日本コバ
- GPS
- 07:30
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 834m
- 下り
- 826m
コースタイム
天候 | くもり/晴れ/くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
川を何度も渡る必要があるので滑らないように細心の注意が必要。 目印が分かりにくい箇所もあったので道迷い注意(僕は今回迷いました) 道が崩れていて危険な箇所が何箇所かあり。下山に使った藤川谷ルートに多く見られた。 麓は雪が無かったが山頂に近づくにつれ雪が深くなっていった。山頂付近は膝位までの積雪。 登山ポストは藤川谷ルートの登りはじめすぐにありました。 下山後は永源寺温泉八風の湯がオススメです。少々値段が高いけど手ぶらで行けます。(1,500円) |
写真
感想
スマホのアプリ「ヤマメモ」を初めて使ってみました。
道迷いも初めて経験しました。
昔々小学生のボクがオヤジに連れられて登ったことのある山で、その印象的な山の名前からずっと記憶に残っていました。鈴鹿山系の標高1.000mにも満たない山が「日本」の名を冠している不思議。日本コバ。不思議だったんで登る前にネットでちょちょっと調べてみたら元々は「二本木場」が由来だそうで、木場で休憩を二本入れて山頂に至ることからそう呼ばれていたのがいつの間にか二本が日本に転じていたそうです。ナルホド。
小学生の頃いくつか山に連れられて行った記憶はあるんですけどちゃんと記憶に残っているのは綿向山とここ日本コバだけです。日本コバが記憶に残っている理由は名前以外にもあって、山頂に洞窟がありそこから大量のコウモリが飛び立つのを見た記憶が強烈な印象として残っていたのがあります。実際は山頂ではなく藤川谷ルート途中の岩屋のことなんですけど、小学生の頃はそこが山頂だと思っていました。細い川がいくつかあり、そのひとつにイワナの稚魚を見つけて喜んでたのも今思い返すと思い出せます。
で、いざ登山。相方探しに失敗しソロでの山行となりました。マイナーな山なんでソロに多少の不安を覚えつつも登りはじめ。その登りはじめがすでに分かってない始末。自分の中では藤川谷ルートを登り始めたつもりが実際は政所ルートに近い名も無き道。不安を抱きつつも川沿いを歩けばそうそうルートから外れていないだろうと気にせず登っていきましたが、ある時ふと気づきます。迷ってる。林の中で見通しが悪く位置を割り出す手段を考えます。スマホのGPSをONにしてあったので地図アプリを起動し現在地を確認、位置は政所ルートと藤川谷ルートの中間辺りを示します。でも自分の中じゃ藤川谷ルートを歩いていて川を右手にずっと登っていたので日本コバ山頂に向かって直登しているくらいの位置だと思い込んでいたのでGPSの精度が悪いんだとその時は思いました。思い込みって怖い怖い。藤川谷ルートは川からそうそう離れないので川からあまり離れたくなかったのですが迷った時は尾根を目指せと散々あちこちの本に書かれていたので道無き急登を必死でとにかく登っていきました。体力的には問題なかったのですが精神的には少々くるものがありました。携帯の電波が入る場所と全く入らない場所があり連絡のとれない場所で動けなくなったらどうしようという不安が頭をよぎります。でも上を向けばいつまでも斜面が続いている訳ではなさそうだったのでとにかく登る。尾根に出た。見通しがきく場所で地図とコンパスを使って位置を割り出そうとするも目標物が定まらずに失敗、まぁ尾根伝いに歩ける方へ歩けば正しいルートを見つけられるだろうとしばらく歩くことに。思惑通りルートにはぶつかりましたが道標を見てびっくり政所ルートに出ていました。登りはじめの位置を誤認していたため藤川谷ルートに出るものとばかり思っていました。ここで始めて自分の最初の間違いに気づけました。登り始めた時に見ていた川は地図に載っていない川だったんだと。あとは読図能力の無さと思い込みの怖さ。色々と反省点が多い山行となりました。よく知りもしない山でソロは当分控えよう。あと、読図講習会とか参加しよう。今はそんな思いです。
で、まぁ無事ルートには出られたので山頂を目指します。途中何度かの川渡りを経て、段々と雪深くなる道をいつ誰がつけたか分からないトレースを追いながら何とか山頂へ到着。
無人!マイナーだねぇ。
しばし貸切を堪能。食後のコーヒーでリラックス。
さぁ下山。下山こそ藤川谷ルートを通ろう。とにかく岩屋に行きたいんです。ネットで事前に知ってしまってるんですけど今はコウモリはいないそうです。もう何年も前から居なくなってしまったよう。ただ小学生の頃の思い出を辿りたくてもう一度あの岩屋へと足を運びたかったんです。
到着した岩屋は小さな入口が開いたまさしく岩の室で入って行くのは少々躊躇われます。でもせっかくLEDランタンとか持ってきたので入ってみることに。暗いです。あと結構広いです。天井は平坦でコウモリがここにたくさんぶら下がっていたんだと思うとやっぱりちょっと怖気ます。コウモリって吸血のイメージなんですよね。ここに居たコウモリはきっと血なんて吸わない種類だったろうに勝手なイメージで怖がってスミマセン。
もういいや、下山下山。岩屋を出てすぐにロープ場があり慎重に降ります。昔こんなんあったっけ?小学生(3〜4年生のどちらか)の頃このロープ登ったんだろうか?記憶にない。岩屋の記憶はあるのにロープ場の記憶がないとはまた不思議な感じ。まぁいいか。
その後も危険箇所が多く慎重に下山し思いの他時間がかかりました。藤川谷ルートの下山直前、登ってくる方からなら登りはじめすぐの所に立入禁止テープ。スミマセン通ってきちゃいました。どうりで危険なはずだ。
みなさん道が整備されるまでは藤川谷ルートは控えましょう。
反省点の多かった山行、次回以降に活かしたいと思います。
途中道迷い中にLINEで連絡をとりあって捜索体勢にまではいっていただいてましたdreamletsさん、心配おかけしました。感謝してます。もうビール飲んじゃってOKです。
追記しますとたまにソロで出かけるのでモンベルの野外活動保険は入っています。エマージェンシーシートとツェルト、ホイッスル、スマホ用バッテリー、包帯や絆創膏などの応急処置セット、余分目の食料と水分(今回ですと水2L+スポーツドリンク500mL+サーモスにほうじ茶を500mL)も普段から備えていますので決して山をナメてる訳ではなかったんですけど、道具の備えに偏って登山技術の本や講習会等で得られる知識面の充実が計れていなかったんだなぁと思う次第です。どちらもバランスよく精進していきたいものです。
ご無沙汰です。僕もここへ行ってみたいと思っているんですが、なかなか折り合いのつく時がなくって今に至っています。
僕自身もソロが多いのですが、道迷いは怖いですね。読図だけはしっかりできるようにと思っていますが、現在位置を誤ることが時にありますね。思い返すとやはりほとんどは思い込みが原因ですね。あとで考えると明らかに間違っているのに、こじつけでその時は正しいと思い込んでしまう・・・。
ソロでルートを外してしまった時の不安感、精神的に滅入りますよね。出来る限り味わいたくないです・・・。
現在はルートが荒れているんですね。この記録もいつか行ける時の参考にさせてもらいます。とにかく、無事下山されてよかったです。
ありがとうございます。思い込みで道迷い、さらに読図もロクに出来ないという恥ずかしいレコですけどそのまま載せてます。大事にならずに済んで良かったと思ってます。
ルートですが帰りに使った藤川谷ルートは荒れてましたね。荒れてなくても沢を何度か渡っていかなければいけないのでそれなりに注意は必要かもしれませんが…。政所ルートは途中からしか歩いてないんですけど大丈夫でした。当日はうす曇りで山頂からの眺望はイマイチで残念。
ルートタイムやルートは彷徨っている部分があるのであまり参考にはならないと思いますが地図に載らないような川が1〜2本あったと思いますので注意してください。普通に登山口から入って目印のテープ追っていけばそんな注意も必要ないと思いますが。
日本コバ周回コース。私も気になって、いつもウォッチしています。
夏道も歩いたことないので、冬レコを探していましたが、これなら行けるっていうものが、なかなか見つからず、雪解けを待っていました。
もうそろそろ出るかな?と怪我の確率の低くなるトキを狙って期待していました。
参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
どうもこんばんは。
友人からコメントきてるよと連絡頂いたので覗きにきました。
チャットモンチーのモグラみたいなアイコンが素敵ですね。
もう出かけられた後でしょうか?どこまで参考になるか分かりませんが参考になるような所があれば見て行ってください。
感想にも書いてますけど沢を渡る際と道が荒れている箇所にはお気を付け下さい。
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