竜喰山・飛龍山・唐松尾山・笠取山(山梨百名山73・74座目 甲斐百山32・33座目)
- GPS
- 15:53
- 距離
- 32.8km
- 登り
- 2,708m
- 下り
- 2,684m
コースタイム
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 8:38
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:14
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
今回は、テント泊デビュー。竜喰山・飛龍山・唐松尾山・笠取山を一部バリエーションルートを使って、1泊2日で回るといった、盛沢山コースを計画した。
三ノ瀬 民宿みはらしまで:
おいらん淵から一ノ瀬までの林道が、台風の為、崩落とのことで、三ノ瀬まで中島川経由。道路は、すれ違いが出来ない部分もあるので、一応、スピード注意。
順調に民宿みはらしさん到着。
有料駐車場に車を停め、出発。1日500円で、1泊2日なので、1000円。
将監小屋まで:
今回のベースとなる、将監小屋(しょうげんこや)のテント泊スペースまで、2時間ほど。将監小屋までは、ほぼ、非舗装の道路で、歩き易かった。
また、富士山が所どころで見えた。
ちなみに、小屋の前で、道を間違った。小屋直前に分岐があるので、谷側の車が通れる非舗装路を進むのが正解。
テント場に、テントを設営した。
特に危険個所なし。小屋近くの分岐は、谷側へ。
竜喰山:
県境尾根は、竜喰山までは、破線ルート。
将監峠から、少し進んだ箇所に、竜喰山へのルートを示した表示があるので、そちらから向かった。
笹薮の中、急登して、尾根に上がると、富士山が綺麗に見えた。それから、ピークを2つほど越えると、竜喰山。
尾根伝いなので、道を外す心配もなく、踏み跡も明瞭だった。
山頂は、眺望無し。
竜喰山までの、尾根伝いは、富士山も見え、景色が最高だった。
特に危険個所なし。
大常木山:
今回、同行者がおり、そちらの方は、一般登山道を使用して、飛龍山に向かっていた。
竜喰山登頂の後に将監峠に戻ると、コースタイムで1時間35分。
さすがに、この時間を埋めて、追いつくことは困難。
ヤマレコの過去の記録では、県境尾根を使って、飛龍山まで行っている方が何人か居たので、倣って、竜喰山から、バリエーションルートにて、県境尾根を進んだ。
大常木山手前の、1,999mピークまでは、踏み跡がそれなりにあり、尾根伝いなので、道を外す心配なし。景色も良し。
1,999mピークぐらいから、岩場が出てくるので、踏み跡がなくルートが良く分からなくなる。尾根を外さないように進めば基本的に問題なしだが、一部、滑落注意の場所あり。
風が強いと、岩場は不安定になりそうだが、当日は、そこまで風は強くなく、難なく進むことが出来た。
大常木山山頂付近は、高度感があり、アスレチック状態。
それなりに怖い部分もあったが、ルート取りは、容易だった。
大常木山山頂は、360度の眺望。意を決して、県境尾根を進んだ甲斐があった。
大常木山山頂付近は、岩場の為、滑落注意。その他は、一応、道迷い注意。
飛龍山:
岩山だった大常木山から、だんだんと通常の尾根歩きに戻り、30分程で、一般登山道に復帰。
合流点は、大ダルという場所。
大常木山から大ダルまでは、明確な踏み跡が無かったので、GPSを見ながら、尾根を下った。
この時点で、大ダルまで、将監峠から、2時間ほどかかっており、通常の一般登山道を利用したコースタイムより、30分ほど遅れ。
今回は、そのまま県境を進まず、一般登山道を使って、飛龍山を目指した。
大ダルから、10分ほどして、同行者に追いついたので、良い判断だった。
大ダルから、トラバース道を進み、登り上げると、禿岩への分岐。禿岩に立ち寄ると、360の絶景。富士山も綺麗に見ることが出来た。
禿岩分岐に戻り、飛龍権現神社を経由して、頂上。
飛龍権現神社は、小さな社だった。
頂上までは、石楠花の間を縫ったりしながらの登山道。藪漕ぎではなく、くぐる程度。
山頂は、開けているが、眺望無し。
大常木山から大ダルまでは、ルート取り注意。
その他は、特に危険個所なし。
将監小屋までの戻り:
飛龍山山頂からは、一般登山道を使って、将監小屋まで戻る。
大ダルまで戻って、その先は、多少アップダウンはあるものの、単調なトラバース道。
大きな崩落個所が2か所ほどで、高巻き。橋を渡してある箇所も数ヶ所。終始眺望は、良くなかった。
だんだんと日が落ちてきた頃、将監小屋近くの分岐を下ると、道をロスト。
20分程迷って、日暮れが近くなり焦るも、ピンクテープを見つけてルート復帰。程なくして、将監小屋に到着した。
崩落個所の高巻きは、足場が悪いため、滑落注意。
将監小屋付近は、道迷い注意。
踏み跡が無く、岩場の部分が出たら、Uターン。目の前に目印があったが見えなかった。
その他の箇所も、幅の狭いトラバース道は、谷側に滑落しないように注意。
今回、テント泊であったが、夜中、2時半頃、目が覚め、テントの内側を触ると結露が凍結する寒さだった。
西御殿岩:
起床し、テントを片付け朝食を済ませ、出発。
踏み跡のある笹薮の中を進み、牛王院平(ごおういんだいら) 、山ノ神土(やまのかんど)と分岐を間違えずに、西御殿岩分岐へ。
西御殿岩分岐に着いた頃、雪が舞い始めたが、軽く済みそうな感じだったので、荷物をデポして、西御殿岩に寄り道。
急めな、藪の中の登山道を登り、山頂近くになると岩場が出てきて、登りきると頂上。
360度の眺めだが、登山当日は、全体的に曇り空だった。
富士山は、山体が見えるものの、頭は雲の中だった。
2つの分岐点で、道を間違わないように注意。
西御殿岩分岐以降は、道ははっきりしているが、藪が深い部分もあり、道を外す可能性あり。道迷い注意。
西御殿岩山頂付近は、岩場の為、滑落注意。
唐松尾山:
西御殿岩から、西御殿岩分岐に戻り、荷物をピックアップして、唐松尾山方面へ。
尾根まで、上がりきり、しばらく尾根伝いに歩くと、唐松尾山。
踏み跡はしっかりある。
山頂は眺望無し。
今回の山行での最高点。
この頃には、雪が霰に変わって、風は若干強めに吹いていた。
特に、危険個所無し。
黒槐山:
唐松尾山から、尾根伝いに進む。
唐松尾山山頂直下、傾斜がきつめの降下で、1回、道をロスト。
方向的におかしいのと、踏み跡があまりにもない感じ。
僅かに戻って、復帰できたものの、こちらも急なUターンがあり、目印が分かり辛かった。
そのまま尾根伝いに進むと、独標(2,044m)を通過。この辺りは、石楠花の群生地で、急なアップダウンだった。
更に尾根伝いに進むと、開けた空間の黒槐のコル。
黒槐山のピークは、登山道だと踏まないので、そのまま南斜面に出て、軽くお昼休憩。
休憩を終え、僅かに進むと、黒槐山山頂方面に、オレンジ色のマークを発見。荷物をデポして、向かってみると、黒槐山山頂。
こちらでは、北側の山を眺めることが出来た。
唐松尾山頂上直下は、道間違い注意。また、傾斜がきつめなので、スリップ注意。
それ以外は、特に危険個所なし。
黒槐山のピークを踏みたい場合は、南斜面側に山頂まで目印あり。道は不明瞭なので、目印を目安に山頂に向かう必要あり。
笠取山:
黒槐山山頂から、一般登山道に戻り、荷物をピックアップ。尾根道から笹原を降下。この辺りで、登山当日、晴れ間が見え始めてきた。
先に進むと水干尾根分岐手前に、笠取山頂上への分岐が。地図上だと、水干尾根分岐が十字路となっている。こちらは、地図には載っていない道のよう。
とりあえず、荷物をデポして、山頂に向かった。
山頂までは、急めの登りを登りきり、ピークがある。しかし、山頂ではなかった。
先に痩せた尾根伝いの道があり、次のピークに進むと、そこが、最高点だった。
最高点では、富士山が、若干雲が掛かっていたものの、富士山を見ることができた。
その先に進むと、痩せた尾根で、岩場あり。2つほどピークを越えると、西峰となる。こちらに山梨百名山の標柱があった。
展望もこちらの方が良かった。
山頂から分岐まで戻って、荷物をピックアップ。僅かに歩くと、水干尾根分岐。
こちらは十字路となっており、山頂への道もあり、こちらが地図に載っている道のよう。
水干尾根分岐に荷物をデポして、水干に向かう。
水干は、多摩川の源流。奥多摩湖から、多摩川へと流れているとのこと。
ここも、富士山が良く見えるスポットだった。
水干から戻り、荷物をピックアップして、下山開始。
ひたすら下山。途中、笠取小屋への分岐と、将監峠への下の巻道を使う分岐を越え、更に、降下。
あまり人が入らないのか、踏み固められていない道で、歩き易かった。
一部、ショートカットを利用しつつ、下りきると、中島川口。
初日の朝、車で通った道にたどり着いた。
そこからは、車道を歩いて、民宿みはらしに戻った。
民宿みはらしに戻ると、おばあさんがお出迎えをしてくれて、お茶を御馳走になった。
今の集落の話、昔の集落の話などなど、色々なトークが盛り上がった。
笠取山山頂付近は、痩せ尾根があるので、滑落注意。
山頂は、西峰の方が景色が良く、東峰が最高点なので、踏み忘れ注意。
水干(多摩川の源流)は、水干尾根分岐より、西側にあるので、中島川口に降りる場合は、見逃す可能性あり。
今回は、すべての目標としていた、ピークを踏むことができ、県境尾根で、飛龍山へも行けたので、大満足な結果だった。
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