見頃の梅も凍える湯河原梅林と幕山ハイク
- GPS
- 04:00
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 586m
- 下り
- 573m
コースタイム
天候 | 小雪のち曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
シーズン中の休日は早く行かないと駐車場に入れず周辺道路は渋滞で動きがとれなくなります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはありません。 梅林の中を通って登る幕山直登コースの道標は少ないので幕岩の裾を右に巻くように登る散策コースを使えば登山道山頂へ向かえます。 梅林を左寄りにいくと大石ガ平コースへ行く林道へ出ます。 下山後、町営の日帰り温泉1000円は、梅林入園券200円を持って行けば200円引きですが、不便な場所なのでマイカーがないと利用しづらいです。 公共交通機関利用の方は、入湯料は1350円とちょっと高めですが、幕山公園から割引、無料送迎バスがでている「ゆとろ嵯峨沢の湯」を利用するとよいでしょう。 |
写真
感想
湯河原梅林とその裏山になる幕山は機会を見て行きたいとリストアップされていたコースです。
幕山山頂は、標高は低いものの真鶴半島から相模湾の眺めが良いというので
天気が良さそうな日を選定して出かけました。
湯河原梅林の梅も八部咲きで見頃を迎えているため駐車場もさぞ混雑するだろうと思い、駐車場が開く15分前頃に着くよう出かけました。
天気予報は前日まで晴れの予報。期待して東名高速、小田原厚木道路を走っていると前方に見える丹沢の山々には雪雲がかかっているではないか。
小田原に近づくにつれ、山の雪が下界まで下りてきて雪の中を走る羽目になった。
まあ、湯河原は箱根より南なので雪も降っていないだろうと高を括っていたら、
なんと湯河原でもしっかり雪が降っていた。
梅は見頃でバッチリだが、まさか雪の中を歩く羽目になるとは思っていなかった。
思ったより道路が空いていたので8時30分ころには幕山公園に着いてしまった。
幕山公園に一番近い第1、第2駐車場へは午前9時にならないと入れないので、管理人がいないその手前の第3駐車場に車を入れた。
南郷山から幕山へ登って展望の良い幕山で昼食のつもりでガスコンロやコッヘルなどを持ってきたが、この天気では、山頂でお湯を沸かしてのんびり昼食だなんて天候ではないので炊事道具は車に置いていくことにした。
それと、あまり面白みのなさそうな南郷山も割愛して、目標を湯河原梅林と幕山だけに絞ることにした。
そうなると時間的に余裕が出てくるので見頃の梅をゆっくり観賞しながら登ることにした。梅林の中にはいくつもの散策コースが入り組んでいる。
幕山に直接登るつもりで梅林の中を適当に歩いていたら幕山直登コースから外れて大石ガ平コースに向かっていた。つまり幕山の麓を左側から巻く西回りコースである。
まあ、同じ道を往復するより変化があっていいだろうとそのまま行くことにした。
雪が降っているので当然天気は悪いのだが、梅や椿の花に雪が積もった光景は、
これはこれで普段見たくてもそうは見られないオツな風景である。
あちこち被写体には事欠かないので自然と足は遅くなった。
周囲の山々は徐々に白さを増していき、すでに箱根峠から南に延びる尾根筋は真っ白になっていた。
大石ガ平から幕山への登山道に入ると切り倒した笹が登山道に敷き詰められており、その上に雪がしっかりと積もっている。歩きづらい道である。
暗い檜の植林地の地表も薄らと雪化粧し幽玄な雰囲気を醸し出していた。
南郷山への分岐地点からはしっかりと整備された歩きやすい道になり
自然と幕山山頂まで導いてくれる。歩き出して約2時間、幕山山頂へ着いた。
こんな天気でも人気の山だけあって登山者はけっこういる。
小雪がちらつく中、シートを敷いてお店を広げているおじさんたちや、
傘を差しながらおにぎりを食べているご夫婦など、
みなんな寒さに負けずに頑張っている。
展望については半ばあきらめていたが、背後には雪の積もった伊豆の山々や
相模湾にちょこんと突き出した真鶴半島もうっすらと見えていた。
天気が良ければ枯れ草に腰を下ろしてお弁当にするところだったが
この天気では腰を下ろす場所もない。
広い山頂なので隅の方にでもテーブルベンチを何組か設置してくれると嬉しいのだが。私達も立ったままおにぎりをほおばって空腹を満たした。
思いもかけぬ雪景色が見えたことで満足し山頂をあとにした。
梅林の中に下りるコースは南斜面なので全く雪がなかった。
朝方はうっすらと雪化粧した山腹も、ちょろちょろと顔を出すお日様にしっかりと雪は溶かされ黒い地肌の登山道を続々とハイカーが登ってきた。
1時間も下らないうちに梅林の最上部に出た。
眼下に見頃を迎えた梅林が広がっている。
パンフレットで見かける景色である。
急に観光客が増え、アマチュアカメラマンがあちこちで腕を競っていた。
背後の幕岩ではクライマーが岩肌に取り付いている。
白、赤、ピンク、緑の梅が4000本というから見ごたえがある。
熱海の梅林も有名だが、こちらの方が遙かに綺麗だ。
たっぷり梅の花と香りを楽しんだあとは温泉で冷えた体を温めよう。
湯河原には町営の日帰り温泉「こごめの湯」がある。
湯河原梅林の入園券(200円)を持って行けば200円引きで利用できる。
Webの割引券を印刷していけば10%引きである。
車で15分程度。食堂もあるが食べ物の持ち込みもOKのこの施設。
入湯料1000円と駐車場が1時間100円。
ロッカーが1回100円と何かとお金がかかるがお湯はなかなか良かった。
お湯にはいること2回。
のんびり3時間休んで夕食は小田原の「友栄」でうな重を食べようかと思ったら定休日でした。
それでは松田の「月読」で手打ち蕎麦にしようかと思って行ってみたら、
お蕎麦は売れ切れましたの看板。
梅林は良かったものの、うなぎとお蕎麦に振られた、ちょっと心残りな山行でした。
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