和賀岳 残雪をツボ足でたどる
- GPS
- 14:39
- 距離
- 35.4km
- 登り
- 2,356m
- 下り
- 2,331m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 4:50
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 9:49
天候 | 23日:午前中は雨、山はガスと強風 24日:朝から青空、午後は曇りがちに |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・残雪の亀裂多数 ・下山時、派生尾根が多いのでルートを間違えやすいと思います |
写真
感想
前回の志度内畚への山行後、あまり意識していなかったニノ沢畚への思いが強くなりました。2〜3週前がベストとはわかっていましたが、諸事重なり訪れることができませんでした。1日目は貝沢口から大荒沢岳に重荷をデポして朝日岳さらにはニノ沢畚へ。大荒沢まで戻り根菅分岐か最低コル付近でテント泊。2日目はゆっくりと和賀岳を往復し高畑口へ下山。荷物をデポして貝沢口まで11キロほどのランで車回収、という計画を立てました。
青森市を1時半過ぎに出て貝沢駐車帯で仮眠後、貝沢口へ。雨が降り出しました。出発後、雨は本降りとなり体が濡れはじめます。雨、風、ガスともひどい状況。前山分岐を過ぎ沢尻岳への登りにかかる前に様子見することに。ラジオでは二戸、盛岡で晴天となってきたと言っていたので期待したのですが、天候は変わらず。特に風がすごい。足先まで濡らして震えも出てきたので撤退を決断。残念。車のダッシュボードに濡れ物を置いて急速乾燥しながら盛岡へ向かい、桜を見て気分転換。
翌日は晴れ・弱風の中を登ります。雪解けが進み藪が出ていることは予想できたので、初めてスキーではなくツボ足で進むことにしました。最低コルの手前で同じ高畑口を3時頃にスタートしたという男性とスライド。この時期4度目ですが、根菅分岐〜和賀岳の稜線で初めて人に出会いました。最大の難所、最低コルからの登り前にアイゼン装着。男性の足跡もあり、なんとか登りきることができました。山頂では1年ぶりに360度の景観を堪能しました。
1日目の夕方、盛岡から貝沢駐車帯に戻り稜線を見上げると、青空が広がっているものの厚い雲と強風が確認できました。「撤退で正解だったな」とつぶやきました。強風は続き夜は冷え込んだので、全身濡れたままテン泊をしていたらかなり厳しい状況だっただろう。ニノ沢畚への稜線も藪が出ていることは容易に想像できました。無理をしないで正解でした。来年まであれこれ想像しながら楽しみをとっておきます。雪焼けした赤い顔をさすりながら、4度目の和賀岳山頂に立てた喜びに浸っています。
コメント
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スゴい。。。根菅分岐〜和賀岳は是非とも歩きたい県境稜線ですが、ワタスだと15時間以上かかりそうです🥺
6枚目は中央左が高下岳、中央右が和賀岳、右が根菅岳とみます。和賀岳はちと自信なしですが、根菅は山容が特徴的なので間違いないかと😅
7枚目は、左がモッコ岳、中央左が朝日岳、右が志度内畚ですね!コレは自信アリ!!
来年、二ノ沢畚目指しましょう!一緒にと言う意味ではありませんが(足を引っ張るので🥺)。
自分の都合で判断するのではなく天候や残雪の状況に自分が合わせなければ…当たり前ですし入山前も考えていたことですが、痛い思いをするところでした。二ノ沢畚には行けませんでしたが、今年も和賀岳からの展望を楽しむことができました。
写真の同定、さすがに地元の方ですね。なるほどと納得しました。高松の池の周囲の道路上でこの景観を得られる区間はわずか数メートルで、「いいところを見つけた」と一人感激しました。原写真を拡大してさらに考察してみます。
お互いに来年は二ノ沢畚を目指しましょう。それにしても羽後朝日岳から先の稜線にここまで魅せられるきっかけを作ってくれたのは、ihatovさんとkamadamさんなんです。私の方向性を作ってくれた方々です。これからもレコを楽しみにさせていただきます。
二ノ沢畚へはぜひ青空が広がる日に!
女王の最も美しい姿をご覧になって下さい
やはり今年は無理でした。雨風がなく朝日岳まで行けたとしても、ニノ沢畚までの雪のない藪を進むのは厳しかったと思います。前回志度内畚から帰ってからkamadamさんのレコを読み進むうちにぜひ登りたいという思いが募っていったのですが…。
1年間、またkamadamさんの過去レコを読ませていただき、ワクワク感を蓄積していこうと思います。ihatovさんとkamadamさんは、私にとって朝日岳以降のエリアの師匠です。これからもよろしくお願いします。
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