浅間山南側外輪山 牙山 剣ヶ峰
- GPS
- 09:51
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,172m
コースタイム
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 9:39
6月に黒斑山をハイキング〜
という事で地図見ていたら、牙山 = ギッパと読むらしい( ゜Д゜)
トーミの頭付近から見た牙山は印象的でした。
浅間山の外輪山として西側は黒斑山、そして南側が牙山尾根となります。
また、複雑な稜線で写真を大量に撮影し、上部の顕著な岩峰は主稜線上では無く、南に落ちる支稜上に有る事も確認していました。
地形図では2011mのピークに牙山という名称が付いていますが、この山容からこの尾根全体を牙山と言うのが正解なのでは?と思います。
記;桃奈々
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
山荘本館前の駐車場は狭く、30台程度でしょうか。宿泊者以外は一日500円。先着順で停められます。 150m程度下ったところには広い100台程度キャパの駐車場があります。ここは無料と案内しているサイトが多いのですが、やはり同じく500円徴収されました。 7:00〜18:00までの利用で、駐車場泊は禁止されています。しかし、7:00ちょうどに開放されるわけでもないらしく、それより前に着いても開放されていれば駐車可能です。 したがって登山口に直近の山荘本館前に停めるのは、何時に解放されるかわからないため運次第という状況でした。 ※これらは紅葉シーズンの限定的な措置かも知れません。 駐車料金には日帰り湯割引利用特典付きですが、下山が遅くなって利用出来ませんでしたので金額は不明です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●長坂下〜牙山尾根 1.登山道より牙山から伸びる支稜末端まで獣道有り 2.沢の渡河は一跨ぎ 3.支稜末端壁は左に巻きバンド上に出たら垂壁3mが有った。 灌木を掴んで強引に超す。念の為、ザイル確保。 左から巻く事も出来たと思われる。 4.尾根を辿り、左の岩稜基部を登るとルンゼ状になる。容易 5.ルンゼを詰め支稜に乗る。展望良。ここから支稜は牙山尾根まで穏やか。 6.牙山尾根2011mのピーク、ほぼ近い位置に詰めあがった。 ●牙山末端ピーク 2011mのピークより、末端ピークまで往復した。 藪付きの痩せ尾根で容易。獣道も有る。 末端ピークは樹木が有り、期待していた「切れ落ちた突端の高度感」は無い。 ●2011mピーク〜P1基部 途中のツインピークは、真ん中の草付きも登れそうだが、右側はそれ程下まで落ちていなかったので、巻いた。 草付きの下りは獣道交錯しているが、急なのでチェーンアイゼンまたはアイスハンマーが有効。 ツインピークから落ちる岩稜の乗越も、バンドと獣道が有り容易。 尾根は、部分的にシャクナゲ漕ぎが有る。獣道を旨く拾うと容易。 (ツインピーク間に登り、懸垂で降りているレコも有るが、予習不足で巻いてしまった) ツインピークからP1基部まで、問題は無い。 ●P1&P2鞍部下のフェース 黒斑山からの偵察通り、傾斜の弱いフェース。 7m 供銑- (ノーザイル) ●鞍部よりP1の登攀 枯れた灌木の多いフェース 1P目 フェース〜バンドトラバース 20m 供銑- (ノーザイル) 鞍部から階段フェースを5m程登り、バンドを右にトラバースしてルンゼ下へ 2P目 ルンゼ〜灌木がまばらに生えた草付き 25m (桃奈々) ルンゼ内の岩を7m程登り、左の草付きフェースに乗って直上 灌木多く、支点に困らない。部分的に80度位有りスタンスが草付きなので嫌らしい。 ザイル重く、短めで切る。灌木多くピッチはどこでも切れる。 3P目 灌木がまばらに生えた草付き 20m (SM100C) 灌木多く、支点に困らない。部分的に80度位有りスタンスが草付きなので嫌らしい。 ザイル重く、短めで切る。灌木多くピッチはどこでも切れる。 4P目 草付き 15m - (桃奈々) 草付きを登ると4m位の壁に当たる。 岩を左に巻き裏側に出ると、終了点の枯木まで歩いて行ける。 ※草付き全般、アイスハンマー有効。 ●P1〜剣が峰 途中、垂壁5mのギャップ有り。 懸垂下降した。 尾根はシャクナゲ漕ぎが有る。獣道を旨く拾うと容易。 剣が峰に近くなると、トラロープが設置されている所が有った。 ●剣が峰下山路 樹林帯とザレが交互に出てきます。 樹林帯/ザレ共に踏み跡薄く交錯しているので、外し易いです。 目印も有りますが、頻繁では無いので注意が必要です。 ※ 牙山尾根は、登攀は容易ですが、展望素晴らしく、人跡感じずルートファインディングが楽しめ、興味深い山行が出来ました。 特に、桃奈々とSM100Cさんは、前日参加を決めたので、レコなどの予習による事前情報が頭に入っていなかったのも、かえって良かったかも(*^^)v 半面、ツインピークを巻いてしまったので・・しまった(*_*; P1の登攀は、4名という大部隊でしたが、トップとラスト同時登攀で行動し、比較的スピーディーに出来たと思います。 尚、全体的にカモシカが非常に多く、獣道が交錯し、獣臭が有ります。 記;桃奈々 |
写真
装備
共同装備 |
50m
30m
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---|
感想
今夏、bicycleさん達が「牙山〜剣が峰」へ行かれたレコを拝見し、秋になったら浅間山の紅葉見物がてら、是非とも行ってみたいと思ってたルートです。
今回は、相棒と二人だけで行くつもりでしたが、お声掛けをすると、前日まで北陸旅行中だった桃奈々さんが、急遽ご一緒して下さることになりました。
そして、海谷山塊の鉢山予定だったSM100Cさんも、急遽転進してご一緒して下さることになり、もう百人力です。
巻き巻き歩きの予定が、このお二人方と一緒だと登々登りになりそう・・
「牙山〜剣が峰」へ
(桃) bookoさんが調べているだろうと、気楽についていきました。
(ぶ) いいえ、全く下調べ不十分です・・
人跡少なく獣道を辿り藪を漕ぎ「牙山」へ、「牙山」末端部からの「浅間山」「トーミの頭」外輪山の展望が素晴らしかった。
「稜線歩き」なんの迷いも無く「ツインタワー」を簡単に巻いてしまい、巻き終えてから気付いてとても残念。見なかったことにしてそのまま進む。
「P1」は、見た目よりも急峻で、私達だけでは巻くつもりでしたが、お二人のお陰で登ることが出来てとても嬉しかったです。
「P1」から「剣が峰」までの登りが地味にキツく辛かったので、素晴らしい展望の「剣が峰」に辿り着いた時には本当に嬉しさひとしおでした。
下山に使った「ヒサシゴーロ尾根」は、赤テープも有る広い尾根でした。所々で迷い易く確認をしながら、何とかヘッデンのお世話にならずに降りて来られました。
桃奈々さん、SM100Cさん、今回も楽しい時間をありがとうございました。
[夏のみかん]
好天無風の牙山へ
急遽同行して下さった、桃奈々さん、SM100Cさんのお陰で、まさかのP1を、シビレる登攀することが出来、お二人に感心するやら、感激するやら。
剣が峰から見下ろす、歩いて来た小さな牙の稜線
それを取り囲む、四方全く違う顔の美しく雄大な浅間山
私達を迷子と勘違いし、ゆったりと立ち上がり道案内をしてくれたカモシカ君
すっかり浅間山の虜になってしまいました。
最後まで疲れた脚で引っ張って下さったお二人に感謝です。
本当にありがとうございました。
積年の願いである、海谷山塊の鉢山を1泊2日で何とかしてやろうと思い、出発しました。
が、途中、何やらmomo7nanaさんとbookoさんのLINEを見ると、どうやら牙山をやるという話でまとまったようなのです。
牙山と言えば、以前黒斑山に登った時に見たあの岩峰群か!
え、ちょっと待って、それどうなの行きたい!でももう沢装備じゃん!じゃがいもとか鍋とかどうすんの!
などと一人ガールズトークを嗜みながら、結局魅力度に負け、上越市内で国道18号線を長野方面に向けて曲がってしまったというワケです。
装備はロープ30mを持ってきたが、ハーネス・下降器はあるものの、スリングと捨て縄数本、カラビナ3枚程度あるだけ。まぁこれだけあれば何とかなるか。
土曜日に出発しているので、のんびり下道で向かい、明日の朝浅間山荘の登山口にいればいいや、という楽な設定。
しかし、せっかく買ったじゃがいも。これは焚火で焼こうと思ってアルミホイルで包んであるのだが、まさかの直火をその辺の道路端でやるわけにもいかない。
幸いガスも持ってきていたので、高峰温泉近くの広くなった路側帯でいもを茹でておでんに投入して食べた。
とてもおいしかったのだが、薄暗くなってからもしばしば通る車両は、速度を落としてまでガン見していくのは恥ずかしいのでお願いだからやめてください(泣)
前置きが長くなり過ぎたので、感想はmomo7nanaさんbookoさんにお任せです。
ブラボー牙山。
大展望の岩稜を、気の合う仲間と楽しいく歩くことが出来ました〜!(^^)!
ありがとうございました。
前日に「誰か明日暇なこと居ませんか〜?」「軽く山行きませんか〜?」と桃組グループメッセージに投げたら、bookoさんと夏のみかんさんが牙山行くと・・
更にそのやり取りを見たSM100Cさんも加わり、桃組主力メンバーが急遽集合となりました。
春に黒斑山から見て気になっていた尾根なので、急遽ご一緒させていただきました。
以前調べた時は、レコなど記録が見当たらなかったのですが、今年に入っていくつも上がっているようです。
しかし、前日まで北陸旅行に行っていたので、事前学習する時間なし!
まあ、bookoさんが調べているだろうと、気楽についていきました。
結果、取り付きで巻くことが出来るはずの末端壁を強引に登る羽目に。
そして、ツインピークも小さい岩峰だし簡単に巻く事が出来そうだからとパスしちゃいました。
写真の見やすい↓桃奈々ブログもどうぞ
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/45614861/
コメント
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浅間の牙山に行かれたのですね!剣ヶ峰に行った時、これは自分には無理だわ…と思いました。レコを拝見させていただきましたが、やっぱり無理です。お疲れさまでした。
牙山〜剣が峰へ、とても素晴らしい大展望の稜線歩きでした。
剣が峰から見る浅間山が本当に素晴らしく大感激でした。
booko
・・・誰かと思ったら〜
魔女〜羅さんではないですか〜!(^^)!
佐久から良く見える牙山。
毎日見えるのだから・・
登りたくなるでしょうね〜(*^^)v
コース状況、出来る限り分かりやすく書いたつもりです。
参考にしていただけたら幸いです。
ただ、経験者と同行した方が良いと思います。
不明な点がございましたら、ご質問ください(*^^)v
是非?(^‿^)? また宜しくお願いします
駐車場でガチャ下げた方々をお見かけして、はて、この辺りでどこを登られるのだろう?
と思っていましたが、牙山⛰に登れる(?)んですね〜
大変なルートだと分かりました🤣ナイスクライム👊お疲れ様でした!
人気の無い変な所ばかり・・
探検好きなんです(*^^)v
人気どころか登山道もない所に行くので、ほぼ他の方には需要がないレコにようこそです(^ω^;)
人の行かない所に行きたいという天邪鬼の成れの果て、と言ったところでしょうか。
たまに登山道を歩くとしあわせを感じます!
牙山から見ていた浅間山に、まめぞう君と一緒に登られていたのですね(^^)
こちらからも、頂上にいる人達が見えていましたよ。
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