大岳山(古里駅〜大塚山〜馬頭刈尾根〜十里木BS):紅葉の御岳山
- GPS
- 09:18
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,765m
- 下り
- 1,836m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 9:18
天候 | 晴れ・曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に踏み跡明瞭。ただし、大岳山から馬頭刈尾根への降下地点は踏み跡不明瞭。 馬頭刈尾根はところどころ岩場あり。 |
写真
感想
(今回、前回まで好調だった撮影機器=ipod touchの不調により、exifの位置情報の記録にバグがあり、写真の配置ができておりません)
今回は、奥多摩の紅葉の偵察と多摩百山の回収のため、古里駅から大塚山を経て奥の院・大岳山を通過し、馬頭刈尾根を降りました。御岳山の紅葉は素晴らしかったのですが、後半の大岳山からの降りは、思ったよりハードでした。
【コース状況等】
■古里駅〜登山口
・古里駅には、トイレ(洋式・水洗)・水場がありますが、数が少ないため、登山者が多いと行列必至です。
・古里駅は、あまりメジャーな登山ルートではないと思っていたのですが、意外に大塚山経由で御岳山に登る方や、赤杭尾根で川苔山に登るものと思しき方がそこそこいらっしゃいました。
・実は、駅から多少歩きますが、登山口にも非常にキレイなトイレがあり、給水も(おそらく)可能です。駅で待つよりも、そちらに行ったほうがいいかも。
・駅前にセブンイレブンもありますので、買い物ついでにトイレを利用するのもありかも。ただし、朝早くから、結構混んでいました。
・登山口までは、道標が整備されていて、迷う要素はありません。
■登山口〜大塚山山頂
・大塚山の登山道は、登山道としては駅から最短で御岳山にアプローチできるためか、最短で踏み跡が明瞭でよく踏まれており、迷う要素も危険箇所ありません。
(個人的には、緩やかに登る裏参道も好きですが、現在通行止めのようです)
・途中までは杉の樹林帯であり、面白みに欠けますが、尾根に乗り上げてからは、紅葉が始まります。
・尾根に乗り上げてからも、緩やかに標高を上げていき、いつの間にか登頂できます。
・山頂は樹林帯に囲まれていて景観は望めませんが、それだけ紅葉が楽しめます。
■大塚山山頂〜御岳山山頂
・大塚山からも、道標が整備されており、また、距離も短いため、すぐに御岳山の集落にたどり着きます。
・途中、富士峰に寄り、悠長に紅葉を撮影していました(結果的に、これで危うくナイトハイクになるところでした)。
・ひとしきり撮影し、御岳山へ。
・手水舎で給水したのですが、水量が極めて少なく、1.5リットルの給水に相当時間がかかりました。
・御岳神社では参拝の行列が出来ていました。ここで本日の無事を祈願します。
・御岳山全体で、紅葉の見頃となっています。
・人が多いため、早々に奥の院に向けて進みます。
■御岳山山頂〜奥の院〜鍋割山山頂
・大岳山方面に向かったところにある鳥居をくぐり、奥の院へアタック開始。
・道標には「上級者向け」と書かれていますが、ごく一般的な登山道です。おそらく、観光客が安易に踏み込まないための警告でしょう。
・登山道も、木の根や岩が露出している箇所がいくつかありますが、難易度は高くないです。
・そのままさっくりと登り、奥の院に登頂。ここでも、本日の無事を祈願します。
・さらに若干の岩場と尾根歩きを経て鍋割山に登頂。
・そこから先は、御岳山からの巻道に合流し、大岳山へ。
■鍋割山山頂〜大岳山山頂
・大岳山への登山道は、ところどころ岩場がありますが、整備されているため、三点支持で慎重に登れば問題ないです。
・ほどなくして、大岳神社に到着。ここでも、本日の無事を祈願します。
・そこから先は、いつもどおりの岩場です。ここも三点支持で簡単に登れます。
・傾斜が緩んだ先が大岳山山頂です。
・山頂には、たくさんの登山者がいらっしゃいました。
・残念ながら、富士山は雲の中でした。
・先が長いので、早々に馬頭刈尾根の攻略に取り掛かります。
■大岳山山頂〜富士見台
・大岳山山頂から馬頭刈尾根への降りが本日の核心部。
・まずは、いったん、大岳山山頂直下の巻道に降ります。
・その中間地点くらいに、わずかに踏み跡があり、そこから降りていきます。特に道標はありませんし、ピンクテープも記憶にありません。
・足元は落ち葉に覆われており、踏み跡は極めて薄く、あまり踏まれていないためか、崩れやすいうえに浮石まであります。
・登る分にはあまり問題ないかもしれませんが、降りの際に要注意です。
・踏み跡が明瞭なところまで降りれば、さほど問題なく進めます。
・若干アップダウンしながら、展望地を経て富士見台へ。
■富士見台〜鶴脚山〜馬頭刈山
・富士見台には、東屋やベンチがありました。ここで遅めのランチをいただきます。
・残念ながら、またしても富士山は雲の中。
・富士見台を出発したのが15:00前。できれば馬頭刈山に16:00までに登頂したいところですが…
・実はこの先、岩場が多数出てきます。
・一つ一つの岩場の難易度は高くないのですが、標高1,000m未満にしては意外に数が多く、おそらく大岳山北西方面の鋸尾根よりも多いです。
・慎重に攻略していったため、思いの外スピードは出ません。
・鶴脚山を経てて、目標を若干オーバーし、16:13にようやく馬頭刈山に登頂。
■馬頭刈山〜高名山〜下山口
・馬頭刈山からは、わずかなアップダウンを経て、16:30前に最後のピークである高名山に登頂します。
・高名山から先は、かつての高名神社の参道であるためか、危険箇所はほとんどありません。
・ただし、すでに日は傾いており、大菩薩嶺の影になるうえ、杉の樹林帯の中の登山道であるため、視界がかなり制限されます。
・それでも、比較的簡単で尾根筋の登山道だったためか、なんとかヘッデンを使わずに林道に出られました。
■下山口〜十里木BS
・下山口からは、林道、次いで民家の間の細い歩道を歩きます。
・途中、高名神社のそばと、何かの公的な施設?に接する道路沿いに、それぞれ簡易トイレ(洋式)があります。奥多摩方面のキレイなトイレとはえらい違いです。
・ほどなくして軍道BSに到着。次のバスまで1時間もあるため、便数が多い十里木BSまで15分ほどロード歩き。
・次のバスまで若干時間があったため、十里木BS手前の公園のトイレ(洋式・泡洗浄・給水可)をお借りします。
・ここのトイレ、水洗ではなく泡で洗浄する珍しいタイプですが、流れるん高流れないんだかよく分からないため、結局手桶で水汲んで流したほうが早いです。
・そして、十里木BSで帰りのバスを拾って、本日の山行は終了です。
■【まとめ】
・悠長に写真撮ったり神社に参拝したりランチを取っていたため、危うくナイトハイクをするハメになりかけました。もうちょっとタイムマネジメントをしっかりするべきでした。
・大塚山への登山道は、思った以上によく踏まれていて、心地よい登山ができました。
・御岳山の紅葉は見頃でした。そこだけ楽しむ分には問題なかったのですが…
・奥の院・鍋割山には、かつて逆側から登ったことがあったのですが、その時と同じく、そんなに面白みは感じませんでした。
・大岳山から馬頭刈尾根の登山道は、思ったよりは難易度が高く、アップダウンもそこそこあるため、初心者向きではありません。
・奥多摩駅から鋸尾根で登って金毘羅尾根で降りるルートが物足りない方や、岩場が楽しめる人は、金毘羅尾根ではなく馬頭刈尾根で降りてみるのもいいかもしれません。
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