花の百名山も今は銀世界の伊吹山
- GPS
- 07:20
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,170m
- 下り
- 1,151m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山口にありました。 トイレは登山口と1合目しか利用できません。 3合目と山頂のトイレは閉鎖されています。 雪は3合目手前から出てきました。 噂の泥濘は早朝は凍っています。 でも帰りも思ったほどの泥濘ではありませんでした。 靴底についた泥は簡単にはとれませんが。 全体に危険箇所はありません。 6合目避難小屋は靴を脱がないと利用できないので使いづらいです。 時間と天候を考えて昼食をとりましょう。 夏道が出ていたので行きは夏道を、帰りは直登コースを下りました。 山頂の小屋は雪に埋まっていますがお堂を兼ねた覚心堂は開いています。 長テーブルと椅子が1脚ありましたがみんなで昼食とはいきません。 伊吹には天然日帰り温泉はありませんが薬草の湯があります。 あいにくこの日は休館日なのでグリーンパーク山東内のホテルのお風呂を利用しました。(500円) 道の駅には隣接してそば処「伊吹野」があります。 |
写真
感想
低いながらも日本百名山になっているし花の百名山としても有名な伊吹山。
山頂付近まで伊吹山ドライブウェイが通じているので登山対象の山としては魅力のない山として見ていた。
ところが、先日、ふと山の投稿サイトを見ていたら雪の積もった伊吹山に登山者が殺到しているではないか。
スキーで登る者。スノーシューで登る者、ノーマルにアイゼン、ピッケルで登る者など各自が好き勝手な方法で登っている。
標高がほどほどなので日帰りに丁度いいらしい。天気がよければ冬山入門コースとしても危険がなく人気が高いようだ。
麓から歩いて登るなら登山対象としての魅力が出てきたので早速計画を練った。
午前2時に起床。天気は上々。名古屋付近で豊田JCT付近で夜明けを迎え、
一宮JCTを過ぎる頃、行く手に真っ白に雪をまとった伊吹山が見えてきた。
雪のない時期のみる伊吹山は、どてっと大きいだけで取り柄のない山にしか見えなかったが
雪がつくとなかなか立派だ。これなら登り甲斐がある山だ。
登山口の上野には7時すぎに着いた。民間駐車場がちらほらあるが誰もいない。
ヤマレコに出てくる評判のよい高橋駐車場がどこだかわからない。
町の中をゆっくり流して探していたら耳当てをしたおじさんが家から出てきた。
どうやらここがそうらしい。登山口まで100メートルほど。立地条件もよい。
ここの登山道の泥濘は相当なものらしいが、この駐車場には下山後の靴洗い場もあるしお茶とお茶菓子も出るそうだ。
簡単な登山パンフレットをもらって登山情報を聞いて7時40分に出発した。
まずは登山口の三ノ宮神社に参拝する。神社の横から一合目までは杉林の中につけられた林道のような登山道を登る。雪はなく、うわさの泥濘も早朝なので凍っている。
雪のないスキー場の一番下が1合目。
その上のゲレンデが2合目。
靄ってはいるけれど琵琶湖が見えた。
向かい側には伊吹山と同じくらいの高さの雪がついた山が見えるが名前がわからない。
なかなか景色もいい。
3合目に近くなったら急に雪が出てきた。
なだらかな3合目の広場に出ると目の前に伊吹山全体が見えてくる。
車から見た伊吹山は真っ白だったが、この上野コースは南斜面のせいか雪が少ない。
ところどころ地表が出て登山コースが斑になっている。
6合目の避難小屋も見えている。
雪が出てくると足下の岩が隠れて歩きやすくなってくる。
でも体力が落ちてきた分時間がかかる。6合目避難小屋には10時半についた。
今回は、山頂の避難小屋が使えればそこでラーメンを作ってゆっくりお昼を食べる予定で
コンロを持ってきたが、すれ違った下山者に聞いたら山頂の小屋すべて雪に埋まって使えないとのことなので、いらないものは6合目の避難小屋に置いていくことにした。
まだいらいないとは思ったが一応ここでアイゼンを着けた。
上空でヘリが旋回している。先日行方不明になった登山者の捜索ヘリのようだ。
いくら雪があるとはいえ、伊吹山は遭難するようななまではないと思うのだが、
いまだ見つかっていないらしい。
雪がたっぷりあるときは6合目から山頂まで、ほとんど直登コースで登るようだが、
今は夏道も出ている。夏道の方がジグザグなので登りやすい。
おじさんは楽なコースを行くことにする。
ガイドブックでは夏時間で登り3時間半というが結構きついではないか。
遅くとも11時半ころには山頂に立てるかと思ったが、何と到着したのは1時間遅れの12時25分だった。
まあ、のんびり休憩しながら、写真を撮りながら歩いたからしょうがないだろう。
山頂からの展望はすばらしい。360度。雲ひとつない展望が広がる。
残念なことに、この付近の山にはほとんど登ったことがないのでどこが何て山なのかさっぱりわからない。
展望版で白山、立山、乗鞍岳など探したが見えているのか霞んでいるのかよくわからなかった。
でもすごい眺めだ。風がなければのんびりこの景色を眺めながらお昼にすれば楽しいのだが
ここは寒い。風が冷たいのだ。気温も低いが体感温度は氷点下10度くらいはありそうだ。
広い山頂を散歩がてらぐるっと歩いてから下山した。下りは早い。直登コースをサクサクと下ればいいのだ。
6合目避難小屋でデポした荷物を回収し高橋駐車場には丁度3時に到着した。
うわさの泥濘は思ったほどではなかったが、高橋家の泥落とし場で洗った靴に挟まった泥は容易には取れなかった。
伊吹山はなかなかいい山だ。雪山を楽しむにはもってこいの山でしょう。
ただ、6合目の避難小屋は使いづらい。靴を脱がないと室内にあがれない。原則、火気も使えない。
普通の小屋のように土間があってテーブルがあって食事が出来るような避難小屋が良い。
途中、トイレが使えないのも不便でしょう。
特に休日にはかなりの登山者が入るし、物陰のないコースなので男はいいとしても女性は困るでしょう。
3合目、山頂のトイレは使えるようにしておいてもらいたいですね。
伊吹山付近には日帰り温泉がなく、薬草の湯という施設もこの日は休館日だったので、
高橋さんに聞いたグリーンパークの旅館でお風呂に入ることにした。
その前に伊吹はお蕎麦の産地でもあるようなので、食べログに載っていた「伊吹野そば」で腹ごしらえをしよう。
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