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記録ID: 3810857
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ハイキング
蔵王・面白山・船形山

愛宕山(坪沼) 中世の城郭跡から周回

2021年12月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:14
距離
10.6km
登り
482m
下り
490m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:06
休憩
0:09
合計
3:15
9:16
55
スタート地点
10:11
70
11:21
11:30
18
11:48
43
12:31
ゴール地点
天候 曇り時々薄日指す
過去天気図(気象庁) 2021年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
「菅生舘跡のうそんこうえん」 県道仙台村田線に看板が出ているところを入る。トイレあり。
コース状況/
危険箇所等
送電線42番鉄塔への巡視路に出るまで荒れた作業道や踏み跡を辿る。40番鉄塔までは送電線巡視路を辿る。40番鉄塔からちょっと藪漕ぎで高寺山。
そこからさらに巡視路、やがて林道となりそのまま進めば坪沼貯水池だが、途中で38番鉄塔へ急な斜面につけられた巡視路に入る。ここは傾斜が急で大変滑りやすく、プラ階段も破損していたり歩きにくい。37番鉄塔を過ぎるとできたばかりらしい立派な道に出る。この場所で巡視路も断ち切られている。その道を愛宕山のほうへ歩いていくと林道のT字路に真新しいゲートができていた。歩いて来た場所は私有地で立ち入り禁止とある。巡視路側から入ったのでわからなかった。左へ進んで行き愛宕山の下に着いたが、作業道の崖があり、回り込んで強引に上り、南尾根の薄やぶを漕いで神社に到着した。
神社からは元の参道を辿るのだが、広く伐採されてブル道が縦横している。下のほうで油断して参道に戻るのに苦労した。後は舗装道路を菅生館跡のうそんこうえんまで戻る。
今回のルートは37番鉄塔先から私有地になるらしく、通ることはできないと思われる。38番鉄塔のほうへ行かず坪沼貯水池のほうへ下り、愛宕山を目指すしかないと思われる。
「菅生館」は説明によると、中世鎌倉時代に築かれ戦国時代に再び使用されたものという。駐車場のある場所から先に公園化された城跡がある。
2021年12月05日 09:06撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/5 9:06
「菅生館」は説明によると、中世鎌倉時代に築かれ戦国時代に再び使用されたものという。駐車場のある場所から先に公園化された城跡がある。
ちょっと歩いてみたが、説明の通り小さいながら本格的なものでした。堀切と土塁の先が本丸だそうです。
2021年12月05日 09:08撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/5 9:08
ちょっと歩いてみたが、説明の通り小さいながら本格的なものでした。堀切と土塁の先が本丸だそうです。
この堀切は深さが3mほどもあります。
2021年12月05日 09:10撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/5 9:10
この堀切は深さが3mほどもあります。
説明によれば城主は菅生助八郎。伊達政宗公の家臣だったらしい。
2021年12月05日 09:10撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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説明によれば城主は菅生助八郎。伊達政宗公の家臣だったらしい。
これが館跡の平面図。ふむふむ〜。暖かくなったらゆっくり歩いてみたいものだ。
2021年12月05日 09:11撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/5 9:11
これが館跡の平面図。ふむふむ〜。暖かくなったらゆっくり歩いてみたいものだ。
館跡の公園を出て林道を先に進み、林道から右に分かれてこの作業道に入る
2021年12月05日 09:23撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 9:23
館跡の公園を出て林道を先に進み、林道から右に分かれてこの作業道に入る
作業道が荒れた感じになり行きづまったら、ピンクテープに導かれてこちらへ
2021年12月05日 09:34撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 9:34
作業道が荒れた感じになり行きづまったら、ピンクテープに導かれてこちらへ
送電線巡視路に出て辿ると、名取幹線43番鉄塔
2021年12月05日 09:37撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 9:37
送電線巡視路に出て辿ると、名取幹線43番鉄塔
昨晩の雪なのかサラッと残す道を次の鉄塔へ
2021年12月05日 09:42撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 9:42
昨晩の雪なのかサラッと残す道を次の鉄塔へ
気持ちの良い道を下って行く
2021年12月05日 09:52撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 9:52
気持ちの良い道を下って行く
狂い咲きであってもこの季節の花は貴重
2021年12月05日 09:56撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
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狂い咲きであってもこの季節の花は貴重
ちょっと藪を漕いで高寺山へ寄り道
2021年12月05日 10:12撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:12
ちょっと藪を漕いで高寺山へ寄り道
40番鉄塔からは雲をかぶった奥羽の山並みが
2021年12月05日 10:17撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:17
40番鉄塔からは雲をかぶった奥羽の山並みが
39番の鉄塔からはようやく愛宕山が見えた。奥のとんがりは太白山。
2021年12月05日 10:23撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:23
39番の鉄塔からはようやく愛宕山が見えた。奥のとんがりは太白山。
広く歩きやすくなった林道を歩く
2021年12月05日 10:29撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:29
広く歩きやすくなった林道を歩く
杉林の中を下っていくと左に脇道が派生する
2021年12月05日 10:34撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:34
杉林の中を下っていくと左に脇道が派生する
すぐに杉林を抜けて滑りやすい急斜面に突き当たる。階段も所々消失し、登るのにも苦労した。
2021年12月05日 10:35撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:35
すぐに杉林を抜けて滑りやすい急斜面に突き当たる。階段も所々消失し、登るのにも苦労した。
37番鉄塔に向かっていくと奥に船形連峰などが見えてくる
2021年12月05日 10:46撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:46
37番鉄塔に向かっていくと奥に船形連峰などが見えてくる
37番鉄塔。鉄塔を辿るのもここまで。
2021年12月05日 10:50撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:50
37番鉄塔。鉄塔を辿るのもここまで。
広々と整備された道と伐採地。その奥に山頂の杉が目立つ愛宕山が飛び出している。
2021年12月05日 10:51撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:51
広々と整備された道と伐採地。その奥に山頂の杉が目立つ愛宕山が飛び出している。
伐採・整地された先に鉄塔は続く
2021年12月05日 10:52撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:52
伐採・整地された先に鉄塔は続く
北西側に見える山は北山だろうか
2021年12月05日 10:53撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:53
北西側に見える山は北山だろうか
この下はどうやら産業廃棄物の処分場らしい
2021年12月05日 10:54撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:54
この下はどうやら産業廃棄物の処分場らしい
開けているので眺めが良い。西には雪の蔵王が。
2021年12月05日 10:58撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 10:58
開けているので眺めが良い。西には雪の蔵王が。
幅広い道を歩いて行ったら真新しいゲートがあった。写真の向こうから来たのだが、知らなかったとはいえこのルート使えないですね。
2021年12月05日 11:06撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/5 11:06
幅広い道を歩いて行ったら真新しいゲートがあった。写真の向こうから来たのだが、知らなかったとはいえこのルート使えないですね。
トンガリ坊主のはげ山になった愛宕山
2021年12月05日 11:09撮影 by  DC-G9, Panasonic
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12/5 11:09
トンガリ坊主のはげ山になった愛宕山
痛々しい伐採地
2021年12月05日 11:13撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 11:13
痛々しい伐採地
ヒヨドリジョウゴの赤い実が目立っていた。でも毒があるらしいので食べてはダメ。
2021年12月05日 11:14撮影 by  DC-G9, Panasonic
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12/5 11:14
ヒヨドリジョウゴの赤い実が目立っていた。でも毒があるらしいので食べてはダメ。
タチツボスミレも狂い咲き
2021年12月05日 11:17撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/5 11:17
タチツボスミレも狂い咲き
愛宕神社と鐘楼。地元の人に大事にされているのがわかる。
2021年12月05日 11:24撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/5 11:24
愛宕神社と鐘楼。地元の人に大事にされているのがわかる。
愛宕山は断ち割ったように北西側が崩落崖となって切れ落ちている。立木が伸びて眺めが悪くなったが、枝越しに奥羽の山並みが見える。
2021年12月05日 11:26撮影 by  DC-G9, Panasonic
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12/5 11:26
愛宕山は断ち割ったように北西側が崩落崖となって切れ落ちている。立木が伸びて眺めが悪くなったが、枝越しに奥羽の山並みが見える。
2021年12月05日 11:27撮影 by  DC-G9, Panasonic
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12/5 11:27
茂庭台の団地群、蕃山、太白山など
2021年12月05日 11:27撮影 by  DC-G9, Panasonic
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12/5 11:27
茂庭台の団地群、蕃山、太白山など
最近騒がしい日赤病院、TV塔、ウエスティン、SS30
2021年12月05日 11:29撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 11:29
最近騒がしい日赤病院、TV塔、ウエスティン、SS30
海の向こうには牡鹿半島や金華山
2021年12月05日 11:29撮影 by  DC-G9, Panasonic
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12/5 11:29
海の向こうには牡鹿半島や金華山
歩いて来た38番鉄塔の向こうが青麻山
2021年12月05日 11:34撮影 by  DC-G9, Panasonic
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12/5 11:34
歩いて来た38番鉄塔の向こうが青麻山
眼下に坪沼地区の田園風景。真ん中あたりの杉の林が坪沼八幡神社。
2021年12月05日 11:35撮影 by  DC-G9, Panasonic
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12/5 11:35
眼下に坪沼地区の田園風景。真ん中あたりの杉の林が坪沼八幡神社。
山頂を振り返ってみる。尾根筋の杉の木だけが残された。
2021年12月05日 11:36撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 11:36
山頂を振り返ってみる。尾根筋の杉の木だけが残された。
伐採地の中でちょっとうろうろしたが参道に戻れた。杉の枝が散乱して歩きにくい。
2021年12月05日 11:46撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 11:46
伐採地の中でちょっとうろうろしたが参道に戻れた。杉の枝が散乱して歩きにくい。
入り口に立っていた鳥居はかたずけられたようだ
2021年12月05日 11:49撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 11:49
入り口に立っていた鳥居はかたずけられたようだ
参道入口の隣の民家。石垣で囲まれた歴史のある家らしい。
2021年12月05日 11:50撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 11:50
参道入口の隣の民家。石垣で囲まれた歴史のある家らしい。
静かな田舎道を菅生館跡に帰る
2021年12月05日 12:08撮影 by  DC-G9, Panasonic
12/5 12:08
静かな田舎道を菅生館跡に帰る

感想

坪沼の愛宕山は私の住む八木山の辺りから眺めると、指の先のような特異な形をしています。東北道の菅生SAの近くからは山頂の杉の木が耳のように見える愉快な姿です。ところが最近、山頂の下からすっかり伐採されて、ちょっと無残な姿になって気になっていました。
そんな時にSONEさんたちのブログに、周回した記録が上がったので早速歩いてきました。
スタートの菅生館跡は行ってみると中世からの館の跡で、城跡としての遺構が割ときちんと残っているようです。なかなか興味深い場所でした。
送電線巡視路でアップダウンを繰り返し、雑木の林とピークをつないでいくと曇り空の下にも山々が見えて気分が上がります。ところが突然巡視路が断ち切られて立派な道と伐採地になりました。さらに進むと私有地の中を歩いて来たと分かりました。最近ゲートが作られたようです。
たどり着いた愛宕山は東の眺めがよく、山頂の神社も人々に敬われ、整備されていることが分かります。その下にまで伐採や開発の波が押し寄せるというのも、時代かもしれませんが長閑な里の風景と似合わないなと、ちょっと残念に感じました。

参考にしたSONEさんのブログはこちら
https://yamasone.livedoor.blog/archives/1079590630.html

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