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Yamareco

記録ID: 410817
全員に公開
講習/トレーニング
比良山系

武奈ヶ岳 冬のダケ道コース

2014年02月22日(土) ~ 2014年02月23日(日)
 - 拍手
lilyca その他10人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
12.6km
登り
1,199m
下り
1,183m

コースタイム

***1日目***
イン谷口 9:30(出発)
大山口 10:00(アイゼン装着)
カモシカ台 11:15
北比良峠 12:45
八雲ケ原 13:05
イブルキ分岐付近(幕営) 14:00 

***2日目***
テント場 7:10(出発)
武奈ヶ岳 山頂 8:20
テント場 9:20
八雲ケ原 11:00(訓練)
大山口 14:30
イン谷口 14:50
比良駅前 15:15(解散) 
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
JR比良駅よりイン谷口までタクシー
コース状況/
危険箇所等
大山口手前から雪景色。大山口から先は、アイゼン・ワカンなどの歩行装備が必要。
冬道は、トレースはしっかりついていたが、分岐の看板が見えにくい。スノーシューを履く人が多くなったので、トレースがいたるところにある。正規ルートと間違わないようにしたい。
この時期、アイゼン・ワカンは必須アイテム。北比良峠から先は雪も深いのでアイゼンよりワカンやスノーシューのほうが歩きやすい。八雲ケ原では、テント泊する人を大勢見かけた。
宝塚から電車を乗り継いでJR湖西線の比良駅に到着。降りる人はほとんど登山客。
2014年02月22日 09:09撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/22 9:09
宝塚から電車を乗り継いでJR湖西線の比良駅に到着。降りる人はほとんど登山客。
今回は、タクシーを使ってイン谷口まで来た。舗装路を50分歩く時間をカットできた。
2014年02月25日 23:25撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/25 23:25
今回は、タクシーを使ってイン谷口まで来た。舗装路を50分歩く時間をカットできた。
イン谷にあるトイレ。ここから先にトイレはなし。
2014年02月22日 09:43撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/22 9:43
イン谷にあるトイレ。ここから先にトイレはなし。
大山口からは本格的な雪道になる。アイゼンを装着して進む。沢沿いの登りは結構な急登。
2014年02月22日 10:24撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/22 10:24
大山口からは本格的な雪道になる。アイゼンを装着して進む。沢沿いの登りは結構な急登。
カモシカ台で休憩。木々の向こうに琵琶湖が見えている。
2014年02月22日 11:14撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/22 11:14
カモシカ台で休憩。木々の向こうに琵琶湖が見えている。
休憩も5分が限度。短い休憩の間に行動食をとったり、衣服や装備の調整を行ったりと結構忙しい。
2014年02月25日 23:26撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/25 23:26
休憩も5分が限度。短い休憩の間に行動食をとったり、衣服や装備の調整を行ったりと結構忙しい。
手作りの看板を発見。カモシカはいなかったけど、シカよけのテープはたくさん巻いてあった。
2014年02月22日 11:19撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/22 11:19
手作りの看板を発見。カモシカはいなかったけど、シカよけのテープはたくさん巻いてあった。
木々の間から、釈迦岳が見えてきた。武奈ケ岳はまだまだ先。この先で、有名な自然保護ボランティアのAKIHOさんに出会う。
2014年02月22日 12:08撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/22 12:08
木々の間から、釈迦岳が見えてきた。武奈ケ岳はまだまだ先。この先で、有名な自然保護ボランティアのAKIHOさんに出会う。
樹林帯の中のトレースを追う。あちらこちらにトレースが付いているので、道に迷いやすい。
2014年02月22日 12:09撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/22 12:09
樹林帯の中のトレースを追う。あちらこちらにトレースが付いているので、道に迷いやすい。
北比良峠に到着。昔はロッジがあったあたり。八雲ケ原までは、あとは緩やかに下るだけ。
2014年02月25日 23:26撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/25 23:26
北比良峠に到着。昔はロッジがあったあたり。八雲ケ原までは、あとは緩やかに下るだけ。
八雲ケ原に着いた。湿原はすっかり雪の下に。
2014年02月22日 13:08撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/22 13:08
八雲ケ原に着いた。湿原はすっかり雪の下に。
しばらく休憩した後、リーダーの判断で、もう少し先で幕営地を探すことになった。
2014年02月25日 23:26撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/25 23:26
しばらく休憩した後、リーダーの判断で、もう少し先で幕営地を探すことになった。
イブルキ分岐付近の広場にテントを張ることになった。まずは整地。ラインダンスを何度も繰り返す。雪が深いので、なかなか固まらない。
2014年02月25日 23:27撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/25 23:27
イブルキ分岐付近の広場にテントを張ることになった。まずは整地。ラインダンスを何度も繰り返す。雪が深いので、なかなか固まらない。
何とか固まってきたので、スコップでたたいて平らにする。その上にテントを設営。
2014年02月25日 23:27撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/25 23:27
何とか固まってきたので、スコップでたたいて平らにする。その上にテントを設営。
テントができたら、さっそく雪を溶かして水作り。
このあと、作った水で食事の支度をした。
2014年02月25日 23:29撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/25 23:29
テントができたら、さっそく雪を溶かして水作り。
このあと、作った水で食事の支度をした。
翌朝は、5:30起床で7:00出発。テントをそのまま残して軽装で武奈ケ岳に向かう。
2014年02月23日 07:10撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 7:10
翌朝は、5:30起床で7:00出発。テントをそのまま残して軽装で武奈ケ岳に向かう。
昨夜、雪が降って、新雪が20センチほど積もっていたので、歩き始めからワカン歩行。先頭は交代でラッセル。
2014年02月23日 07:59撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/23 7:59
昨夜、雪が降って、新雪が20センチほど積もっていたので、歩き始めからワカン歩行。先頭は交代でラッセル。
小山ノ岳分岐で休憩。山頂まであと30分ほど。
2014年02月25日 23:30撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/25 23:30
小山ノ岳分岐で休憩。山頂まであと30分ほど。
霧氷とエビのしっぽが出現。静かでとてもきれい。
2014年02月23日 08:05撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 8:05
霧氷とエビのしっぽが出現。静かでとてもきれい。
武奈ケ岳への最後の登り。
2014年02月23日 08:15撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/23 8:15
武奈ケ岳への最後の登り。
頂上についた。すごいエビのしっぽができている。
幕営地から1時間ほどで到着。
2014年02月25日 23:31撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/25 23:31
頂上についた。すごいエビのしっぽができている。
幕営地から1時間ほどで到着。
頂上はガスであまり景色がよくなかったので、そそくさと下山。幕営地に戻る。
2014年02月23日 08:51撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/23 8:51
頂上はガスであまり景色がよくなかったので、そそくさと下山。幕営地に戻る。
幕営地に戻ってテント撤収。とたんに荷物が重くなった。
2014年02月23日 09:24撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 9:24
幕営地に戻ってテント撤収。とたんに荷物が重くなった。
テント場や、トイレをきれいにならして後片付けもばっちり。
2014年02月23日 10:18撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 10:18
テント場や、トイレをきれいにならして後片付けもばっちり。
八雲ケ原に向かう途中の斜面で滑落停止訓練。雪がふかふかでなかなか滑落しない。
2014年02月23日 10:31撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 10:31
八雲ケ原に向かう途中の斜面で滑落停止訓練。雪がふかふかでなかなか滑落しない。
おなかで停止?!
2014年02月23日 10:32撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 10:32
おなかで停止?!
3回目くらいで、斜面も滑りやすくなってやっと滑落停止訓練らしくなってきた。
2014年02月23日 10:32撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 10:32
3回目くらいで、斜面も滑りやすくなってやっと滑落停止訓練らしくなってきた。
訓練を終えて八雲ケ原に向かう。
2014年02月23日 10:48撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 10:48
訓練を終えて八雲ケ原に向かう。
八雲ケ原ではビーコン操作訓練を実施。雪原に埋められたビーコンを探す。
2014年02月23日 11:50撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 11:50
八雲ケ原ではビーコン操作訓練を実施。雪原に埋められたビーコンを探す。
ゾンデ棒で、雪崩に埋められた人を捜索する訓練。ゾンデを刺して、感触を確かめる。
雪に埋められ、ゾンデでつつかれるメンバー。
2014年02月23日 11:59撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 11:59
ゾンデ棒で、雪崩に埋められた人を捜索する訓練。ゾンデを刺して、感触を確かめる。
雪に埋められ、ゾンデでつつかれるメンバー。
訓練をしているうちに、だんだんガスがはれてきた。中央の奥に、真っ白な武奈ケ岳が見えてきた。
2014年02月23日 12:19撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/23 12:19
訓練をしているうちに、だんだんガスがはれてきた。中央の奥に、真っ白な武奈ケ岳が見えてきた。
北比良峠の近くにある比良ロッジ跡。昔、よくここでお世話になったのに、なくなってしまって残念。
2014年02月23日 12:33撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 12:33
北比良峠の近くにある比良ロッジ跡。昔、よくここでお世話になったのに、なくなってしまって残念。
峠の先に、琵琶湖が広がる。
2014年02月25日 23:32撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/25 23:32
峠の先に、琵琶湖が広がる。
すっかり晴れて、気温も上がってきた。気持ちよかった登山ももうすぐ終わり。
2014年02月23日 13:00撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/23 13:00
すっかり晴れて、気温も上がってきた。気持ちよかった登山ももうすぐ終わり。
カモシカ台まで戻ってきた。もう、汗ばむくらいに天気が良くなってきた。道の雪も解けてドロドロになって歩きにくい。
2014年02月23日 13:33撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/23 13:33
カモシカ台まで戻ってきた。もう、汗ばむくらいに天気が良くなってきた。道の雪も解けてドロドロになって歩きにくい。
大山口でアイゼンをはずす。
2014年02月23日 14:30撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 14:30
大山口でアイゼンをはずす。
イン谷の林道はもう全く雪がなくなっていた。
2014年02月23日 14:52撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
2/23 14:52
イン谷の林道はもう全く雪がなくなっていた。
比良駅前に到着。堂満岳がきれい。
2014年02月23日 15:07撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 15:07
比良駅前に到着。堂満岳がきれい。
駅前の食堂「一休」で打ち上げ。おばちゃんの手料理はいつも最高!
2014年02月25日 23:33撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/25 23:33
駅前の食堂「一休」で打ち上げ。おばちゃんの手料理はいつも最高!
さようなら比良の山々、そして、ありがとう。また、雪のない時にも来たいな。
2014年02月23日 16:24撮影 by  COOLPIX S6100, NIKON
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2/23 16:24
さようなら比良の山々、そして、ありがとう。また、雪のない時にも来たいな。
撮影機器:

感想

雪山セミナー修了山行は、比良の武奈ケ岳へ。天気も良く、雪もあまり溶けておらずコンディションもばっちり。
今回は、雪山初心者が多く、テント泊で荷物も多かったため、イン谷口までタクシーを使うことになった。これで舗装路を50分歩く行程が短縮された。イン谷の舗装路が切れたあたりからすぐに登山道に雪がつき始める。最初はつぼ足で進んだが、大山口の河原を超えてすぐにアイゼンを装着する。その後はつづら折れの急な登りが続く。カモシカ台に着くころには汗びっしょりに。そのあとも何度かの急な登りをこなして、やっと北比良峠に到着。ここからは下り。他のコースとの合流点なので人も多くなってくる。八雲ケ原では、複数のグループがテントを張っていた。時間に余裕があったので、明日の武奈ケ岳登頂が少しでも楽になるようにとのリーダーの判断で、あと30分ほど先まで行ってテントを張ることになった。
テント場に着いたらさっそく整地。雪が深いのでなかなかしっかり固まらない。縦に横にと何度もラインダンスを繰り返して整地する。やっと、固まってテントが設営できた。
テントができたら休む間もなく水作り。集めた雪を溶かして水を作って、作った水をストッキング生地でこして、水筒に入れていく。8Lの水ができたので今度は作った水で食事を作る。
食事ができたころには5時を回っていた。少し早い夕食をとって、やっと一息つく。
夜は、夏用のモ○ベルULダウンシュラフ#5にアルパイン ダウンハガー 800 サーマルシーツを重ねて、ゴアテックスシュラフカバーをつける。ハードシェルの間に薄いインナーダウンを着て寝たが、全然寒くなく、ぐっすり眠れた。
マットを冬用のサー○レストのプロライトプラスにしたのが大正解だった。下からの寒さをまったく感じなかった。120cmで十分だった。
翌朝は、曇り。晩のうちに雪が積もって20cmほどの新雪ができていた。
幕営地を予定より上のほうにしたので、武奈ケ岳登頂はあっという間だった。山頂がガスって展望が利かなかったのは残念だったが、見事なエビのしっぽを見ることができた。
テント撤収後は、滑落停止訓練、ビーコン操作訓練と順調に予定をこなし、全員無事に下山。
一休のおばちゃんが、「待っていたよ」と地元野菜で作った手料理でもてなしてくれた。
冬のテント泊としては、絶好のコンディションで終えることができた。四季折々の姿を見せてくれる美しい比良の山々に感謝しながら家路に着く。自然よ、仲間よ、本当にありがとう。

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