記録ID: 3996843
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山滑走
北陸
羅子谷の尾根 山スキールート開拓
2022年02月12日(土) [日帰り]
富山県
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 08:49
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,195m
- 下り
- 1,185m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 8:49
距離 13.7km
登り 1,195m
下り 1,196m
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この時期、除雪の邪魔にならない場所を選ぶようにしています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・田頭〜P882 田頭から東進し山に取り付くと作業道に出る。尾根の先端部は地形が険しくもう少し優しい地点を探そう。作業道を北に行くと緩やかな杉林が山手に広がりここからハイクアップ。この林の中を登っていくが雪面が固いのでクトーを早めに装着。標高650〜700mは杉林だが特に緩い。やがて勾配が増してきたので予定通り左の稜線に乗り上げ、ブナ林と杉林の境界を登り、P882に登り上げる。山頂は雪の広場。北向きの展望が良い。人工林はここまで。 ・P882〜P1101 緩い細尾根が東に延びる。シールを付けたまま新雪に滑り込む。朝日が差し込み開放的だがブーツラッセル。やがて登り坂の尾根。この界隈は尾根にブナだけでなく唐松も生えていていく手を阻む。標高900m辺りはモナカ雪で急登気味で心拍マックス。 そこを超えると左手に尾根が近づきやがて稜線に出る。P1101は巻かずに乗り上げ。 北アルプスの展望が広がる。 ・P1101〜P1098 P1101から南に延びる尾根をシールで滑る。ブナの細い木が密だが問題ない。 ここは風が抜けるところは雪の段差が幾重にも出てくるので体力が要る。 また、雪が狭い尾根にこんもり積もっているところもある。乗り越えるか巻くか状況で判断。また、地図に表現できない微細なアップダウンがある。唐松も場合によっては行く手を阻む。P1098は尾根の一部。 ・P1098〜羅子谷の尾根 P1098から数メートル下に鞍部が広がり、シールのままそこに滑りこむ。 鞍部の先から最後の登りが始まる。ここからはブナの林が続く。 序盤の標高差100mは急でラッセルとキックターンが大変。今日は下駄を多用したので少し助かった。標高1250mを超えると緩やかで広めの尾根になる。やや疲れが出てペースが上がらず。標高1300mを超えると主稜線に出る。ハイウェイのような白い道が羅子谷の尾根を超え仁王山方向に続く。P1345は雪の吹溜り。そのまま通過。 最後はブナの密度が下がり広い広場が見えてくる。その先が羅子谷の尾根。 白木峰、仁王山、金剛堂山、北アルプス、富山平野、白山、牛岳などの展望が広がる。 滑走はP1345まですぐだが乗り越えにカニ足が入る。P1098までの滑走は広い斜面を堪能できる。ここまであっという間。御馳走さまでした。 P1098手前の鞍部でシールを貼りP1098を登り返し、羅子谷右岸稜線のエントリポイントに移動。GPSで位置をしっかり確認。 ・羅子谷右岸稜線〜田頭 尾根は基本的にブナと唐松が生えていて枝が張り出している。おまけに北側は雪庇みたいな段差があり使えない。下りなので尾根の南斜面をトラバース気味に標高を落とす。その方が安全。厳しいところは横滑り、斜滑降。尾根を滑ることはなく終始南斜面を尾根から外れないように滑る。標高900mは等高線が密で気になっていたところ。杉林が現れるが急な斜面についている。斜面が固そうなので右手のブナの斜面を利用して滑りこむ。標高800mで前回のコースと合流。後は杉林とブナ林の境界を滑り、作業道と合流するところでブナの大斜面に滑りこむ。大分緩くなっていたが斜度があり大き目のターンで楽しむ。 やがて緩やかな杉林とブナ林が交互に出てくる。杉林の中はスキーが良く走るがブナの間は湿った雪でブレーキがかかる。前回同様、最後の杉林まで滑り右手の谷間に滑りこみ渡渉地点へ。ここ最近の大雪でブリッジが出来ていたので、ゆっくり渡りラッキーでした。後は林道を滑って田頭へ。 この尾根はスキー登坂には不向きかな。ワカンならなんとか登れると思う。 参考記録) ・羅子谷の尾根を南から北に縦走(スノーシュー) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1093165.html ・羅子谷の尾根を登ってみたが撤収 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3938976.html |
その他周辺情報 | 大長谷温泉 今回は時間がなくパス。 |
写真
撮影機器:
感想
羅子谷の尾根は、白木峰・仁王山の北方稜線に位置する標高1458mの山で、
富山平野からは白木峰の前方に位置するので山稜が目立つと思われるが、ほとんど登られていないのが実情だろう。
二週間前に一度登山しているが途中撤退で、今回が再挑戦であった。
山行自体は非常に充実していて山スキーを堪能できたと思う。
滑走だけでなく新雪ラッセルや不安定な狭い尾根の通過など山スキーの要素を十分に味わうことができた。残念ながら羅子谷の稜線は山スキーにはやはり不向きで諦めざるを得ないだろう。ツアーコースとして利用するならば仁王山まで抜けた方がよさそうだ。とりあえず、宿題がひとつ片付いたので良しとしよう。
雪はたくさんあるが、緩んできたようだ。また少し作戦や装備を考えなければならない。
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