兵越峠から中ノ尾根山を越え合地山へ
- GPS
- 13:38
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 2,600m
- 下り
- 2,608m
コースタイム
- 山行
- 12:46
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 13:35
天候 | 快晴!無風! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
静岡県側(草木トンネル〜峠)は車通行に問題無し。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・積雪 三又山直下より。深さ最大20cmほど。ツボ足・キックステップで対応。 ・その他 終始踏み跡はあるが薄い。マーカーは多くはないが終始点在。平森山〜三又山、合地ノコル〜合地PⅣには藪があり、後者では保護グラスがあると安心。倒木の巻き・潜り・越えが豊富。 |
写真
感想
南アルプス深南部の中ノ尾根山には是非登りたいと今春からずっと思っていました。しかし3000m峰の魅力にハマり、るーひー出現の恐ろしさもあって後回しに。ようやく今回、深南部の中でも奥深い合地山まで行ってみようと計画しました。
晴れ、冬で藪少なめ、無風、適度な積雪という進行難易度は最小レベルの好条件を引くことができたと思います。おかげで元気に進めて大満喫・大満足となりました。
白倉尾根は勾配は緩めですが倒木等の障害物があり、無理に急がず通過しました。自分としては、藪・倒木の回避や踏み跡辿りなどRF能力を程よく要求される心地よいルートの印象です。劇烈な藪漕ぎは無いので深南部ご案内には良いのかもしれません(長丁場ですが)。個人的に中ノ尾根山の雰囲気は山が好きな方をご案内するなら一度体験していただきたいものです。
ガッチピストンはそれなりに体力を要求されました。中ノ尾根山から合地ノコルまで、踏み跡をあまり意識せず下りそれなりに消耗。コルは幼木帯でまさかの藪漕ぎ(一瞬ですし絶望感はありません)。その先も樹・枝間が狭かったり急勾配だったりとなかなか。しかも中ノ尾根山へ登り返さなくてはなりません(これは意外に苦しくなかったですが)。
距離と標高差の割には時間がかかっていますが、夏のようには急がず、また藪や倒木などが影響していると思います。
テント泊や厳冬期登山など、自分にとっての新技術を習得したいと強く思うこの頃です。ロング日帰りは後を引きますし、強い動機が無ければそう頻繁にはできません(やりたくもありませんw)。もっと手札を増やして、その時その時の気分で適切に山行スタイルを選択できるようになりたいものです。
コメント
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雪山もSGtyutaさんの大無間の歩きっぷりからすると一冬甲斐駒やら八ヶ岳でちょっとした岩場こなせば北岳、塩見、悪沢、聖はさほど難しくないかと。
テクニカル的に難しいとこも無く、歩荷出来て雪上幕営さえできれば何とかなります。
仕事の環境、家庭環境、自身のモチベーション…いろんな条件が味方して山って歩けるもんだと思います、やれるうちにやった者勝ち。
SGtyutaさんの若さ、歩きっぷり本当に羨ましいです。
kaikaireiさん、Evergreenさん、sunatomoさんに続く南アルプス歩きの常連さんになるんじゃないかと期待しております
コメントありがとうございます。お返事遅くなってすみません。
「いろんな条件が味方して山って歩けるもんだと思います、やれるうちにやった者勝ち」というお言葉が特に心に染みました。本当にその通りですね。人生で今しかないという覚悟で楽しみたいと思うようになりました。
すみません、折角ですのでいくつかご質問させてください。🙇🏻♂️
(甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳)冬の岩場というのは一般登山道レベルの積雪状態という意味でしょうか?また、その行程内において意識・確認すべきポイントはどのようなものでしょうか?
僕の現在の1番の目標は厳冬期の聖(便ヶ島〜西沢渡〜薊畑〜小聖〜)なのですが、雪山経験の浅い者としての懸念は小聖〜前聖の一部区間での滑落危険性と考えています。これに限らず本ルートで注意すべき事があれば教えていただけないでしょうか?
岩場、一般登山道での話です。
粗方無雪期でのバリエーションルートと同じような脚の運びで充分かと思います。
黒戸ならルンゼ、八ヶ岳、赤岳から硫黄小屋区間でもルンゼそれに加えトラバースがしょっぱいとこでこの辺こなせれば南アルプスのピークハント、技術的には問題無いかと思います。
さらっと書く程度にしときますがルンゼの下り、トラバースはピッケル積極的にピックやら石突き利用して。
聖、私は残雪期と雪化粧した程度の初冬にしか登ったことがないため想像で以下述べますが。
小聖から広い南斜面直下に出る間際が南岸低気圧到来するとリッジになるようですが伊那側は切り立ってるので聖平からかわしたほうが良さげ。
谷川、穂高のような鬼の雪庇にはならないかと思います。
南斜面、伊那谷からの季節風で年末年始は然程雪付かないかと思いますが、仮に真っ白、凍結箇所あったとしても広い斜面ですから雪の状態良い箇所見つかるはずなので、登山道に拘らず歩きやすいとこ、アイゼン効かせて歩けば問題無いかと。
無雪期だととんでもないように見える傾斜もピッケルぶっ刺しながらだと案外登れたりします。
納得されるような返事になってないかもしれませんが何卒ご容赦の程を。
詳細に渡りありがとうございます🙇🏻♂️
ルンゼにトラバース、積雪時の技術を開発したいと思います。
聖の記述も大変参考になりました。さらにイメージが明確になってきました!
少しずつ雪に慣らしていきたいと思います。ありがとうございました😊
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