離合する瑞牆山でかいた汗の匂い
- GPS
- 04:53
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 892m
- 下り
- 887m
コースタイム
- 山行
- 3:40
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 4:50
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
先日、初めて「離合」という言葉を知った。
主に九州の方言で、車のすれ違いのことを言うらしい。関西人の私には全くピンとこなかった。
さて、ちょうど東京に出張する機会があり、以前東京勤めをしていた際の同僚数人と酒を飲んだ。離合を文字通り解釈するなら、離れていた人たちと会うことでもあると思う。
5年以上会ってない人もいたので見た目が変わっていたり、ある人は子供ができたり、ある人は変わっているように見えなかったり。
彼らからすると、私は変わっていない部類らしかった。
瑞牆山はいつか行ってみたいと思っていたので、金曜日の出張にかこつけて土曜日に計画をした。中央線に揺られ山梨県に入ったところ、盆地霧が出ていて下層がぼんやりしていた。
最近の登山前の課題として当日の予想天気図を見るようにしていたが、この日は出張と飲み会がありチェックし忘れていた。盆地に霧が出ているということは天気がいい証拠でもあるので、一安心した。
そのためか登山口へのバスが出る韮崎駅では数十人の登山客がバスを求めており、臨時便が出る事態となっていた。一時間ほど山道を走って着いた登山口は、マイカー組も多く、入山者が多いことが窺われた。
その日に関西に帰らなければならないので、帰りのバスの時間を確認して登り始めた。最初はナラの広い林を歩き、テントで賑わう小屋を抜けて、一度沢に降りてからこの山の真価である岩場が始まる。巨岩の間を上手く縫われたルートをすり抜けるようにして登る。手を使うのはもちろん、鎖場もあるため、離合ならぬ登り降りのすれ違い「登降」を幾度もこなす。
そうこうしているうちに着いた山頂は、天気の良さもあって眺望が抜群だった。巻雲が空のキャンバスに描かれ、その下に富士山、金峰山、八ヶ岳、南アルプス、北アルプスがよく見えた。
降りも離合を処理しながら、無事にバスに乗り込んだ。
帰りの電車でこの記録を書きながら思う。
冒頭の飲み会で話題になった、私に変わっているものがあるとすれば、かいた汗の匂いが以前より格段にクサくなっていることだ。
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