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Yamareco

記録ID: 3624148
全員に公開
ハイキング
八ヶ岳・蓼科

権現岳・赤岳 観音平から

2021年10月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
16.6km
登り
2,279m
下り
2,275m

コースタイム

日帰り
山行
11:30
休憩
0:50
合計
12:20
4:00
40
4:40
0:00
30
5:10
0:00
75
6:25
6:30
20
6:50
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7:10
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7:30
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15
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12:25
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5
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45
16:00
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20
16:20
0:00
0
16:20
ゴール地点
天候 晴れ 赤岳山頂付近ガスガス
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
観音平駐車場利用。朝3時過ぎ着でしたが、両サイドはほぼ満車でした(真ん中にも止めるスペースあり)。
コース状況/
危険箇所等
観音平に簡易トイレ3台あります。登山ポストあり。

観音平から編笠山、青年小屋までは、はじめは笹の中を歩き、徐々に岩場が増え、さらに大きな岩が増えていきます。カラマツやシャクナゲが多いです。ヘッドライト装着で歩きましたが、確認しながら歩けば問題はないと思います。

青年小屋からの赤岳まではガレ場が増え、鎖場や急登があります。権現岳のすぐそばには長い梯子(ゲンジ―梯子)もあります。キレットでは白ペンキの〇の案内が多数あります。浮石が多く落石の可能性もあるのでヘルメットがあった方がいいかと思います。

三ツ頭から観音平までは土の下りとなります。途中からずっと熊笹の植林帯を下っていきます。道の危険度は編笠山経由よりも少ないと思います。面白いのは編笠山経由と思いました。
4時に出発。駐車場の奥に道がいくつかありちょっとウロウロ。鹿の目が遠くに光る。
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4時に出発。駐車場の奥に道がいくつかありちょっとウロウロ。鹿の目が遠くに光る。
順調に登っていくと押手川到着。水は流れていない模様。
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順調に登っていくと押手川到着。水は流れていない模様。
編笠山山頂の御来光には間に合わず。とはいえ権現岳まではペースを上げない作戦中。
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編笠山山頂の御来光には間に合わず。とはいえ権現岳まではペースを上げない作戦中。
振り向けば南アルプス。今日一日晴れることを期待して。
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振り向けば南アルプス。今日一日晴れることを期待して。
ヤマハハコ。6時過ぎ。岩が結構大きいので、よいしょこらしょと登っていきます。
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ヤマハハコ。6時過ぎ。岩が結構大きいので、よいしょこらしょと登っていきます。
ウスユキソウも。梯子も少々あります。
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ウスユキソウも。梯子も少々あります。
雲海と富士山。まるで滑走路。朝の色が穏やかさを保ちながら
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雲海と富士山。まるで滑走路。朝の色が穏やかさを保ちながら
編笠山山頂到着。八ヶ岳の山々が見れてテンションアップ。ここで日の出が見れたら最高だったはず。とはいえ朝の空気の気持ちよさに満足。
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編笠山山頂到着。八ヶ岳の山々が見れてテンションアップ。ここで日の出が見れたら最高だったはず。とはいえ朝の空気の気持ちよさに満足。
南アルプス青し。のんびりコーヒーでも飲みたい(持参せず)。
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南アルプス青し。のんびりコーヒーでも飲みたい(持参せず)。
あの奥が赤岳かと思い、案外楽勝と勘違い(奥が権現岳です)。
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あの奥が赤岳かと思い、案外楽勝と勘違い(奥が権現岳です)。
青年小屋付近まで下ってきて。編笠山方面を振り返ると大き目の岩がゴロゴロ。目印の白いペンキがあります。
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青年小屋付近まで下ってきて。編笠山方面を振り返ると大き目の岩がゴロゴロ。目印の白いペンキがあります。
午前7時前の遠い飲み屋。千鳥足になるのはまだ早く。
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午前7時前の遠い飲み屋。千鳥足になるのはまだ早く。
あれが権現岳かと思いつつえっちらおっちら(ギボシです)。
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あれが権現岳かと思いつつえっちらおっちら(ギボシです)。
切り立った斜面を登っていくので怖さを感じつつ
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切り立った斜面を登っていくので怖さを感じつつ
振り向けば編笠山は編み笠っぽい形だった。
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振り向けば編笠山は編み笠っぽい形だった。
(右から)赤岳中岳阿弥陀岳。早口で10回連続噛まずに言えない。見晴らし抜群のこの時間帯。
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(右から)赤岳中岳阿弥陀岳。早口で10回連続噛まずに言えない。見晴らし抜群のこの時間帯。
富士山もまだ顔を出してくれていて。
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富士山もまだ顔を出してくれていて。
権現小屋を過ぎると分岐の案内。権現岳には帰りに登ることにします。
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権現小屋を過ぎると分岐の案内。権現岳には帰りに登ることにします。
ほんものの赤岳が雲をまといだした。
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ほんものの赤岳が雲をまといだした。
ゲンジ―梯子。61段の下りは思った以上に腕にきます。
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ゲンジ―梯子。61段の下りは思った以上に腕にきます。
こんなレールみたいな梯子。まるで銀河鉄道999の発着駅。
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こんなレールみたいな梯子。まるで銀河鉄道999の発着駅。
ヤマハハコ。フィルムカメラみたいな色になり。
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ヤマハハコ。フィルムカメラみたいな色になり。
旭岳。コースから少し上がると到着。
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旭岳。コースから少し上がると到着。
振り返れば権現山に東ギボシ。格好いい。
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振り返れば権現山に東ギボシ。格好いい。
ツルネ。時期が違えばコマクサの群生地らしいのだが、この時期は特に何もなく。
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ツルネ。時期が違えばコマクサの群生地らしいのだが、この時期は特に何もなく。
キレット小屋から赤岳山頂まではおよそ460mの登り。ここを往復したくて今回来たので気合いを入れます。
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キレット小屋から赤岳山頂まではおよそ460mの登り。ここを往復したくて今回来たので気合いを入れます。
イブキジャコウソウ?キレットはずっとガス。赤岳もガスガス。
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イブキジャコウソウ?キレットはずっとガス。赤岳もガスガス。
ガスが一瞬晴れて。なんか悪そう。天狗おるのかな?
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ガスが一瞬晴れて。なんか悪そう。天狗おるのかな?
キレットは上り下りともに撮り忘れて。要所に白ペンキで〇があるのでそれを目印にすれば道違いの心配はなし。落石しないように注意しながら上がっていけば
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キレットは上り下りともに撮り忘れて。要所に白ペンキで〇があるのでそれを目印にすれば道違いの心配はなし。落石しないように注意しながら上がっていけば
赤岳へラストスパート。今回は文三郎道から上がります。ちょっと遠回り。
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赤岳へラストスパート。今回は文三郎道から上がります。ちょっと遠回り。
ウスユキソウがお出迎え。
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ウスユキソウがお出迎え。
鎖場を上がり切れば
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鎖場を上がり切れば
赤岳山頂。前回に続き今回もガスの中。カップラーメンを待つ3分間、プラス数分うとうとと寝てしまったようで汁気がだいぶ少な目。でもうまし。20分休憩の予定が35分になってしまった。
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赤岳山頂。前回に続き今回もガスの中。カップラーメンを待つ3分間、プラス数分うとうとと寝てしまったようで汁気がだいぶ少な目。でもうまし。20分休憩の予定が35分になってしまった。
山頂に一輪だけ発見。というより撮影してる人がいて横目で確認。昼飯後に一枚。イワヒゲですかね?
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山頂に一輪だけ発見。というより撮影してる人がいて横目で確認。昼飯後に一枚。イワヒゲですかね?
こけないように慎重にキレットを下っていけば
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こけないように慎重にキレットを下っていけば
イブキジャコウソウ。
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イブキジャコウソウ。
濃茶色に白の葉っぱ。
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濃茶色に白の葉っぱ。
降りてくれば黄色に緑の山。行きは霧の中。
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降りてくれば黄色に緑の山。行きは霧の中。
阿弥陀岳がここにきて姿を現して。赤岳山頂付近以外はけっこういい天気の一日。南から一瞬だけ見え心に焼き付けた。
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阿弥陀岳がここにきて姿を現して。赤岳山頂付近以外はけっこういい天気の一日。南から一瞬だけ見え心に焼き付けた。
赤はまだなのか少なめで。
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赤はまだなのか少なめで。
青ナギですかね。前回では濃霧の八ヶ岳しか知らなかった。その記憶を上書きしたくて8割成功。赤岳はなかなか手強いようで。
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青ナギですかね。前回では濃霧の八ヶ岳しか知らなかった。その記憶を上書きしたくて8割成功。赤岳はなかなか手強いようで。
赤岳山頂で咲いていたのと同じ花のつぼみ。
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赤岳山頂で咲いていたのと同じ花のつぼみ。
附子のなにか。
近づけば紅葉真っ最中みたいで。
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近づけば紅葉真っ最中みたいで。
権現岳山頂への登りで岩ヒバリ。人を見てもあわてず騒がず
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権現岳山頂への登りで岩ヒバリ。人を見てもあわてず騒がず
なのでこちらもあわてず騒がずお付き合い。上向いた時かわいいな。
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なのでこちらもあわてず騒がずお付き合い。上向いた時かわいいな。
すぐに権現岳山頂。8時に往路出発で14時前に権現岳到着。ほぼ計画通りに戻れたのがうれしい。
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すぐに権現岳山頂。8時に往路出発で14時前に権現岳到着。ほぼ計画通りに戻れたのがうれしい。
三ツ頭山頂が見えてきて。なにやら猫みたいな岩があるなと思って近づけば
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三ツ頭山頂が見えてきて。なにやら猫みたいな岩があるなと思って近づけば
耳の正体は積み石。よくできてる。才能を感じる。
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耳の正体は積み石。よくできてる。才能を感じる。
権現岳から三ツ頭山の間で一ヶ所ルートミス。時間を使ってしまう。標準タイムだと日の入り近くに観音平に着くことになるので
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権現岳から三ツ頭山の間で一ヶ所ルートミス。時間を使ってしまう。標準タイムだと日の入り近くに観音平に着くことになるので
ここからはずっと早足で黙々と下っていきます。木戸口見るところなし。一枚撮って通過します。
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ここからはずっと早足で黙々と下っていきます。木戸口見るところなし。一枚撮って通過します。
笹すべり。数キロにわたって同じ景色が続きます。ある意味樹海のような単調さではあるけど、急いでなかったら気持のいい道。でも飽きるかも。
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笹すべり。数キロにわたって同じ景色が続きます。ある意味樹海のような単調さではあるけど、急いでなかったら気持のいい道。でも飽きるかも。
この日初めて会ったトリカブト。
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この日初めて会ったトリカブト。
ほぼ4時。12時間経過。右折して観音平方面へ。
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ほぼ4時。12時間経過。右折して観音平方面へ。
まだ続く笹の道。黙々歩いて枯れた沢を渡ると最後は上って観音平の駐車場到着。
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まだ続く笹の道。黙々歩いて枯れた沢を渡ると最後は上って観音平の駐車場到着。

感想

日の出5:46/日の入り17:21
前回の八ヶ岳山行での稜線歩きはほぼ濃霧の中だった。なので、しばらく経っても全容とは言わないまでも迫力のある風景を目にしたい気持ちと、心意気(テンション)を上げて楽しみたくてチャンスをうかがう日々。
思いを叶えるにはこの週末の天気はてんくらによるとAであり、ただし一日中曇りとの予報だったのでこれはビッグチャンスとばかりに出発。

今回は観音平駐車場を利用して編笠山経由で権現岳〜赤岳を計画。目的はキレットを往復したいという単純なものだけど、これが出来れば少し手ごたえが見つかるかもとも思ったりして。

山と高原地図のコースタイムは八ヶ岳付録のコースガイドに初級者向けのページなし(美ヶ原と周辺の山にはあり)なので、前回阿弥陀岳から中岳に下るところでもコースタイムより遅いくらいだったことが脳裏をよぎる。時間配分が難しそう。

なので他の方のレコを参考にしても自分の場合、権現岳〜赤岳区間は標準コースタイムの6時間はかかると踏んで、そのまま計画に取り入れることにしました。食事の時間や休憩を多くとるとそれより遅くなる可能性もあるので動かせない。となると朝、権現岳到着を8時までと設定してそれに合わせて予定を立てることに。朝の8時にその日一日の予定が決まるなんて過去の山行ではなかった。前日夜からちょっと興奮。

到着が遅れそうなら編笠山の迂回路もある。でもできれば編笠山は外したくない。かと言って前半、時間を気にして飛ばすと後半どうなるかはすぐに検討がつくので、入りは抑え目に慎重に。帰りは三ツ頭経由にすればほぼ下りなので多少のオーバータイムは取り戻せるはず。

星空の4時に観音平を出れば6時半には編笠山に、ほぼ8時に権現岳の分岐に到着出来て一安心。ここまで快晴。どれがどれだかわからない山々も、地図で確認しながら何となく分かってくると、ほほーんこれが八ヶ岳の姿かと2回目にしてようやく名前と形が一致しだして、山との向き合い方も居座りがいい。キレットはペンキの案内に従って通れば、あとは落石と浮石に注意しながら切り抜けられました。

そして…行けど切ない石だたみ あぁ赤岳は今日も霧だった。
赤岳に近づくにつれてキレット前からガスに覆われてしまい、今回も山頂では眺望が利かず。なかなか手強い。それでも前回と違い、キレットを下る頃には振り返れば一瞬だけ阿弥陀岳は全貌を間近で見せてくれた。見返り美人ならぬ美山を目に焼き付けることができてよかった、よかった。手ぶらじゃない気分で権現岳に戻れば、あとは三ツ頭山からはラストスパート。心を無にして足首をいじめながら下り切ればほぼ予定通りの時間に観音平に到着。

無事に戻れて山の神様仏さまに感謝です。日没が早くなる前にチャレンジがしたかったので、なんとかこなせて充実した一日となりましたが、絶景を前にゆっくりのんびりする時間も欲しいなと思うコースでした。

水分3.5隼参し、最後ギリギリ(カップヌードルあり)。



薄紅葉(うすもみじ) 移ろふ色の 曙光(しょこう)かな

霧の山 空の青さを 白日夢


*薄紅葉…秋の季語。全体が紅葉し切らない状態をいう。まだらに色づき染めたころ。
曙光…夜明けの光。

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技術レベル
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