金時山
- GPS
- 05:03
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 702m
- 下り
- 692m
コースタイム
10:22準備・参拝後、金時神社発
10:35金時神社奥の院
10:40金時宿り石
11:08矢倉沢峠への分岐
11:30金時山頂上(休憩12:30発)
13:08長尾山
13:25乙女峠(小休止)
14:13乙女口
14:25金時神社(小休止)
14:51千石バス停着
総移動時間…約3時間10分(バス停〜登山口間の移動含む)
(標準コースタイム…約3時間35分)
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道・標識は大変よく整備されており、迷うような個所はない。 また首都圏からの交通の便もよく、一年を通して登山客も多く、安心して登ることができる。 金時神社の脇から、登山道は霜柱だらけで所々凍っているような個所が認められるが、日向では泥濘が多い。 しかし矢倉沢峠への分岐を過ぎた辺りから、道は踏み固められた雪に変わり、滑りやすくなる。 この雪道(凍り道)は乙女峠を過ぎた辺りまで続くため、軽アイゼン以上は必須と言った方が良い。 実際、山頂に10人以上がいたが、皆アイゼンかチェーンスパイクをしていた。 駐車場は、金時神社前に砂利敷きで15台前後のものと、それより多く駐車できる1日500円の神社近くのゴルフ場?のものとがある。きっとシーズンの休日だと両方とも埋まるのだろう。 コンビニは千石バス停と金時神社の中間地点の国道138号沿いにある。 登山ポストは、金時神社駐車場入り口付近の観光案内看板脇。 NTTドコモの電波状況は、概ね良好。 |
写真
感想
小学生の頃、家族で登ったことのある山。非常に登りやすい割には景色もよく、エスケープルートもあちこちとれ、雪が少しある山で登りやすいこともあり、いつかまた登りたいと思っていた。
ノーマルタイヤのため道路の凍結が怖かったので、久々に電車とバスを使った山行になったが、これもまたマイカー登山と異なる病みつき感がある。
バスは概ね15〜20分に1本くらいの本数であり、湯本からの料金は700円弱だった(ICカード決済のため覚えていない)。
また、千石バス停から金時神社までの間にコンビニがあり、非常に便利。コンビニ脇からも矢倉沢峠へと続く登山口がある。
当日、確か箱根の最低気温は氷点下3度くらいで、バスから見えた道路気温計は0度。登り始めるまでは、モンベルの速乾性長袖Tシャツ+ノースのフリース+ノースのダウンでちょうど良い感じだった。
神社駐車場には6、7台駐車。ダウンを脱ぎ、アンパンを食べながらスパッツ付けたり、トイレを済ませ、神社に参拝してから登り始める。
驚いたのが、霜柱である。優に5cmは超えるであろう長さで辺り一面にびっしりと敷き詰められているのだ。足で突くとガラスのようにサラサラと音を立てた。また、宿り石等からつららが垂れているのも綺麗だった。
コース自体は何ということはない。宿り石を過ぎた辺りから急登になるが、そこでやっと汗を少しかく程度。実に爽快。
分岐辺りで泥道になるが、分岐を過ぎて登り始めると一気に圧雪路に化ける。
私はアイゼン・ストックなしで山頂まで行けたが、滑っている登山者もいた。
山頂に着くと突然視界が開け、富士山が目の前に現れる。あまりにも雄大である。
平日なのにやはりそこそこ賑わっており、20人とまではいかないが、それくらいの人数が昼食をとっていた。
ずっと昼食後も富士山に見とれていたかったが、ダウン・ニット帽・ネックゲイター姿でも1時間もいると結構寒い。下りに備え、ダウンの代わりにレインウェアを着て、軽アイゼンとストックを用意して下り始める。
下りでは1人としかすれ違わず、ほとんどが下りは矢倉坂峠方面か金時神社にしているのだろうか。登りと異なり静かな山道。でも今日のものとは限らないが、雪上に足跡はたくさん付いていた。
長尾山の標識に「乙女峠まで10分」となっていたが、10分以上かかるのではないかと疑問を抱きつつ、廃業の乙女峠の小屋を背にさらに下る。
まだまだアイゼンが効く路面だが、徐々に岩と土の割合が多くなり、歩きにくくなったためアイゼンを外している最中に、沢筋の向こうの斜面をイノシシ5頭ほどの群れが駆け登って行った。子供のイノシシもいたので、出くわしたら怪我をしていたかもしれない。
また、足元に小さな小さなネズミが途中まで登山道を案内するかのようにチョロチョロ走ったりして、冬なのに野生生物を十分感じられる山だと思った。
帰りのバスも行きと同様の間隔で直ぐに乗れ、ロマンスカーで気分良く帰宅した。
人里に近く交通の便も非常によく、それでいて展望も良い、ファミリー向けの非常に良い山だと思う。
初心者には文句なくお勧めだが、これから春までの季節は最低限軽アイゼンと防寒具は必要だろう。
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