権現岳・赤岳 観音平から
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 2,279m
- 下り
- 2,275m
コースタイム
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 12:20
天候 | 晴れ 赤岳山頂付近ガスガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
観音平に簡易トイレ3台あります。登山ポストあり。 観音平から編笠山、青年小屋までは、はじめは笹の中を歩き、徐々に岩場が増え、さらに大きな岩が増えていきます。カラマツやシャクナゲが多いです。ヘッドライト装着で歩きましたが、確認しながら歩けば問題はないと思います。 青年小屋からの赤岳まではガレ場が増え、鎖場や急登があります。権現岳のすぐそばには長い梯子(ゲンジ―梯子)もあります。キレットでは白ペンキの〇の案内が多数あります。浮石が多く落石の可能性もあるのでヘルメットがあった方がいいかと思います。 三ツ頭から観音平までは土の下りとなります。途中からずっと熊笹の植林帯を下っていきます。道の危険度は編笠山経由よりも少ないと思います。面白いのは編笠山経由と思いました。 |
写真
感想
日の出5:46/日の入り17:21
前回の八ヶ岳山行での稜線歩きはほぼ濃霧の中だった。なので、しばらく経っても全容とは言わないまでも迫力のある風景を目にしたい気持ちと、心意気(テンション)を上げて楽しみたくてチャンスをうかがう日々。
思いを叶えるにはこの週末の天気はてんくらによるとAであり、ただし一日中曇りとの予報だったのでこれはビッグチャンスとばかりに出発。
今回は観音平駐車場を利用して編笠山経由で権現岳〜赤岳を計画。目的はキレットを往復したいという単純なものだけど、これが出来れば少し手ごたえが見つかるかもとも思ったりして。
山と高原地図のコースタイムは八ヶ岳付録のコースガイドに初級者向けのページなし(美ヶ原と周辺の山にはあり)なので、前回阿弥陀岳から中岳に下るところでもコースタイムより遅いくらいだったことが脳裏をよぎる。時間配分が難しそう。
なので他の方のレコを参考にしても自分の場合、権現岳〜赤岳区間は標準コースタイムの6時間はかかると踏んで、そのまま計画に取り入れることにしました。食事の時間や休憩を多くとるとそれより遅くなる可能性もあるので動かせない。となると朝、権現岳到着を8時までと設定してそれに合わせて予定を立てることに。朝の8時にその日一日の予定が決まるなんて過去の山行ではなかった。前日夜からちょっと興奮。
到着が遅れそうなら編笠山の迂回路もある。でもできれば編笠山は外したくない。かと言って前半、時間を気にして飛ばすと後半どうなるかはすぐに検討がつくので、入りは抑え目に慎重に。帰りは三ツ頭経由にすればほぼ下りなので多少のオーバータイムは取り戻せるはず。
星空の4時に観音平を出れば6時半には編笠山に、ほぼ8時に権現岳の分岐に到着出来て一安心。ここまで快晴。どれがどれだかわからない山々も、地図で確認しながら何となく分かってくると、ほほーんこれが八ヶ岳の姿かと2回目にしてようやく名前と形が一致しだして、山との向き合い方も居座りがいい。キレットはペンキの案内に従って通れば、あとは落石と浮石に注意しながら切り抜けられました。
そして…行けど切ない石だたみ あぁ赤岳は今日も霧だった。
赤岳に近づくにつれてキレット前からガスに覆われてしまい、今回も山頂では眺望が利かず。なかなか手強い。それでも前回と違い、キレットを下る頃には振り返れば一瞬だけ阿弥陀岳は全貌を間近で見せてくれた。見返り美人ならぬ美山を目に焼き付けることができてよかった、よかった。手ぶらじゃない気分で権現岳に戻れば、あとは三ツ頭山からはラストスパート。心を無にして足首をいじめながら下り切ればほぼ予定通りの時間に観音平に到着。
無事に戻れて山の神様仏さまに感謝です。日没が早くなる前にチャレンジがしたかったので、なんとかこなせて充実した一日となりましたが、絶景を前にゆっくりのんびりする時間も欲しいなと思うコースでした。
水分3.5隼参し、最後ギリギリ(カップヌードルあり)。
薄紅葉(うすもみじ) 移ろふ色の 曙光(しょこう)かな
霧の山 空の青さを 白日夢
*薄紅葉…秋の季語。全体が紅葉し切らない状態をいう。まだらに色づき染めたころ。
曙光…夜明けの光。
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