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Yamareco

記録ID: 390789
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳・阿弥陀岳 新年早々絶好の登頂日和(ブロッケンも拝めたよ♪)

2014年01月03日(金) ~ 2014年01月04日(土)
 - 拍手
YAMA555 その他5人
GPS
16:35
距離
13.1km
登り
1,860m
下り
1,865m

コースタイム

3日:7時間45分
7:10八ヶ岳山荘7:50→8:50美濃戸山荘→11:40行者小屋(テント設営)12:30―文三郎尾根→13:35中岳分岐→14:05赤岳山頂14:10→14:25中岳分岐―文三郎尾根→14:55
行者小屋(テント泊)

4日:8時間25分
5:00行者小屋6:50→8:20中岳のコル→9:00弥陀岳9:15→9:50中岳のコル→10:00中岳→10:40文三郎分岐→11:20赤岳山頂11:35→11:55赤岳展望荘12:05―地蔵尾根→14:55行者小屋(テント撤収)13:45→15:25美濃戸山荘→16:15八ヶ岳山荘
天候 1日目:晴れ 赤岳下山時に若干風が強くなりましたが歩行に支障なし。
2日目:曇り→晴れ 時々ガス 展望荘付近は若干風がありましたが、通常に比べれば楽なほう。

気温は-5℃〜-15℃位と割と温か。
過去天気図(気象庁) 2014年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
首都高加賀ICより小淵沢ICにて降りて下道。
鉢巻道路付近から道路に雪がありスタッドレス・チェーンが必要です。
4WDでは無いので安全をみて八ヶ岳山荘で駐車して1時間歩きます。
美濃戸山荘まで入っている車はほとんど4WDの車だったので正解でしょう。

駐車料金は1日500円也。トイレは八ヶ岳山荘で100円。
コース状況/
危険箇所等
●参考資料
山と高原地図 八ヶ岳
雪山 入門とガイド22 美濃戸口から赤岳、阿弥陀岳

2010年4月に阿弥陀岳登頂記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-60673.html

●八ヶ岳山荘〜美濃戸山荘〜行者小屋
アイゼン装着せずに歩きましたが、沢沿いなので若干凍結箇所があり滑り注意です。トレースがしっかりしていて夏道よりも平らで歩きやすかったです。

◎行者小屋
テント泊1人1,000円です。他の山域に比べ高め。
水場はトイレ近く。勢いが変動していきなり出たりするのでびしょびしょにならないように注意が必要。
トイレは、外設置の3箇所と小屋後ろにある1箇所が利用できます。

●文三郎尾根
若干鎖、階段が見えました。樹林帯を過ぎてからは急斜面になり展望も広がります。途中、中岳分岐より岩稜帯になります。分岐より上も鎖が見えていたため、慎重に歩いてアイゼンを引っ掛けなければ問題なさそうでした。

●行者小屋〜中岳のコル
直登出来るため夏道よりも歩きやすかったです。雪は締まっており、踏み後もあるため問題ありませんでした。

●中岳のコル〜阿弥陀岳山頂
今回は登り始めの梯子が見えていました。急登で高度感もあり緊張しました。登り始め50m位にあるトラバースから登り(写真箇所)は注意です。下山は登りよりも緊迫感あります。

●赤岳山頂〜展望荘〜地蔵尾根
山頂からは風の通り道のため、弱いほうでしたが風がありました。展望荘付近は特に強かったです。展望荘は営業しているはずでしたが、到着した時に中に入ろうと思ったらドアが開きませんでした。宿泊までは休んでいて入れないのかな?

地蔵尾根はかなりの急斜面です。鎖が出ていたのでコースをはずれないように文跡を辿って降りました。樹林帯に入る間際の階段も見えていたので今回は特に問題ありませんでしたが、見えないとかなり高度感がある場所になりそうです。
樹林帯に入ってからは登ってくる人に注意してシリセードで降りれました。

●温泉
もみの湯が近いですが、今回は富士見平の方まで回って鹿の湯にて汗を流しました。通常600円だったと思いますが400円と安かったです。
露天風呂、サウナあり。鍵付ロッカーです。
シャンプー、リンス、ボディーシャンプー、ドライヤー完備。
休憩できる部屋ではちょっとした軽食、レストランもあります。
今回は八ヶ岳山荘にて駐車。
1日500円也。
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今回は八ヶ岳山荘にて駐車。
1日500円也。
美濃戸山荘まで歩きます。
4WDの車が何台か入っていきました。
美濃戸山荘まで歩きます。
4WDの車が何台か入っていきました。
美濃戸に到着。阿弥陀の頭が見えてきた♪
美濃戸に到着。阿弥陀の頭が見えてきた♪
久しぶりの7・8人用テントがズッシリ応えます。これから行者小屋までガンバ!
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久しぶりの7・8人用テントがズッシリ応えます。これから行者小屋までガンバ!
コースはトレースしっかりしていて夏道より歩き易い。
コースはトレースしっかりしていて夏道より歩き易い。
ようやく八ヶ岳の峰々が見えてきました。
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ようやく八ヶ岳の峰々が見えてきました。
行者小屋に到着。営業しています。
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行者小屋に到着。営業しています。
私たちはテント設営です。明日は天気が怪しいようなのでとりあえず目的の赤岳を目指します。
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私たちはテント設営です。明日は天気が怪しいようなのでとりあえず目的の赤岳を目指します。
これがマイホーム。7・8人用。
重いけど広くてイイッす。
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これがマイホーム。7・8人用。
重いけど広くてイイッす。
時間が無いので一番近い文三郎尾根からアタック。
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時間が無いので一番近い文三郎尾根からアタック。
階段が若干出てます。
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階段が若干出てます。
文三郎尾根をちょっと登ると絶景ですよ。
急登ですが忘れてしまいます。
文三郎尾根をちょっと登ると絶景ですよ。
急登ですが忘れてしまいます。
阿弥陀^^
硫黄から横岳の景色も最高。
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硫黄から横岳の景色も最高。
蓼科までの峰々。そして北アルプスも。
槍ヶ岳も見えるではありませんか!
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蓼科までの峰々。そして北アルプスも。
槍ヶ岳も見えるではありませんか!
正面には大迫力の赤岳。
正面には大迫力の赤岳。
阿弥陀岳と北アルプス
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阿弥陀岳と北アルプス
中岳分岐が近くなってきました。
マブシー。
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中岳分岐が近くなってきました。
マブシー。
分岐に到着。
圧倒的な迫力です。
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分岐に到着。
圧倒的な迫力です。
権現岳と南アルプスの峰々もクリアです。
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権現岳と南アルプスの峰々もクリアです。
キレット分岐に到着。
ここからは岩稜帯とミックスです。
キレット分岐に到着。
ここからは岩稜帯とミックスです。
赤岳山頂到着。
富士山と南アの展望が素晴らしい。
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赤岳山頂到着。
富士山と南アの展望が素晴らしい。
山頂付近は風が強いため雪はそれほどでもないです。
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山頂付近は風が強いため雪はそれほどでもないです。
山頂の祠。
山頂からの北側の眺めも最高ですね。
山頂からの北側の眺めも最高ですね。
富士山をアップ。
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富士山をアップ。
御岳も見えました。
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御岳も見えました。
行者小屋の水場。勢いが変動していきなりドバッと出るので要注意!
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行者小屋の水場。勢いが変動していきなりドバッと出るので要注意!
テン場は賑わってますね〜。
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テン場は賑わってますね〜。
2日目早朝。重い雲がかかってます。
心配ですがとりあえず準備。
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2日目早朝。重い雲がかかってます。
心配ですがとりあえず準備。
分岐に到着。今日は中岳コルに向かいます。
分岐に到着。今日は中岳コルに向かいます。
コルに向かっていると少しずつ晴れてきました。
コルに向かっていると少しずつ晴れてきました。
ほんの数分でガスが一気に晴れたり出たり目まぐるしい。
ほんの数分でガスが一気に晴れたり出たり目まぐるしい。
陵線に到着。まだガスが晴れず。
陵線に到着。まだガスが晴れず。
阿弥陀にアタック開始。梯子が出ていました。
阿弥陀にアタック開始。梯子が出ていました。
登り始め50m位。ちょっと緊張のトラバース。
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登り始め50m位。ちょっと緊張のトラバース。
なかなか急斜面です。
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なかなか急斜面です。
中盤の岩稜帯登り。
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中盤の岩稜帯登り。
緊張箇所を過ぎて雪量を登ります。
緊張箇所を過ぎて雪量を登ります。
阿弥陀山頂に到着。
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阿弥陀山頂に到着。
明るくなってきたがまだ晴れず。
明るくなってきたがまだ晴れず。
メンバーが到着。
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メンバーが到着。
幻想的な展望開始〜。
幻想的な展望開始〜。
ガスが晴れてきてドラマチックに赤岳が見えてきました。
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ガスが晴れてきてドラマチックに赤岳が見えてきました。
富士山も見えてきたー。
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富士山も見えてきたー。
今年も良い年になりますように。
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今年も良い年になりますように。
赤岳に向け下山を開始します。
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赤岳に向け下山を開始します。
写真を撮影の単独の方にモチーフになってもらいました。(勝手に撮ってますが・・・)
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写真を撮影の単独の方にモチーフになってもらいました。(勝手に撮ってますが・・・)
阿弥陀からみる赤岳が一番好きです。
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阿弥陀からみる赤岳が一番好きです。
急下降開始。
一番緊張の降り。ここを降りトラバースもなかなか高度感あります。
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一番緊張の降り。ここを降りトラバースもなかなか高度感あります。
順番に慎重に。
全員無事に降りてきました。
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全員無事に降りてきました。
赤岳と中岳の雪陵。
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赤岳と中岳の雪陵。
中岳に登ります。
中岳に登ります。
中岳の山頂から大迫力の赤岳。
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中岳の山頂から大迫力の赤岳。
鞍部に下りてくると果てしない高さに見えます。
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鞍部に下りてくると果てしない高さに見えます。
文三郎の分岐近くまで登ってくるとガスが出てきて・・・ブロッケン現象!
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文三郎の分岐近くまで登ってくるとガスが出てきて・・・ブロッケン現象!
新年早々のブロッケンに大はしゃぎです。
今年はいい事ありそうだ。
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新年早々のブロッケンに大はしゃぎです。
今年はいい事ありそうだ。
赤岳ピーク間近。
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赤岳ピーク間近。
2日目の赤岳登頂。
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2日目の赤岳登頂。
ガスが出てきましたが、横岳が瞬間的に顔を出してくれました。
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ガスが出てきましたが、横岳が瞬間的に顔を出してくれました。
ガスが出てきましたが展望荘へ降ります。
ガスが出てきましたが展望荘へ降ります。
展望荘に降りると赤岳が顔を出してくれました。
さすがに風が強し。
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展望荘に降りると赤岳が顔を出してくれました。
さすがに風が強し。
展望荘と赤岳。
お地蔵様。無事に下山できますように。
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お地蔵様。無事に下山できますように。
地蔵から降り始めます。
地蔵から降り始めます。
地蔵尾根は結構急斜面です。
地蔵尾根は結構急斜面です。
見上げると赤岳。
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見上げると赤岳。
地蔵の下山はまだ鎖があるので大丈夫でした。でも登りで使いたいですね。
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地蔵の下山はまだ鎖があるので大丈夫でした。でも登りで使いたいですね。
行者小屋に無事降りてきました。
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行者小屋に無事降りてきました。
重い荷物を背負って下山開始。
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重い荷物を背負って下山開始。

感想

新年山行は八ヶ岳となりました。風も比較的少なく展望もあり幸先の良いスタート。まさかブロッケン現象まで見れるとは思いませんでした。

2日目が天気が荒れそうだったので、1日目に文三郎尾根ピストンで赤岳山頂を踏みましたが、翌日も予報に反し天候が好転したので阿弥陀岳から中岳経由で赤岳のピークを再度踏みました。その後、地蔵尾根を降りましたが、こちらの登山道は登りで使うほうが安心出来る印象を受けました。

今回一番緊張したのはやはり阿弥陀岳の降りです。赤岳は文三郎、地蔵尾根共に鎖がしっかり見えていたので問題ありませんでしたが、ほぼ鎖の埋まっていた阿弥陀の登り50m付近のトラバースから上部への登りは、慎重さが必要でした。

予定では2日行者小屋にテント泊する予定でしたが、2日目に目的が達成出来たので下山。お陰で1日テントを干したり、片付けに費やせてよかったです。

来シーズンは鎖が埋まる前の冬期に展望荘泊で赤岳〜横岳〜硫黄岳の周回したいと思います。

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コメント

はじめまして。
はじめまして、naosuと申します。
1/4の阿弥陀岳の山頂にほぼ同じ時間にいた者です。
ガスが消えていって徐々に八ヶ岳の山々が登場してきた景色は素晴らしかったですね!
冬の阿弥陀は初めてで、急坂に気持ちが萎えそうでしたがなんとか皆様方に着いていって登ることができました。
感謝しております。
2014/1/6 21:39
展望最高!
naosuさんはじめまして。
阿弥陀で先に下山された方ですね。ガスから赤岳が顔を出した時のあの興奮、一緒にあの景色を共有できた人のコメントもらえて嬉しいです。
美しい白銀の峰々、この景色を見れれば寒さなんてヘッチャラですね。今回は風も弱く良い山登りでした。
2014/1/7 8:10
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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4/5

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