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Yamareco

記録ID: 395533
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

北八ヶ岳 坪庭〜白駒池〜高見石ピストン

2014年01月11日(土) ~ 2014年01月13日(月)
 - 拍手
lilyca その他4人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
25:29
距離
16.7km
登り
561m
下り
546m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

*****1日目*****
JR茅野駅11:55
北八ヶ岳ロープウェイ13:15
坪庭 出発 13:45
五辻展望台 14:45
大石峠 16:34
麦草ヒュッテ 到着 16:50
*****2日目*****
麦草ヒュッテ 出発 7:50
青苔荘 8:40
白駒池 8:41
高見石小屋 10:10(コーヒータイム)
白駒の奥庭 11:24
麦草ヒュッテ 12:10
五辻展望台 14:20
坪庭 14:50
ロープウェイ乗り場 14:55(下山)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
新大阪==名古屋(新幹線)==松本(特急しなの)==茅野(特急あずさ)(9600円)
茅野駅前からバスで北八ヶ岳ロープウェイ前まで約1時間(1200円)
北八ヶ岳ロープウェイで山上まで(片道1000円/サイトから割引券入手可能)10分間隔運行
コース状況/
危険箇所等
坪庭付近はトレースが多数あり、アイゼン歩行で問題なし。スノーシューハイクを楽しむ人と多く出会う。坪庭から五辻を経て大石峠に向かう道は、ふかふかの雪道。樹林帯の緩やかなアップダウンが続く。アイゼンよりはワカンのほうが歩きやすかった。
麦草峠から白駒池を経て高見石までは、歩く人も多く、トレースもしっかりしているが、そこから先はトレースもまばらでふかふかの雪はアイゼンもきかないと、高見石小屋の従業員に教えてもらった。リーダーの決断で、今回は黒百合平を経て渋ノ湯に下りるのをあきらめ、もと来た道をロープウェイ乗り場まで戻ることになった。
大阪方面から新幹線と特急を2本乗り継いで、やっと八ヶ岳の玄関口、茅野市にやってきた。すごく立派な駅。
2014年01月11日 11:46撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/11 11:46
大阪方面から新幹線と特急を2本乗り継いで、やっと八ヶ岳の玄関口、茅野市にやってきた。すごく立派な駅。
駅からバスで北八ヶ岳ロープウェイ乗り場まで揺られること約1時間。連休で、ロープウェイ乗り場は登山客やスキー・スノボ客でごった返していた。
2014年01月11日 13:17撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/11 13:17
駅からバスで北八ヶ岳ロープウェイ乗り場まで揺られること約1時間。連休で、ロープウェイ乗り場は登山客やスキー・スノボ客でごった返していた。
ロープウェイ山頂駅に降り立つ。出たところが坪庭の入り口。
2014年01月11日 13:45撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/11 13:45
ロープウェイ山頂駅に降り立つ。出たところが坪庭の入り口。
八ヶ岳には40回以上入っているというリーダーからコース説明を受ける。
2014年01月13日 18:31撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/13 18:31
八ヶ岳には40回以上入っているというリーダーからコース説明を受ける。
坪庭をとりあえずつぼ足で歩行してみる。雪に足を慣らす。
トレースはあるが、結構滑って、ビビりながら歩く。
2014年01月11日 14:19撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/11 14:19
坪庭をとりあえずつぼ足で歩行してみる。雪に足を慣らす。
トレースはあるが、結構滑って、ビビりながら歩く。
アイゼンをつけて、いよいよ今日の宿がある麦草峠に向かう。
2014年01月11日 14:22撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/11 14:22
アイゼンをつけて、いよいよ今日の宿がある麦草峠に向かう。
樹林帯を進む。雪はふかふかして、アイゼンでは歩きにくい。
途中でワカンに換えて歩く。
2014年01月11日 14:40撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/11 14:40
樹林帯を進む。雪はふかふかして、アイゼンでは歩きにくい。
途中でワカンに換えて歩く。
ときどき、眺めのよい場所に出る。風がなく、歩きやすい。
2014年01月11日 14:44撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/11 14:44
ときどき、眺めのよい場所に出る。風がなく、歩きやすい。
なだらかな斜面を登ったり降りたりしながら、大石峠まで来た。
2014年01月11日 16:34撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/11 16:34
なだらかな斜面を登ったり降りたりしながら、大石峠まで来た。
大石峠から樹林帯を緩やかに下っていくと、麦草ヒュッテに到着した。
2014年01月11日 16:50撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/11 16:50
大石峠から樹林帯を緩やかに下っていくと、麦草ヒュッテに到着した。
5時半から夕食。手ごねハンバーグがおいしかった。
2014年01月11日 17:51撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2
1/11 17:51
5時半から夕食。手ごねハンバーグがおいしかった。
大部屋の様子。客は少なく、半分も埋まっていない。
部屋の中央に大きな石油ストーブが1つあるだけ。
布団と毛布が各自用意されていたが、夜は冷えこんで結構寒かった。持参したシュラフカバーを布団の間に入れて寝る。
2014年01月13日 22:29撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2
1/13 22:29
大部屋の様子。客は少なく、半分も埋まっていない。
部屋の中央に大きな石油ストーブが1つあるだけ。
布団と毛布が各自用意されていたが、夜は冷えこんで結構寒かった。持参したシュラフカバーを布団の間に入れて寝る。
朝食は6時半から。食事はどれもとてもおいしかった。
2014年01月12日 06:46撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
4
1/12 6:46
朝食は6時半から。食事はどれもとてもおいしかった。
朝は雪が締まっているので、白駒池までアイゼン歩行で進むことになった。
2014年01月12日 07:48撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 7:48
朝は雪が締まっているので、白駒池までアイゼン歩行で進むことになった。
トレースのはっきりした樹林帯の中を進んでいく。雪が深くなってきたので、ワカンをつける。
2014年01月13日 22:30撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/13 22:30
トレースのはっきりした樹林帯の中を進んでいく。雪が深くなってきたので、ワカンをつける。
しばらく進むと、青苔荘の前に出る。ここは、冬季は宿泊客がある場合のみ営業しているという。今日は、営業していた。
2014年01月12日 08:40撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 8:40
しばらく進むと、青苔荘の前に出る。ここは、冬季は宿泊客がある場合のみ営業しているという。今日は、営業していた。
青苔荘の向こうにだだっ広い雪原が見える。
2014年01月12日 08:40撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 8:40
青苔荘の向こうにだだっ広い雪原が見える。
白駒池。完全に凍っている。湖の対岸までトレースがあった。
2014年01月13日 22:30撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1
1/13 22:30
白駒池。完全に凍っている。湖の対岸までトレースがあった。
10センチほど積もった雪の下は、分厚い氷の表面。
2014年01月12日 08:42撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 8:42
10センチほど積もった雪の下は、分厚い氷の表面。
湖の途中まで歩いてみる。
2014年01月12日 08:44撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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1/12 8:44
湖の途中まで歩いてみる。
折り返して、高見石に向かう。
2014年01月13日 18:33撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/13 18:33
折り返して、高見石に向かう。
高見石小屋で、コーヒータイム。温かいコーヒーで生き返った気分。
2014年01月12日 10:11撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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1/12 10:11
高見石小屋で、コーヒータイム。温かいコーヒーで生き返った気分。
高見石小屋の裏の岩山を登る。
2014年01月12日 10:25撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 10:25
高見石小屋の裏の岩山を登る。
登りきったところは、360度の大パノラマ。遠くに浅間山が見えている。
2014年01月12日 10:29撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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1/12 10:29
登りきったところは、360度の大パノラマ。遠くに浅間山が見えている。
反対方向には、南八ヶ岳の峰々が見えている。雲も風もなく、ただただ感動して立ちすくむ。
2014年01月13日 18:35撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1
1/13 18:35
反対方向には、南八ヶ岳の峰々が見えている。雲も風もなく、ただただ感動して立ちすくむ。
高見石小屋は、ソーラー発電。
2014年01月12日 10:47撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 10:47
高見石小屋は、ソーラー発電。
高見石から、折り返して麦草ヒュッテ方面に戻る。
2014年01月12日 11:23撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 11:23
高見石から、折り返して麦草ヒュッテ方面に戻る。
美しい雪原に出た。
2014年01月12日 11:23撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 11:23
美しい雪原に出た。
白駒の奥庭と呼ばれるところ。樹氷の美しさは、この辺でも群を抜いている。
2014年01月12日 11:24撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 11:24
白駒の奥庭と呼ばれるところ。樹氷の美しさは、この辺でも群を抜いている。
風もなく、お日様もぽかぽか。しばし、景色を眺めながら休憩。
2014年01月12日 11:25撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 11:25
風もなく、お日様もぽかぽか。しばし、景色を眺めながら休憩。
手前に見えているのは茶臼山。奥が縞枯山。
2014年01月12日 11:58撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2
1/12 11:58
手前に見えているのは茶臼山。奥が縞枯山。
麦草ヒュッテが見えてきた。
2014年01月12日 11:58撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 11:58
麦草ヒュッテが見えてきた。
ここで、昨日通ってきたロープウェイ方面への道を折り返す。
同じ道でも、行きと帰りでは景色が違うので違う道のように見える。
2014年01月12日 12:55撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 12:55
ここで、昨日通ってきたロープウェイ方面への道を折り返す。
同じ道でも、行きと帰りでは景色が違うので違う道のように見える。
日が昇ってくるとぽかぽかと暖かくなってきた。雪原のトレースもくっきりしているが、ちょっとトレースを外すと、腰まで埋まる。
2014年01月12日 12:56撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 12:56
日が昇ってくるとぽかぽかと暖かくなってきた。雪原のトレースもくっきりしているが、ちょっとトレースを外すと、腰まで埋まる。
五辻展望台に到着。
2014年01月12日 14:23撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 14:23
五辻展望台に到着。
ここは、コースの中でも携帯の電波が入る貴重な場所。
2014年01月12日 14:23撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 14:23
ここは、コースの中でも携帯の電波が入る貴重な場所。
坪庭まで戻ってきた。遠くから雪雲が追いかけてきた。
2014年01月12日 14:50撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 14:50
坪庭まで戻ってきた。遠くから雪雲が追いかけてきた。
ロープウェイ乗り場まで戻ってきた。山行はこれで終了。
ロープウェイで下まで降りて、タクシーで茅野市内の宿に向かう。
2014年01月12日 14:52撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
1/12 14:52
ロープウェイ乗り場まで戻ってきた。山行はこれで終了。
ロープウェイで下まで降りて、タクシーで茅野市内の宿に向かう。
お疲れさまでした〜
2014年01月13日 22:38撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
3
1/13 22:38
お疲れさまでした〜
撮影機器:

感想

今季初めての雪山山行は、北八ヶ岳へ。
先週からの冷え込みで積雪量は多く、坪庭のあたりから大勢の登山者で賑わっている。
行きの麦草ヒュッテまでの道のりは、出発が午後2時ごろと遅かったので、ヒュッテに4時台に到着することを目標に必死で樹林帯を歩いた。ワカンをつけて歩くのも本当に久しぶりだったので、最初何度も転び、ワカンもゆるんでくる。せめて、つけ方だけでももっと練習しておけばよかったと後悔する。それでも、だんだんと雪上歩行に慣れてきて景色を楽しむ余裕が出てきた。が、時間が迫ってくる。日が傾くと、樹林帯はとたんに冷え込んできた。とにかく必死で歩き、何とか日が落ちる前に麦草ヒュッテについてほっとした。
ヒュッテは寒かった。30人以上は泊まれるだろう大部屋に、我々を入れても10数人の宿泊客しか入っていない。部屋の中央に石油ストーブが一台あるだけ。布団も冷たかったので、ビバークのために持参したシュラフカバーを布団の間に入れて使うと、足元が温かくなって、ぐっすり眠れた。

翌朝も快晴。風もほとんど吹かず、よくしまった軽い雪が本当に歩きやすい。穏やかな太陽と、青い空、美しい樹氷を楽しみながら雪原を進む。白駒池はみごとに凍って、ひろ〜い雪野原のよう。高見石の岩山の頂上からの眺めは、まさに神様からの贈り物。白駒の奥庭は、白馬が舞い降りたような美しい樹氷の森。「今日の山には神様がいるな」とリーダーがつぶやいたが、まさにその通りだった。本当にたくさんの自然からの贈り物と、やさしく頼りになるリーダーとメンバーに心から感謝した楽しい山行だった。

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体力レベル
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