伊吹山での焼肉ターニングポイント問題は大抵軍手が解決してくれる
- GPS
- 05:43
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,165m
- 下り
- 1,164m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 5:33
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
・家から車で二時間かけて、伊吹山に登る
・子供に百名山の一座を踏ます
今日のミッションはこれ以外に、「夕方には戻って家内の実家で焼肉を食う」という最重要の使命がある。
「なぜ焼肉の日に遠出する必要が?」
という家内の問いかけに曖昧な返事をしてやり過ごし、8時半くらいに登山口に着いた。
登る前から帰りの時間を気にする登山は、本来ならばつまらない。全体を通して時間を気にしなければならいからだ。
しかしながら今日の時間はマストだ。登山の後に体が求める食欲は筆舌に尽くし難い。それを焼肉で満たすということは…筆舌に尽くし難い。
「12:30までに登頂できなければ下山する!」
子供に高らかに宣言し登り始めた伊吹山は雲がかかって、その威容が全く見えない。
先行きが不安になったが、心配していたコースタイムも子供が絶好調で、どうやら間に合いそうだ。惜しむらくは伊吹山の大きな山塊を車中や麓から見せられなかったことだ。
強風の心配はあったが、実は天気は悪くないのでは?と思っていた。しかしながら日本の東にある高気圧縁辺の風が東から吹くと思ったら、南寄りで海上から暖湿気をもたらすようだ。
避難小屋を過ぎるあたりから視界は悪くなり、11:30に着いた頂上では視程数十メートル、完全に雲の中だった。風も強く雨粒混じりでしっとり濡れてくる。
昼食は下山途中で摂るとして、記念撮影も早々に下山を開始した。子供も寒がってきたところ、なんとリュックに軍手を忍ばせているという。すぐにつけさせたところ、手が保温できたため落ち着いて山頂から脱出することができた。
これには驚いた…!
軍手の効用ではなくその準備にだ。しかも着替えも持ってきてあるという。ちょっと寒さを感じてきていた長袖と肌着だけの私は子供を絶賛した。
「天才かよ!」
何も言われずとも準備しているあたり、今まで何十回も登山に連れてきた甲斐があったというものだ。かくいう私はボロボロになったレインウェアを買い直すこともなく持参せず天気も適当に予想し焼肉にありつけるかどうかのリスクを犯しながら今は体がしっとり濡れている…!
私はその後も子供を褒めちぎりながら降りていった。気を良くした子供は得意になり名言を発することになる。
「軍手があれば大抵解決するしな」
………。焼肉について筆舌に尽くし難い親にしてこの子供の語彙力、いずれもまだまだ成長の余地があることがわかった登山だった。
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