ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4196785
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

和賀岳 残雪をツボ足でたどる

2022年04月23日(土) ~ 2022年04月24日(日)
情報量の目安: A
都道府県 岩手県 秋田県
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
14:39
距離
35.4km
登り
2,356m
下り
2,331m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:49
休憩
0:01
合計
4:50
距離 9.0km 登り 654m 下り 655m
7:09
32
スタート地点
7:41
48
8:29
8:30
32
9:02
116
10:58
13
11:11
22
11:33
26
11:59
スタート地点
2日目
山行
9:08
休憩
0:41
合計
9:49
距離 26.4km 登り 1,701m 下り 1,701m
6:26
33
スタート地点
6:59
115
8:54
8:56
27
11:28
12:00
123
14:32
67
15:39
15:44
31
16:15
スタート地点
天候 23日:午前中は雨、山はガスと強風  24日:朝から青空、午後は曇りがちに
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
・残雪の亀裂多数
・下山時、派生尾根が多いのでルートを間違えやすいと思います
雨の中を進みます
2022年04月23日 07:41撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/23 7:41
雨の中を進みます
群界分岐 尾根には雪がない
2022年04月23日 08:32撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4/23 8:32
群界分岐 尾根には雪がない
雨風を除けるためツリーホールで天気待ち
2022年04月23日 09:42撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
4/23 9:42
雨風を除けるためツリーホールで天気待ち
11時頃から好天予報だが一向に回復せず 11時頃、下山を決める
2022年04月23日 09:42撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/23 9:42
11時頃から好天予報だが一向に回復せず 11時頃、下山を決める
盛岡市の高松の池で桜を楽しみます
2022年04月23日 15:25撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
4/23 15:25
盛岡市の高松の池で桜を楽しみます
公園内で和賀連峰を見渡せるポイントを発見!
2022年04月23日 15:35撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/23 15:35
公園内で和賀連峰を見渡せるポイントを発見!
でも同定できず 皆さん、わかりますか?
2022年04月23日 15:35撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4/23 15:35
でも同定できず 皆さん、わかりますか?
翌日 高下岳で和賀岳とご対面
2022年04月24日 08:56撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4
4/24 8:56
翌日 高下岳で和賀岳とご対面
稜線は藪が出ているような感じ 頂上までたどれるだろうか
2022年04月24日 08:56撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4
4/24 8:56
稜線は藪が出ているような感じ 頂上までたどれるだろうか
高下岳を振り返る 過去3回の山行を含め一番雪の融解が進んでいる
2022年04月24日 08:58撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/24 8:58
高下岳を振り返る 過去3回の山行を含め一番雪の融解が進んでいる
根菅岳
2022年04月24日 09:23撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
4/24 9:23
根菅岳
3月29日に登った羽後朝日岳 左が今回の本当の目的だったニノ沢畚だろう
2022年04月24日 09:23撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/24 9:23
3月29日に登った羽後朝日岳 左が今回の本当の目的だったニノ沢畚だろう
根菅分岐の藪 難所と考えていたポイントの一つ
2022年04月24日 09:32撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4/24 9:32
根菅分岐の藪 難所と考えていたポイントの一つ
藪を越えさらに進みます 少し前に男性と会い会話をしました
2022年04月24日 09:44撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/24 9:44
藪を越えさらに進みます 少し前に男性と会い会話をしました
最大の難所 最低コルからの110m登行 崩壊がすさまじい
2022年04月24日 10:00撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
4/24 10:00
最大の難所 最低コルからの110m登行 崩壊がすさまじい
昨日のテント泊地と考えていた最低コル東側地点
2022年04月24日 10:00撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4/24 10:00
昨日のテント泊地と考えていた最低コル東側地点
コルからの急斜面を登っています
2022年04月24日 10:12撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4/24 10:12
コルからの急斜面を登っています
その後も崩壊地が出現します
2022年04月24日 10:33撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/24 10:33
その後も崩壊地が出現します
皆様、どこを登りますか? 左の雪面、真ん中の藪、右の藪と少しの雪 結局、右を進みました
2022年04月24日 10:40撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
5
4/24 10:40
皆様、どこを登りますか? 左の雪面、真ん中の藪、右の藪と少しの雪 結局、右を進みました
今年も岩場に会えました
2022年04月24日 10:42撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4/24 10:42
今年も岩場に会えました
そこを過ぎると、大雪面と空だけの不思議な世界
2022年04月24日 10:58撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
4/24 10:58
そこを過ぎると、大雪面と空だけの不思議な世界
さらに進むと前衛峰1412mが見えてきて…
2022年04月24日 11:03撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4/24 11:03
さらに進むと前衛峰1412mが見えてきて…
1412mからついに和賀岳が見えました
2022年04月24日 11:08撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4
4/24 11:08
1412mからついに和賀岳が見えました
1年ぶり4度目の残雪期の和賀岳山頂
2022年04月24日 11:27撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
6
4/24 11:27
1年ぶり4度目の残雪期の和賀岳山頂
昨秋たどった南方の岩手・秋田県境稜線 大甲、中沢岳、風鞍、さらに真昼岳、左の女神山など 同定できるようになってきて嬉しい
2022年04月24日 11:27撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
4/24 11:27
昨秋たどった南方の岩手・秋田県境稜線 大甲、中沢岳、風鞍、さらに真昼岳、左の女神山など 同定できるようになってきて嬉しい
西方 小杉山から白岩岳、小滝山方面
2022年04月24日 11:28撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/24 11:28
西方 小杉山から白岩岳、小滝山方面
北西 田沢湖
2022年04月24日 11:28撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/24 11:28
北西 田沢湖
今年も出没! ほっかむりおじさん!
2022年04月24日 11:34撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
5
4/24 11:34
今年も出没! ほっかむりおじさん!
もう一度 白岩岳、小滝山方面 右手前が難所中の難所、錫杖の森だろう
2022年04月24日 11:57撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
4/24 11:57
もう一度 白岩岳、小滝山方面 右手前が難所中の難所、錫杖の森だろう
遠く秋田駒と右が羽後朝日 左がニノ沢畚だろう あの細尾根、kamadamさんが言うところの“鎌尾根”をたどる予定だったが… 来年チャレンジしよう
2022年04月24日 11:57撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
4/24 11:57
遠く秋田駒と右が羽後朝日 左がニノ沢畚だろう あの細尾根、kamadamさんが言うところの“鎌尾根”をたどる予定だったが… 来年チャレンジしよう
戻ってます 大雪面を北に進みます
2022年04月24日 12:14撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4/24 12:14
戻ってます 大雪面を北に進みます
雪の崩壊地 向こうは高下岳
2022年04月24日 12:38撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/24 12:38
雪の崩壊地 向こうは高下岳
何度もだけど右から大荒沢岳、朝日岳、ニノ沢畚
2022年04月24日 12:39撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/24 12:39
何度もだけど右から大荒沢岳、朝日岳、ニノ沢畚
コルへの急斜面を下降中振り返る
2022年04月24日 12:50撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4/24 12:50
コルへの急斜面を下降中振り返る
振り返って和賀岳
2022年04月24日 13:01撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
4/24 13:01
振り返って和賀岳
その右側 コルからの急斜面 あそこ(右側ラインです)を登ったのか…
2022年04月24日 13:02撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/24 13:02
その右側 コルからの急斜面 あそこ(右側ラインです)を登ったのか…
一番近くに見える所から 左端がニノ沢畚だ
2022年04月24日 13:09撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/24 13:09
一番近くに見える所から 左端がニノ沢畚だ
女王 羽後朝日岳 美しすぎる!
2022年04月24日 13:09撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4
4/24 13:09
女王 羽後朝日岳 美しすぎる!
根菅に戻ってます
2022年04月24日 13:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4/24 13:10
根菅に戻ってます
根菅山頂からコルからのルートを振り返る かなり怖い感じもする
2022年04月24日 14:01撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
4/24 14:01
根菅山頂からコルからのルートを振り返る かなり怖い感じもする
高下から見納めの和賀岳 私の中では和賀岳・朝日岳、どちらも“女王”なのです
2022年04月24日 14:28撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4
4/24 14:28
高下から見納めの和賀岳 私の中では和賀岳・朝日岳、どちらも“女王”なのです
山頂看板も確認できます 今日はありがとう! 
2022年04月24日 14:28撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
4/24 14:28
山頂看板も確認できます 今日はありがとう! 
ピンボケだけどカタクリ
2022年04月24日 15:13撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
4/24 15:13
ピンボケだけどカタクリ
山にも春がやってきました
2022年04月24日 15:16撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4/24 15:16
山にも春がやってきました

感想

 前回の志度内畚への山行後、あまり意識していなかったニノ沢畚への思いが強くなりました。2〜3週前がベストとはわかっていましたが、諸事重なり訪れることができませんでした。1日目は貝沢口から大荒沢岳に重荷をデポして朝日岳さらにはニノ沢畚へ。大荒沢まで戻り根菅分岐か最低コル付近でテント泊。2日目はゆっくりと和賀岳を往復し高畑口へ下山。荷物をデポして貝沢口まで11キロほどのランで車回収、という計画を立てました。

 青森市を1時半過ぎに出て貝沢駐車帯で仮眠後、貝沢口へ。雨が降り出しました。出発後、雨は本降りとなり体が濡れはじめます。雨、風、ガスともひどい状況。前山分岐を過ぎ沢尻岳への登りにかかる前に様子見することに。ラジオでは二戸、盛岡で晴天となってきたと言っていたので期待したのですが、天候は変わらず。特に風がすごい。足先まで濡らして震えも出てきたので撤退を決断。残念。車のダッシュボードに濡れ物を置いて急速乾燥しながら盛岡へ向かい、桜を見て気分転換。

 翌日は晴れ・弱風の中を登ります。雪解けが進み藪が出ていることは予想できたので、初めてスキーではなくツボ足で進むことにしました。最低コルの手前で同じ高畑口を3時頃にスタートしたという男性とスライド。この時期4度目ですが、根菅分岐〜和賀岳の稜線で初めて人に出会いました。最大の難所、最低コルからの登り前にアイゼン装着。男性の足跡もあり、なんとか登りきることができました。山頂では1年ぶりに360度の景観を堪能しました。

 1日目の夕方、盛岡から貝沢駐車帯に戻り稜線を見上げると、青空が広がっているものの厚い雲と強風が確認できました。「撤退で正解だったな」とつぶやきました。強風は続き夜は冷え込んだので、全身濡れたままテン泊をしていたらかなり厳しい状況だっただろう。ニノ沢畚への稜線も藪が出ていることは容易に想像できました。無理をしないで正解でした。来年まであれこれ想像しながら楽しみをとっておきます。雪焼けした赤い顔をさすりながら、4度目の和賀岳山頂に立てた喜びに浸っています。


お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:431人

コメント

お疲れ山でした〜!
スゴい。。。根菅分岐〜和賀岳は是非とも歩きたい県境稜線ですが、ワタスだと15時間以上かかりそうです🥺

6枚目は中央左が高下岳、中央右が和賀岳、右が根菅岳とみます。和賀岳はちと自信なしですが、根菅は山容が特徴的なので間違いないかと😅
7枚目は、左がモッコ岳、中央左が朝日岳、右が志度内畚ですね!コレは自信アリ!!

来年、二ノ沢畚目指しましょう!一緒にと言う意味ではありませんが(足を引っ張るので🥺)。
2022/4/26 1:34
ihatovさん コメントありがとうございます。

 自分の都合で判断するのではなく天候や残雪の状況に自分が合わせなければ…当たり前ですし入山前も考えていたことですが、痛い思いをするところでした。二ノ沢畚には行けませんでしたが、今年も和賀岳からの展望を楽しむことができました。
 写真の同定、さすがに地元の方ですね。なるほどと納得しました。高松の池の周囲の道路上でこの景観を得られる区間はわずか数メートルで、「いいところを見つけた」と一人感激しました。原写真を拡大してさらに考察してみます。
 お互いに来年は二ノ沢畚を目指しましょう。それにしても羽後朝日岳から先の稜線にここまで魅せられるきっかけを作ってくれたのは、ihatovさんとkamadamさんなんです。私の方向性を作ってくれた方々です。これからもレコを楽しみにさせていただきます。
2022/4/26 11:22
今回も私の名を出していただいて恐縮です
二ノ沢畚へはぜひ青空が広がる日に!
女王の最も美しい姿をご覧になって下さい
2022/4/26 19:55
kamadamさん コメントありがとうございます。

 やはり今年は無理でした。雨風がなく朝日岳まで行けたとしても、ニノ沢畚までの雪のない藪を進むのは厳しかったと思います。前回志度内畚から帰ってからkamadamさんのレコを読み進むうちにぜひ登りたいという思いが募っていったのですが…。
 1年間、またkamadamさんの過去レコを読ませていただき、ワクワク感を蓄積していこうと思います。ihatovさんとkamadamさんは、私にとって朝日岳以降のエリアの師匠です。これからもよろしくお願いします。
2022/4/26 23:28
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら