船通山よいとこ^ ^ ，春フェス開催中！

2022年04月24日(日) [日帰り]

• GPS: 04:15
• 距離: 9.9km
• 登り: 633m
• 下り: 626m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:51
• 休憩: 0:22
• 合計: 4:13

距離 9.9km 登り 633m 下り 634m

8:19 スタート地点
8:30 8:31 民宿たなべ
9:06 鳥上滝コース登山口
9:59 鳥上滝
10:35 10:58 船通山
11:59 亀石コース登山口
12:31 民宿たなべ
12:35 ゴール地点

天候

うす曇り(T_T)で雨もぱらり。しかし眺望はばっちり(^^)/

アクセス

利用交通機関：

自家用車

岡山市内より国道180号線をひたすら新見へ。新見市上市から神郷，鳥取日南経由で島根奥出雲町の現地へ。ストップ＆ゴーはほぼなし。すいすい行き帰り。

コース状況／危険箇所等

船通山登山口鳥上滝コース〜亀石コースを上り下り。沢の渡渉や滑りやすい場所もあるが，よく整備されたハイキングコース。

その他周辺情報

上の駐車場はすでにいっぱい。斐乃上温泉，斐乃上荘の下に停めてゆっくりと出発する。温泉は入らず。

写真

わくわくプールのある上の駐車場に行ってみたがすでに満車。今日は出るのが遅かった。さすが人気の船通山。下の斐乃上温泉斐乃上荘前Pに戻ってスタート。ミヤマキケマンの咲く道を歩く。

タチツボさんは道縁の主役。どこに行っても出迎えてくれる。

色違いで。

キランソウも出てきた。わくわくプールの横には立派なトイレと駐車場がある。

亀石コースに向かう人多数。ここからだとどちらの登山口へもかなり車道歩きがある。自分は鳥上滝コースへ。

車道脇にいろんな春の花々。キブシがぶらぶら。

放棄され山に帰っていく古い田んぼの中には，水辺が好きなヤマネコノメソウ。

登山口の手前。かつては人の暮らしがあったと思われる場所が多い。山あいには茅の中のスイセンだけ，毎年元気に開いているところが多くなった。

谷筋。川の畔にはボタンネコノメソウが登場してきた。今日はこれをずっと見続けることになる。

鳥上滝コース。ここから車道を離れて登山道へ。

ねぼすけミヤマカタバミ，ヤマエンゴサクが延々と続く道。曇っていたが少しずつ空が明るくなって来た。杉林を抜けると広葉樹の新緑が眩しい。

沢筋の道に入ると。さっそくサンインシロカネソウのお出まし。続々と咲いている。

コチャルメルソウもずっと続く。サンインシロカネソウとコラボ。

うつむき気味な花が多い。花弁の中はこんな感じ。小さくてかわいい。

エンレイソウも今が盛り。葉っぱも花も3つ。

アップで。だいたいの花が下を向いて恥ずかしそうにしている。

いっぱいありすぎてついつい歩みがのろくなる。そしてブヨが山ほどいる山道。何も対策せずに失敗。首筋を一カ所喰われた。

沢筋を離れると登山道らしい急登が続く。サンインシロカネソウ観察ですっかり遅くなった。山頂へ急ぐ。急いだり止まったり，何と迷惑なハイカーなんだと自分でも思う．．．。脇に山に咲く正しいイカリソウ。

ツクバネソウは葉っぱが出たて。4枚葉っぱの中央に小さな蕾がちょろり。もうすぐ咲くでしょう。

沢筋にはハシリドコロも固まって続く。この色艶を見ると何となく千利休の茶人帽を妄想。（自分だけ．．．。）

鳥上滝に出た。水はほどほど流れている。ミソサザイの鳴き声がずっと響く谷。相変わらずブヨにストーカーされている。

九十九折りの登山道を上がっていくと，本日，第一カタクリに謁見。曇っているが日が高くなってよく反り返っています。

そしてショウジョウバカマも。こちらの山は薄い色のが多い。この辺りだけかたまっていた。

カタクリのごきげんロード。白いのはないかな？探したがなかなか会えません。

山頂にとうちゃこ。以前知り合いから絶対いいよと聞いてはいたが，本当に眺望抜群。曇っていてもすばらしい。

南西側からの大山さん。ゼブラ模様はずいぶん細くなった。

皆ヶ山と蒜山も並ぶ。手前には毛無山，備北の山々も連なる。

山陽側は今朝は雨マーク。実際，来る途中は雨が落ちていた。南側，雲海の上に出るピークを眺める。

できるだけ人が映り込まないようにしたいが無理です。景色がすごい1142m山頂は想像通りの人人人．．．。みんな美味しくランチ中でした。

山頂の西側にはトイレ付きのこれまたすばらしい避難小屋がある。入り日，日の出は最高だろう。悪いことを考えてしまう。

はるか先には三瓶山ファミリー。その昔大山とともに国引き神話を行った舞台。

スサノオの命がこの地に降臨し，ヤマタノオロチを退治し天叢雲剣（アメノムラクモノツルギ）を得たと言う。さすが奥出雲，神話ワールド。

そしてなんと言ってもカタクリ三昧の山頂広場。

広い山頂の周囲は全部カタクリ園。実物に圧倒される。この景色とカタクリ。うわさ以上にスゴい。

大人気の山頂で行動食だけ摂り亀石コースに下りる。少し芽吹いたブナ林が心地よし。

オオカメノキの白い花が開く季節になった。

今年初のニシキゴロモ。白花タイプに一年ぶりに出会う。

登山道には至るところにミヤマカタバミの白花が続く。昼が近づくとやっと目覚めた。ボタンネコノメとコラボ。

沢筋は毎度毎度のユリワサビ。白くてかわいい花が並んでいる。

こちらのコースも花が豊か。サンインシロカネ，ボタンネコノメのコラボ。サンインシロカネソウがずっと咲き並ぶ。

よく開いた花。ついつい顔を覗いてしまう。

最後は車道を歩く。ヒトリシズカ発見。今年初モノ^ ^。いろいろ見つかる車道もまた楽し。

アスファルトの脇に逞しく咲くサンインシロカネソウ。車道に溢れる春の花。亀石コースの豊かさ恐るべし。

これも車道の脇，杉の林縁にキクザキイチゲ。かたまって開いていた。

麓に近づくにつれてヤマエンゴサクも増えてくる。スタートからずっと咲いていたので敬意を表して。

麓の道縁ではスミレと主役を争うミヤマキケマン。この春まじまじと見たのは初。こちらも登場願おう。

これまたアスファルトの脇，ヨモギの中に逞しく咲くフデリンドウ。山の中でなくまさかこんなところで出会うとは。

帰路見通しのよい場所から船通山を振り返る。船通山よいとこ^ ^。自然豊かな本当にすばらしい山でした。

感想

satopan7

日曜日は朝から完全フリー。行こうと思っていた兵庫の笠形山は雨マークが並んだ。どこか天気のよさそうな場所は？天気予報を見ると山陰は雨マークが付いていない。以前島根出身の職場の方に，「地元の方に愛されてやまないすばらしい山」と聞かされていた船通山に目的地を定める。ここ最近のレコに上がっているのを見て，とても気になる山でもあった。
予報通り日曜日は朝から曇天の空。岡山市内から下道を通ってひたすら現地へ。早い時間は渋滞など皆無でスイスイと現地入りした。奥出雲に近づくにつれて空も明るくなってきた。雨が落ちないだけでもラッキー。
この時期の船通山は大人気のようで，わいわいプールの周りは満車。少し下がった斐乃上温泉下の駐車場はガラガラでそこに停めて出発する。
船通山は想像以上に自然が豊かな山で，麓の車道から春の花々を眺めて歩いた。登山道で出会ったサンインシロカネソウ，カタクリ，ボタンネコノメソウ，その他たくさんの花々を飽きることなく見ることができた。また，中国山地の主な山をぐるりと見渡すことができ，眺めもこれまたすばらしい。谷間に響くミソサザイの甲高い囀りを聞きながら春フェスの山を楽しく歩くことができたことに感謝。

コメント

cfj24210

ショウジョウバカマ
山頂のカタクリ
ドンピシャ

うれしいよなあ

おやすみなさい

satopan7

船通山。噂どおりのステキな山でした。