紅葉真っ盛り・西上州最奥の山・諏訪山
- GPS
- 07:25
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 988m
- 下り
- 988m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
長野道下仁田ICから湯ノ沢トンネルを抜けるコースが案内される。 かなり遠回りだが、時間的には本庄児玉ICから一般道を使うよりかは早いようです。 ちなみに本庄ICから浜平まで早朝で1時間半ほどかかります。 浜平コースは、浜平トンネルを抜けるとすぐ左側に10〜15台ほどの駐車場があります。 トイレットペーパー付きの簡易トイレもありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
浜平コースには登山ポストはありませんでした。 コース的に分かりずらい場所、危険な場所はありません。 道標も随所に着いているので迷うことはないでしょう。 ただ、山頂付近は落ち葉がすごくて登山コースを見失いそうでした。 下ヤツウチグラ前後に梯子やロープが設置されている急峻な場所もありますが慎重にたどれば大丈夫。 紅葉は、湯ノ沢の頭から三笠山の手前あたりが最高でした。 |
写真
感想
11月上旬の三連休。あちこちで紅葉が絶頂期を迎えている。
高くなくていいから紅葉の山を歩きたくて手頃な山をいつくか選出した。
どうせ行くなら天気が良い方がいいのに決まっているので、数日前から天気予報とにらめっこをした結果、
第一候補は中央アルプス最北端の経ヶ岳に決まった。
ところが、ずっと晴の予報だったのに、前々日、前日になって段々悪くなって、晴の予報が曇りになってしまった。
翌日は雨も降るという。
わざわざ天気の悪い山へ行くことはないので天気の良い山を選び直すことにした。
第二候補は、奥秩父の和名倉山である。
ここは、テント泊の1泊2日ののんびり登山を予定していたが、急遽日帰りで行こうかと候補にあげた。
しかし、日が短い11月に10時間以上のハイクはちょっときつい。
もっと手頃な山はないか。
第三の候補にあがったのは、西上州の諏訪山である。
日航ジャンボ機が墜落した御巣鷹山のすぐ隣の山で日本三百名山にも選ばれている。
5月頃のアカヤシオが咲くころに行きたい思っていたが、車で行く日帰り山行にはもってこいの山である。
登山口に日帰り温泉があるのも魅力である。
結局、車で行けて、天気が良くて、温泉があって、あまり長時間歩かなくて良い山ということで、
前日になって諏訪山に決定した。
午前3時に自宅を出発。
ナビは、長野自動車道下仁田ICから湯ノ沢トンネルを抜けるコースを案内するがかなり遠回りである。
以前走ったことがある本庄・児玉ICから一般道を走って上野村へ入ることにした。
早朝の道路は空いていて気持ちがよい。
といっても本庄から登山口の浜平までは50劼呂△襦
走行距離は200劼世辰燭登山口まで4時間かかった。
登山口駐車場には先客が2台。準備中にもう一台来た。地味な山なので登山者も年配者が多い。
神流川の支流、湯ノ沢沿いの道を歩き始める。このあたりの紅葉はまだまだである。
しかし、この沢は実に気持ちがよい。
倒木や渓流の岩にはびっしり苔が生えているし、うっすら色づき始めた木々が朝日に輝いていて清々しい。
道標もしっかり付いているので迷うこともないし、大きな段差もなく、マイペースで歩くことが出来る。
この沢沿いの道を歩いているだけで満ち足りた気分になり、もしこの先天候が崩れても十分満足できる気分なった。
源流まで詰めると道は自然に山腹につけられたジグザグの登りになる。
この道も実に歩きやすい。
昔からある峠道のようである。
気温も5度と低かったしずっと沢沿いの日陰を歩いてきたがそれでも一汗かいた。
登山口から約2時間。稜線に出た。眩しいばかりの日差しである。
その日を浴びて黄色く色づいた木々が輝いている。
山毛欅や楢に混ざって真っ赤なモミジも光っている。
素晴らしい紅葉である。顔が黄色く染まってしまいそうである。
この紅葉は、この先、湯ノ沢の頭から三笠山まで続く。
写真を撮ったりビデオを撮ったり、あっちもこっちも記録に残したい景色が続く。
しかし、そう景色ばかりに見とれているわけにはいかない。
諏訪山山頂手前には、三笠山、別名下ヤツウチグラと呼ばれる難所がある。
奥只見の荒沢岳の前瑤里茲Δ任△襦
急峻な岩場に梯子やロープが付けられていた。
切れ落ちた岩場ではなく木々の中の恐怖感はあまりなかった。
慎重に登ればよいだけだ。この難所を乗り越えたところが三笠山山頂である。
ガイドブックにも書いてあったが360度の展望である。
しかし、見えている山は西上州の山ばかりである。
似たような山ばかりでどこがどの山なのかさっぱりわからない。
急遽決定した山なので20万の地形図を持ってくるのを忘れてしまった。
かろうじて、でこぼこと特徴ある稜線を持つ両神山だけはわかった。
昔登った御荷鉾山や赤久縄山などはよくわからなかった。
景色が良くてぽかぽか暖かい三笠山でお昼にする予定だが、
その前に諏訪山の山頂だけは踏んでおくことにした。
一旦、急な岩場をロープの助けを借りながら下って再び登り返すと三等三角点のある諏訪山に着く。
木々に囲まれ展望は全くないが、静寂に包まれた、まさに「静かなる山」そのものである。
記念写真を撮って三笠山に戻ると3組5人の登山者がお昼を食べていた。
私も上野村あたりが見下ろせる場所に陣取り、昼食をとった。
定番のお稲荷さんである。
山々は、うっすら霞んでいるがそれはそれでほのぼのとした趣があってよい。
ムキになって山を見る必要がないのだ。
今日は連休なので急いで帰っても道路は大渋滞だろう。
このあとは温泉に浸かって一杯飲んで寝るだけだ。
帰るのは人々が寝静まった夜中である。
思いも寄らぬ素晴らしい紅葉に出会えで大満足の山行である。
せっかくだから紅葉をたっぷり楽しみながら下ることにしよう。
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