法華経の聖地「身延山・七面山」

2021年11月13日(土) [日帰り]

• GPS: 10:47
• 距離: 32.2km
• 登り: 2,829m
• 下り: 2,778m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:05
• 休憩: 1:37
• 合計: 10:42

5:07 久遠寺三門
5:16 久遠寺本堂
5:28 5:31 身延山表参道（東コース）登山口
5:57 6:00 大光坊
6:26 6:27 法明坊
6:48 7:00 身延山
7:01 7:19 奥の院恩親院
7:21 7:24 身延山ロープウエイ奥の院駅
7:41 7:53 感井坊
8:08 8:09 十萬部寺
9:01 9:02 赤沢宿
9:24 9:25 白糸の滝
9:30 9:34 七面山表参道登山口
9:37 9:38 神力坊（2丁）
10:01 10:04 肝心坊（13丁）
10:19 10:20 中適坊（23丁）
10:59 11:01 晴雲坊（36丁）
11:35 敬慎院
12:14 七面山（山頂標柱場所）
12:19 七面山
12:35 希望峰
12:58 13:07 七面山（山頂標柱場所）
13:38 敬慎院
13:49 13:50 七面山二ノ池
13:58 14:14 奥の院
14:34 14:35 明浄坊
15:01 15:02 安住坊
15:31 15:34 七丁目休憩所
15:49 七面山北参道登山口
15:49 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：JR身延線「下部温泉」駅から徒歩
帰り：北参道入口に下山後、はやかわ乗合バスで「下部温泉」駅に戻った（運賃400円）

写真

11/13 2:26

今回はここから徒歩。これも修行か

11/13 2:47

富山橋。渡った先の国道沿いの最終コンビニで朝食購入

11/13 3:41

低温。ダウン来てるからモーマンタイ

11/13 4:53

三門

11/13 5:02

よろしくお願いします

11/13 5:06

例の石段。朝から息が上がった

11/13 5:06

注意喚起

11/13 5:18

登ると久遠寺

11/13 5:12

五重塔の上に星空

11/13 5:25

参詣道へ

11/13 5:38

六丈堂

11/13 5:42

五十丁まで登る

11/13 5:55

大光坊

11/13 5:57

夜が明け始める

11/13 6:19

富士と毛無

11/13 6:21

法明坊

11/13 6:30

朝日が参道を照らす

11/13 6:34

おはようございます

11/13 6:35

富士川も見えてきた

11/13 6:38

天子山地と富士

11/13 6:40

奥安部方面の山

11/13 6:40

南側展望台着

11/13 6:43

朝飯食べながらゆっくり寛ごう

11/13 6:45

かつての英雄

11/13 6:46

奥ノ院へ

11/13 6:48

思親閣

11/13 6:50

北側展望台へ

11/13 6:52

うわっ、南アルプスさんじゃないですか

11/13 6:52

塩見、白根南嶺、白峰三山

11/13 6:52

布引、笊

11/13 6:54

甲府盆地方面。
左の富士見山からの展望がかなり良さそう

11/13 6:53

山頂

11/13 7:14

駿河湾へと続く富士川をもう一度見たら

11/13 7:17

先に進もう

11/13 7:18

七面へ

11/13 7:18

振り返るとロープウェイ山頂駅

11/13 7:18

七面山展望台

11/13 7:19

大ガレがよく見える。それにしても遠いな

11/13 7:27

途中で白峰三山や

11/13 7:32

鷹取山方面の紅葉に染まる斜面が見えた

11/13 7:39

感井坊。ここから久遠寺に下りられる

11/13 7:50

この先通行止め？事前情報と違う。
先に進んで無理なら引き返そう

11/13 7:56

気持ちの良い紅葉の道が続く

11/13 8:02

十萬部寺

11/13 8:02

歩いてきた道は徒歩のみ通行可らしい。よかった

11/13 8:15

途中で甲府盆地がきれいに見える展望地あり

11/13 8:16

紅葉もきれいで

11/13 8:17

真っ黄色のイチョウも素晴らしかった

11/13 8:24

紅葉の道に心が躍る

11/13 8:25

赤が映える

11/13 8:30

宗説坊

11/13 8:30

ここからは笊がよく見える

11/13 8:41

七面山が見えてきた

11/13 8:41

身延山からの道は車両のみ通行禁止のようだ

11/13 8:42

紅葉の見頃は近い

11/13 8:47

牧水も来たらしい

11/13 8:47

あれを登り返すのか

11/13 8:48

牧水の石碑があるところで登山口への近道分岐あり

11/13 8:51

石段の道を下りながら、紅葉に染まる山肌を拝む

11/13 8:50

存在感の強い山だなあ

11/13 8:54

妙福寺のカエデ

11/13 8:55

歴史のある古い旅館が多い

11/13 8:59

保存地区だった。次は泊りに来たい

11/13 8:59

赤沢地区からは白峰三山も見える

11/13 9:00

白糸林道へ

11/13 9:05

七面山を見上げながら進む

11/13 9:19

羽衣橋

11/13 9:19

表参道入口付近には旅館が数件ある

11/13 9:20

お萬様と白糸の滝

11/13 9:21

連絡すれば

11/13 9:21

滝行できるようだ

11/13 9:22

春木川の紅葉は見頃

11/13 9:22

白峰三山もよく見える

11/13 9:23

本日2度目の登りへ

11/13 9:23

参詣路概略図

11/13 9:32

杉並木の参詣道

11/13 9:33

神力坊

11/13 9:34

山頂でもみた下駄

11/13 9:36

木漏れ日が気持ちいい

11/13 9:43

七面山も五十丁まで刻む

11/13 9:45

ほぼ一丁毎に句が現れる

11/13 9:45

粋ですな

11/13 9:57

肝心坊

11/13 10:01

名句

11/13 10:15

中適坊

11/13 10:35

二十九丁と三十丁の間に展望台

11/13 10:31

奥秩父、甲府盆地、毛無

11/13 10:41

鳳凰三山、富士見山。眼下に赤沢集落

11/13 10:41

左端には間ノ岳と北岳

11/13 10:44

登っているとわかるこの句の意味

11/13 10:53

再び富士が見えだす

11/13 10:55

晴雲坊

11/13 10:59

ここだけ水が汲めた

11/13 11:20

和光門

11/13 11:21

事前に知っていたためこの類のものは持参せず。ご参考までに

11/13 11:21

最後の参道を行く

11/13 11:24

鐘楼

11/13 11:25

門をくぐると

11/13 11:27

敬慎院

11/13 11:27

広い

11/13 11:28

一の池

11/13 11:29

不思議な色

11/13 11:29

湖面の一部は凍っていた

11/13 11:32

五十丁目

11/13 11:31

七面山敬慎院

11/13 11:31

向かいの階段を登る

11/13 11:32

よく見ると切った木が階段になっている

11/13 11:33

随身門

11/13 11:33

ここから覗く富士が印象的

11/13 11:35

門を抜けると展望が広がる

11/13 11:35

奥秩父と甲府盆地

11/13 11:35

展望図

11/13 11:35

実はここが四十九丁目。逆に入ってきていた

11/13 11:37

快晴

11/13 11:38

眼下に身延山

11/13 11:41

荷揚げ用索道の頂上小屋付近には鹿の群れ

11/13 11:42

カラマツに囲まれた一の池を見下ろせる

11/13 11:42

逃げる

11/13 11:42

警戒

11/13 11:43

注視

11/13 11:47

気持ちの良いカラマツの道

11/13 11:49

大ガレ（ナナイタガレ）

11/13 11:49

落ちたら止まれない斜面

11/13 11:59

雪が降ったようだ

11/13 11:59

標高が少しずつ上がる

11/13 12:03

たまに見える展望。
富士、箱根、愛鷹、伊豆。眼下に富士川

11/13 12:11

山頂。展望ないけど気持ちのいい森

11/13 12:10

八鉱嶺まで4時間

11/13 12:17

七面山の本当の山頂には倒木のみ

11/13 12:32

希望峰

11/13 12:32

北岳〜聖岳。前衛には笊

11/13 12:32

茶臼、上河内、聖。前衛には青薙山

11/13 12:32

左奥に光岳

11/13 12:33

ここからなら大笊と子笊がよくわかる。
布引山の少し左から右に伸びている尾根が登山道か

11/13 12:33

塩見、白根南嶺、白峰三山

11/13 12:34

道は南にまだまだ続く

11/13 12:40

三の池。サルオガセがいい雰囲気出していた

11/13 13:04

残雪期や初冬の山スキーに使えそうなサーク22を試しに背負ってきた。シール/クランポン専用収納コンパートメントは側面のジッパーから出し入れ可能。このおかげでザックを背負ったまま、ウインドブレーカー、テムレス、ヘッドライトや行動食を出し入れできた。無駄がない。今シーズンの使用に期待

11/13 13:09

下りの途中に見えた伊豆半島は、石廊崎まで見えた

11/13 13:09

天子山地縦走はいつやろうかな

11/13 13:11

大沢崩れ

11/13 13:29

奥秩父縦走もやったことないなあ。近過ぎてまだ食指が伸びない

11/13 13:31

再度下る

11/13 13:34

敬慎院で小休止

11/13 13:40

北参道へ

11/13 13:45

二の池

11/13 13:53

影嚮石

11/13 14:00

奥ノ院で温かいお茶をいただき

11/13 14:11

下りへ

11/13 14:13

北参道にも丁石あり。句の内容は表参道に比べて小難しい

11/13 14:18

雨畑参詣道は廃道

11/13 14:30

明浄坊

11/13 14:32

笊を見ながら下る

11/13 14:35

北参道は最後まで落ち葉と浮石のミックスで足への負担が大きい

11/13 14:36

これから登る人がけっこういた

11/13 14:58

安住坊

11/13 14:58

振り返ると、大トチノキ

11/13 15:27

杉並木が見えてくると

11/13 15:28

七丁目休憩所

11/13 15:41

一丁目

11/13 15:42

クマが出るらしい、あんな高い場所で

11/13 15:44

北参道入口

11/13 15:46

神通坊

11/13 15:50

バスが来るまで寛ぐ

11/13 17:01

帰ってきたぜ。昨夜の宿の女将に下山報告

11/13 17:40

馬鹿丼（うまかどん）でフィニッシュ

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

感想

nicopoji

雪が降り積もるまでの期間は太平洋側の天気が良いことが多い。太平洋側の山を楽しむには素晴らしい時期。
先日登った天子山地の縦走に行こうと思ったが、せっかく天気がいいなら少し奥地の行ったことないエリアにしよう。天子山地の西に目を向けると、聖地身延が。ということで奥山梨と呼ばれている身延エリアに行くことにした。
身延エリアは宿坊が多く手軽に泊まれる宿が少ない。少し遠くなるが下部温泉に前泊することにした。下部温泉にはゆるキャンの土産や自販機をたくさん見かけた。どうやら聖地らしいが全く見たことがない作品。土産屋の店主曰く、かなりコアなファンが遠くから限定品を買いに来るらしい。まあそれで町が少しでも潤うならいいと思う。宿の女将と世間話をし、夕食を食べたら床に着いた。
未明に下部温泉を発った。駅は明るく待合室で野宿できそうな感じだった。
三門まで行く途中、身延山の学校近くで集団の大きな声がして驚いた。どうやら修行のために早朝に起こされるようだ。
かなり下って三門に着いた。かなり大きく立派な門だった。スタート地点に相応しい。大腿に効く菩提梯を登ると、久遠寺へ。身延山は敷地が広く見所が多いため、次回はしだれ桜の季節に観光で来よう。久遠寺の左奥に行くと参詣道に入った。整地されているが、山頂まで基本的に急坂が続くため、後のことも考えて抑えめに登った。途中で久遠寺から重厚な鐘の音が聞こえた（午前5時半に鐘を鳴らすらしい）。鐘の音を聞いたら頭がスッキリした。山頂手前で日の出を迎え、南北それぞれの展望台から素晴らしい景色を拝めた。ロープウェイで来れば手軽に絶景が拝めるな、ここは。
奥ノ院をまわって朝食を摂ったら赤沢地区へ進む。道中所々で景色が開けているため、飽きることはなかった。特に、赤沢地区への下りから見えてくる裾野の広い七面山の景色には圧倒された。車で登山口から入山したら絶対に見れない景色だけに得した気分だった。老舗旅館が連なる道を抜け、白糸林道を進むと表参道入口に着いた。
表参道は明るい杉並木が心地よく、敬慎院まで標高差1200mとは思えない程歩きやすい道だった。敬慎院の一の池や随身門からの展望、迫力満点の大ガレを見ながら、カラマツの森を進むと七面山の山頂に着いた。展望はないが昼寝したくなるようなカラマツの森の雰囲気が堪らなかった。少し先にある希望峰からは南アルプスが北岳から光岳まで見え、ここに来る価値は十分にあった。七面山の山頂に戻り昼食を摂った。カラマツの森の雰囲気についつい寛ぎ過ぎそうな気持ちを抑え敬慎院へ。七面山に登ってみて次回は敬慎院に泊まってみたい気持ちがいつの間にか芽生えていた。それくらい心地が良く景色もよく、心が洗われた。
帰りは奥ノ院に寄り北参道を下った。北参道は表参道に比べると足元が悪く、宿坊は全て開いていないため、まさに修行の道という感じだった。人気も少なく安全に歩ける表参道の往復をおすすめしたい。
無事下山しバスで下部温泉に戻り、無事帰宅することができた。
正直、来年もこの時期に歩くエリアの候補に挙げたい。赤沢地区に前泊し七面山登山とか、敬慎院泊した翌日に八鉱嶺経由で梅ヶ島温泉下山とか。