99さんレコ：3峰全制覇するならコレ！】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3609451.html
【10/10 munaitaさんレコ：ルート解説が丁寧です】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3623439.html

以上、勝手に錫杖岳ポータルサイト、でした <m(__)m>

写真

10/9 7:33

7時過ぎに中尾高原口バス停前無料駐車場着、すでに満車じゃん （×_×）

10/15 23:02

でも、こんな時でも大丈夫なのがジムニーちゃんのいいところ。
区画をはみ出してる横着さんが必ずいるから、どこかにできる中途半端な空きスペースが狙い目。
1か所だけあったその狭いスペースにピッタシ駐車。
小っちゃいことがいいこともあるよね、おまけに両側ともに運転席が反対側だからご迷惑も少なそうだし (*^^*)

10/9 7:36

では出発します、7時半過ぎてるから今日は帰りにヘッデンになるかも、そう思えば焦らず済むね、相棒ちゃん。
梓川を渡ります。

10/9 7:40

槍見館ってたくさんお風呂があるのね、お値段もそんなに高くないみたいだし

10/9 7:42

出発から5分でクリア谷登山口

10/9 7:47

笠ヶ岳までの登山道は未整備みたいだけど、藪漕ぎ猛者のレコがいくつか上がってますね

10/15 23:02

前日寝る前に決めたので、今日は現地で登山届を提出します

10/9 8:20

まあまあの一般登山道です

10/9 8:30

穴滝通過、どこに穴があるんだろう？

10/9 8:31

看板あります

10/9 8:33

穴滝から3分でクリア谷渡渉ポイント、水量少なく難なく渡れました

10/9 8:41

快適な部分もあります

10/9 8:51

何年前に設置したんだろう？

10/9 8:54

ニョロニョロくんがいました

10/9 8:57

山々に囲まれてきたぞ

10/9 8:59

紅葉もいい感じで始まってる

10/9 9:00

この24番の先には...

10/9 9:00

前衛フェースがドドーン

10/9 9:11

この辺りからテントまるけ、点在してますが全部で軽く2桁超え、全部岩屋さん達のようです

10/9 9:12

まずはこの錫杖沢を詰めていきます、
中央下の大岩を歩いてるのは岩屋さんみたい

10/9 9:17

沢沿いルートの平地にテントが張ってあったりするので、どこがルートかと探したらテント脇でした

10/9 9:18

所狭し...とはこのことか

10/9 9:33

右下の若い女性2人組さんもロープ担いだ岩屋さんだ、
この方達に巻き道へ入るルートを教えていただきました <m(__)m>

10/9 9:38

こりゃ利用しない手はないわ

10/9 9:42

秋の軍団もいました

10/9 9:46

ここで錫杖沢へ戻る分岐の目印ヘルメット発見、大きく左へ下ります、直進は岩屋さんルートみたいです

10/9 9:49

錫杖沢へ降りると、本沢を渡って奥の枝沢を登ります。
すぐに岩屋に出て、岩の左のテント前を抜けましたが、どうやら岩の手前右側に巻道の入口があったみたいです

10/9 9:58

見上げると西穂高岳がドドーン

10/9 10:01

濡れ岩がやたら滑るので、できるだけ濡れてる所を避けて慎重に

10/9 10:05

ジャンから西穂の間に雲が掛かってきた

10/9 10:06

何だっけ？

10/9 10:09

もう1コ乗せときました

10/9 10:15

焼岳から西穂山荘辺りまでの稜線は気持ちよさそうな水平線だなぁ

10/9 10:17

岩の上を独占、生命力を感じますね

10/9 10:19

ピンクテープを追いながら...

10/9 10:22

二股の分岐にきました、右のB沢へ。
詰め上がって枯れた先の大岩を越えて、左のA沢上流へトラバースするルートみたいです

10/9 10:23

カエデかな、大好きです

10/9 10:25

先端にゴムを付けてないので岩でガリガリするから、逆さにして使ってみると結構いける

10/9 10:30

この大きな滝は、手前左側のトラロープを使って巻きました <m(__)m>

10/9 10:35

上から見ると結構な段差

10/9 10:32

右の岩壁に、写真中央下から黄色ロープを垂らしてる岩屋さんが見えます、凄いなぁ、怖過ぎてやろうとは思わないけど...

こんなルートみたい、北沢大滝を登攀中？

10/9 10:36

岩壁に囲まれた圧巻の空間

10/9 10:45

相棒がグングン登る

10/9 10:50

こりゃ化石ですな、隆起地形なのね

10/9 11:00

西穂にまで雲がかかってきちゃった

10/9 11:00

西穂の麓には新穂高の登山者用無料駐車場が見えました

10/9 10:54

だんだん両側が狭ままってくると...

10/9 11:01

沢が枯れて...

10/9 11:04

谷伝いに右上のコルを目指して、大岩を越したら左へトラバースしするんだけど、どれが大岩だ？

10/9 11:18

登りは大岩を意識しなくてもルートを辿れは自然に大岩上に出ました。
そこから左(振り返ったこの写真では右)へトラバースしてきました。

10/9 11:25

すると、背丈くらいの笹薮突入ー、ちゃんとトンネル道がついてます <m(__)m>

10/9 11:26

すぐに笹薮は突破できます

10/9 11:31

次は樹林帯へ、基本、山頂の西側を巻いて登るルートのようです

10/9 11:42

ピンクテープをしっかり追って...

10/9 11:43

ちょうどスライドしやすい所で本日初の登山者3人組さんとすれ違います、「山頂が見えてからが長いよ」と貴重なアドバイスをいただきました

10/9 11:45

西隣の大木場ノ辻、こちらの方が背が高くて遠くからも目立ちます

10/4 10:56

これが5日前に対面の間ノ岳辺りから撮った笠ヶ岳方面、左端の雲がかかったトップが大木場ノ辻、その右隣小ポコが錫杖岳、遠景では目立たないのに現場では存在感あるわー !(^^)!

10/9 11:46

ここで左側の目立つピンクテープへ下ってしまったけど、どうやら間違い、引き返しました

10/9 11:59

この辺りからアスレチック開始

10/9 12:01

いよいよ錫杖山頂らしいのが見えてきました、近そうに見えるけど、ここから長いってことか...

10/9 12:02

熊さん避けに鈴の音も鳴らしとこ

10/9 12:03

ストックの取りまわしが僕より上手

10/9 12:08

ザレ場のトラバースにもトラロープが設置してあります <m(__)m>

10/9 12:10

結構嫌なところ、ロープはお守り

10/9 12:14

ぐにゃぐにゃ

10/9 12:24

焼岳の左後ろは霞沢岳

10/9 12:24

手前は福地温泉街かな

10/9 12:32

穂高方面は雲の中、どんどん登ると...

10/9 13:08

ピッケルピーク(P3)に到着〜 (^^)/
笠ヶ岳方面も雲の中 (^-^;
ん？、左の第2峰直下に赤ウエアと黄ヘルのロープを張ってる岩屋さん達が居るね

10/15 23:02

ぎふ百山112座目ゲット、これで北アは終了、今シーズン中にこなせて嬉しいよ.....雲が多いけど (^-^;

10/9 13:06

ってことで記念写真、
ここでランチにして雲が晴れるのを待ってみよっと

10/9 12:32

ランチしてると、第2峰(P2)を登ってこちらへ来る人が見えた、この後に女性も上がってきて、若い岩屋さんカップルでした。
少し雲が取れたけど、先端は笠ヶ岳じゃなさそう、本峰(P1)はP2の左上かな

10/9 13:15

西穂高も雲隠れ

10/9 13:15

下界は良く見えます

10/9 13:07

待ち時間稼ぎで、ピッケルを抜こうとしてみたり...

10/9 13:14

錫杖を...

10/15 23:02

振ってみたり...

10/15 23:03

したら、何とポキリ ((+_+))
やってしまった、ゴメンなさい <m(__)m>
もう帰ります、って既にザック背負ってたけど...

10/9 13:27

下りのロープは心強い

10/15 23:03

行きも帰りもルートミスしたとこに、近くに落ちていたFoxFireの帽子を掛けときました

10/9 14:06

枯れたA沢上流に出ると、トラバース目印の大岩が見えます

10/9 14:11

ザレてる枯れ沢は避けて、横の草部を尻セード〜 (^^♪
中央の薄いラインが着地に失敗した相棒の痕跡です (=_=)
詳しくは感想欄の動画をご覧ください。

10/9 14:16

大岩左へのトラバースは最初が笹薮

10/9 14:17

すぐに藪の上に出て巻いていく感じ、ピンクテープを追いました

10/9 14:27

B沢に出ると、これが見張塔かな？

10/9 14:37

ここはクライムダウンしたけど、登りの時は右を巻いたような...？

10/9 14:48

ここはトラロープを利用させてもらって

10/9 15:16

テント場通過、コケ...ませんでした

10/9 15:19

ヘルメット目印からは、わかりやすい道に戻って

10/9 16:01

沢から上がって快適登山道に出て安心ですね

10/15 23:02

帰りのクリア谷渡渉は行きの少し上流で渡りました、こちらの方がより安全でした

10/15 23:03

登山口で下山届を出したら、急に小雨がチラつき出して...

10/9 16:46

速足で駐車場に着いたらすぐに雨もあがって、日没前に帰還できました、着替えて帰ろーっと ( ^^) _U~~

撮影機器：

Canon PowerShot G9 X Mark II Canon

装備

個人装備

Tシャツ 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 昼ご飯 行動食 飲料 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 携帯 時計 サングラス ストック カメラ

感想

レオンくん🐇

4週連続となる北アルプス、自宅から登山口まで車で片道200kmだけど、もう慣れちゃって下道往復8時間の日帰り運転もへっちゃらさー (^^)/

この錫杖岳で、目指してるぎふ百山の北アルプスは完登になるから、できたら今シーズン中にできたらいいなぁと希望観測的に思ってたけど、毎週好天の運も味方につけて一気に登り終えました。

この錫杖岳は、対面する穂高側からは大木場ノ辻の横で小さく目立たないんだけど、実際に登ってみると、3方をロッククライマー憧れの岩壁に囲まれた沢を登り詰める圧巻の空間、しかも紅葉が始まっているので、とても美しい。

山登りと言うよりも、水が流れていない沢登り、って言った方が適切かも。
とはいえ、ガチャ類まで使わなくても大丈夫だし、今回は、沢登りの経験がある相棒なので、慎重に歩けば、先人ルートを几帳面に辿らなくても問題ないレベルでした。
それでも、長ソデ長ズボン、グローブにヘルメットは安全対策で必携だと思います。

今日も北アルプスで楽しく遊べて、ありがとうございました m(__)m

(Rottakun Wrote)
先人のレコを検索するとレコ自体少なくて、行った誰もが「キツい」と書いてる(^_^;)。
睡眠2時間だし、日没に間に合うかと師匠に問うと、『大丈夫でしょ(笑)6時間くらいで行けるって。』←到底無理だったと後で知る。

そもそもここ1ヶ月毎週北アルプスに入ってた師匠には何て事ないらしい。
距離は短いのに地図上のコースタイムがやたら長い意味を‘ 激’痛感。
沢でも師匠なので、何処でもひょいひょい登って行きますが、引っ張りあげて貰わないと行けないところが数箇所ありました。

そして、錫杖岳見えてからが、ほんとーーに長いです。
よくこんな道作ったものですわ。

頂上からの景色は雲が多く、残念でしたが360度見渡せる高度感は100点満点。ビビりの私は座ったままで、遠目にピッケルを眺めました。:( ;´꒳`;):
ヤマップでの頂上はまたその先に設定されていて、(行けるかいっ!(怒))
ピーク踏んでない事になっちゃいました。

無事(無傷で)下山してみると、沢あり崖ありフルコースの実に味わい深いお山でした。
ご馳走様。当分おかわりはしません。
あとヘルメットは必携です。

おしまい (^。^)/~~~