スノーシュー大活躍で霧氷三昧 三峰山‐平倉峰(奥福本‐ゆりわれ周回)
- GPS
- 05:14
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 794m
- 下り
- 783m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道も積雪で、これ以上進むのが怖くて、奥福本登山口から登りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北奥林道が積雪のため、スタッドレスを履いてましたが2駆なので、おそるおそる運転するかんじでした。ほんとうはゆりわれから登るつもりだったのですが、行けば行くほど怖くなっていき、手前にある奥福本登山口から登ることに。 持ってきたスノーシューを最初から最後まで履いて快適! これだけ積もると、アイゼンを履くなら爪の多いほうがいいのでしょうか。 前日の大雪でしたが、雪質はやや固めでそれほど踏み抜くこともなかったです。 奥福本、ゆりわれともにコース迷いする箇所もなく、安心して歩けました。 八丁平は全面といっていいほど凍結していました。 |
写真
感想
今日は、本当は御在所岳に行くつもりでした。
昨日までヤマレコの記録を参考にして、どのルートにいこうとか考えていたんですが、
朝、トイレに入りながら、三峰山の霧氷をもう一度、もっと完成されたものを見たい。
と思い立ち、今年2度目の三峰山行きとなりました。
(起きる時間が少し遅かったという理由もあります。)
前回のときは、雪も少なく、それでも八丁平付近からスノーシューを満喫し、控えめな霧氷でしたがそれでも感動したものですが、今日は、前日の大雪があったため、否が上でも期待せずにはいられません。
加えて、平倉峰までの道も素敵だよと教わっていたので、今回はそこもルートに加えようとヤマレコを参考に、朝からせかせか調べました。
三峰山に向かう途中、大好きな局ケ岳も真っ白になっているのを横目に、北奥林道を目指します。
林道に入るとすでに雪景色。
それでもタイヤ跡があるので、それに続くように車を走らせます。
スタッドレスとはいえ2輪駆動なので、ゆっくりゆっくり、こわごわと登山口を目指します。
こんな状況はボードにハマっていたころ奥美濃のスキー場にあしげく通っていたころを思い出します。
最初ゆりわれ登山口をめざしていましたが、それまでにある奥福本登山口にさしかかると、一台車が止まっているのを見つけ、そして、この先の道路を見るからにどんどん雪深くなっていることから、ここからゆりわれまで歩くかなあ、それともこの奥福本から登るか、迷いながらその停車している横に停めました。
よくみるとその車の車内でこれから登りに行くぞと言わんばかりに着替えている人が。
その方に、この奥福本は初めてなんですが大丈夫ですかねえと尋ねると、笑顔で大丈夫!と声をかけてもらえたので、僕もその方に続き、ここから登ることにしました。
そして、なんとその方もスノーシューをもってきており、ここから履いていくというので、それまたその方に続き、スノーシューを装着しての登山開始となりました。
雪は少し固めで、序盤はスノーシューもいらないくらいでしたが、それでも、スノーシューハイクはまた違った面白さがあって、わざわざトレースを避けてざくざくと雪を踏みしめていく感触を楽しみながら、雪に覆われた三峰山を登って行きました。
初めての奥福本ルートでしたが、迷うようのない道を、登っていくにつれ枝が白く纏われていく様を鑑賞しながら、でかい足跡をわざと残しながら進みます。
しだいにガスが立ち込めてきて、頂上では晴れてほしいなあと思いながらも、霧に包まれての雪景色はまた神秘的に映ります。この状況ならではを楽しもうと気持ちをあげていきます。
八丁平に着くと、なんと人の多いこと!
確かに日曜日ではあるけれど、前日の大雪にも関係なく、大勢の方がしっかり育った霧氷を被写体にしています。
僕も、これは本当にすごい、と、その雪世界に感動してしまいました。
山頂では隙間のないくらいの混雑で、僕は足早に平倉峰を目指します。
平倉峰にはまだ行ったことがなく、雪山での初登攀は少し不安でしたが、トレースがあったので、それを頼りに、人の気配のなくなった霧氷のトンネルをゆっくり歩きます。
途中強風で顔に霧氷の破片がびしびしと突き刺さりますが、それも臆さず、さらに雪深い道をひとり。
こんな道はスノーシューであることがすごく助かるなあと、ざくざくざく。
30分ほどで、視界が開けます。地図とGPSで確認し、ここが平倉峰だとホッと一安心。
ですが、開けた場所は凍結しています。そういう場所が霧氷のできやすい場所なんでしょうか、そこもまた、八丁平とはまた趣が異なって、よりしずかな空間だからでしょうか、霧氷の雰囲気も違った素晴らしさがありました。
そこからの帰り道、この時点で2時間ばかり歩き続けていたのでさすがにおなかが空いてきました。
どこかいい場所はないかと探しつつ、三畝峠を八丁平に切り返し、八丁平に差し掛かるところでようやく腰を下ろしました。
ここに来るまでに、愛用マグカップと、携帯ざぶとんを落としてきてしまい、雪の上にビニールを敷いて冷たい冷たいおしり、そして、コーヒーをどうやって飲もう、、と残念な状態に。
コーヒーとラーメンのために、お湯を水筒にいれてきたので、そのコップでなんとか飲める!
そのお湯をパーコレーターに入れ、バーナーで沸かし、カップラーメンにお湯を注ぎ、それを待つ間にコーヒー豆を挽き、残りのお湯でコーヒーを沸かします。
目の前の八丁平をのんびり、おしりは冷たくてものんびり眺めながら、ときおり親子連れがちっこいソリではしゃぐ声もBGMにしながら、冷え切った体をラーメンにがっつきます。
そして、そのあとのコーヒー。
パーコレーターは、寒いとき本当にその真価を発揮する気がします。
本当に、あったまりました。
帰りは以前も歩いたゆりわれ道をのんびりと下ります。
そのあとの雪道になった林道も、のんびりと歩きます。
ここでようやくスノーシューを脱ぎ、今日、こんなにスノーシューに助けてもらえるとは思ってなかったので、
この新しいアイテムに感謝しつつ、でも、それなりに重量があったということを脱いだとき気づいたので、あまり履きすぎてもよくないということも今回知ることができました。
お天気は少し残念でしたが、スノーシューを思い存分楽しめ、霧の中の神秘的な霧氷に感動し、三重にこんな素敵な山があるということを実感できる一日になりました。
今日の一曲は、
Kacey Musgraves のアルバム、
SAME TRAILER DIFFERENT PARK
です。
今年のグラミー賞にノミネートされて、そのコンピレーションを聴いて気に入り、買ってしまいました。
全編カントリーののんびりした雰囲気が、山をのんびり歩くのにぴったりです。
声がなんとも素敵です。
山頂から平倉峰は静かに歩けて雪景色を独り占めって感じだったでしょう?^^
青空が無かったのは残念ですが霧氷はかなりいい感じだったようですね
私も今シーズン もう一回ぐらい行きたいなぁと思っています
multifloraさんのご助言により、平倉峰までいくことができて、
あんな素敵な場所があったんですね、本当にありがとうございます!
他にもいろいろ雪山に行きたいんですが、なんせひとりだし、知識もないしで、
これからいろんな山を知っていきたいです。
また、いろいろ教えてください、記録も参考にさせてもらいます
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