雪訓-富士山
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
写真
感想
先週の会の雪訓に体調不良で参加できず困っていた所、Tさんが調整してくださり、急遽CL Mさん、SL Aさんの雪訓に参加させていただけることになりました。
私自身初の富士山、スバルラインが降雪で上まで行けなかったので、馬返しから登り、2合目付近の斜面に積もった雪を使い雪訓していただきました。
今回は少人数山行で雪訓初参加は私のみでしたので、MさんAさんが1つ1つ丁寧にポイントを教えてくださり、たくさんの事を勉強することができました。
雪道の歩き方については、この一年意識してきたフラットフッティングを基本に静荷重静移動を意識した足運びの大切さを学びました。
アイゼンワークについては、キックステップ、足幅、山側谷側の足での雪の蹴り込み方(山側は特にアウトサイドを意識)、フロントポイント等を教えていただきました。去年はコロナで12本アイゼンを使う機会もなく、キックステップの要領も忘れているし、フロントポイントでの蹴り込みはちゃんとやったことが無かったので、足捌きや、フロントポイントの疲れ具合を身をもって知ることが出来ました。
ピッケルワークについては、3点歩行(不安定箇所で片足状態にならない)や登下山時のピックの向き、方向転換方法、ダガーポジション(ヘッドを持つ)に加え、初期制動とその重要性、滑落停止ポジション、耐風姿勢について教えていただきました。
今までピッケルの使い方は知識として知っているだけで実践の場で活用するのは初めてでした。また、雪山経験の豊富な両師匠(MさんAさん)の実地での経験に則したご指導は理にかなっていてどれも金言でした。
そして歩行訓練中にMさんから不意打ちで「初期制動!」「耐風姿勢!」と号令があるとそれに従った動きをする訓練が緊張感のある足場も相まってとても良い訓練になりました。
雪崩時の埋没者捜索については、各メンバーの役割やビーコンの使い方、ビーコンの動きの特徴について実機を使いながら教えていただきました。
こちらも私はビーコンを使うのが初めてで、文面だけで完全に仕様を理解できていなかったので、実際にデモをさせていただきとても勉強になりました。
また今回の雪訓では装備の使い方だけでなく、雪山に入るにあたっての心構えの大切さも教えていただきました。
実際にMさんが以前雪山で滑落された時の体験談や、訓練中の注意ポイントでのお話の中で、常に危険予測をしながら、その時その時に想定され得るリスクへの回避策を考えて行動する事の重要性を学びました。
今回教えていただいた内容をベースに次はどんどん実践できるようにしていきたいと思います。
突然の参加に関わらず優しく丁寧に雪訓してくださりCL Mさん、SL Aさん、本当にありがとうございました!
そして雪山の話だけでなく、様々な先輩方の経験談を教えてくださりありがとうございました。
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