雪の白山の近くへ〜大日ヶ岳・天狗山稜線歩き〜

2014年03月28日(金) [日帰り]

• GPS: 06:55
• 距離: 11.4km
• 登り: 448m
• 下り: 1,046m

コースタイム

8：45ゴンドラ山頂駅--9：45大日ヶ岳10：00--11：00天狗山--11：30天狗山の先のピーク（昼食）13：00--14：15大日ヶ岳14：30--15：15ゴンドラ山頂駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

高鷲スノーパーク駐車場からSPゴンドラにて山頂駅へ

コース状況／危険箇所等

＜駐車場＞　
　6：30頃に高鷲スノーパーク駐車場に到着。この時点でスキー・スノーボード客がだくさん。賑わってる。登山者は自分ひとり。
　8：30受付で登山届提出（SPゴンドラ利用時必須）。SPゴンドラにて山頂駅へ。山頂駅すぐ近くにトイレ有。登山道はそのすぐ奥にある。

＜山頂駅から大日ヶ岳＞
　山頂駅にてアイゼンを装着するが、雪質は気温が高いためシャーベット状で滑りやすい。急登が数か所あり結構きつい登りもあるが、距離が短いため何とかポール2本とアイゼンにてクリア。高度感があり、滑るため滑落しそうな少し怖い場所も。

＜大日ヶ岳山頂＞
　360°の大展望。白山連峰・北アルプス・乗鞍岳・御嶽山・能郷白山・荒島岳などの大展望。観音様は雪に埋もれて顔を出している。

＜大日ヶ岳〜天狗山の先＞
　常に白山連峰を眺めながら、北アルプスや荒島岳などの山々を見渡せる、大展望の稜線歩きができる。アップダウン多く、雪質は相変わらずシャーベット状で滑りやすく、壺足では踏み抜き多数でちょっと疲れる。股下まで踏み抜くこともある。

＜天狗山の先・間近に白山＞
　天狗山の先、目前に白山連峰が見渡せる場所で休憩・昼食。白山連峰・北アルプス・乗鞍岳・御嶽山・能郷白山・荒島岳などの大展望。贅沢な昼食をいただく。風がなく気温も高く、心地よいため1時間以上滞在してしまった。　

＜復路＞
　踏み抜き多数で疲れるためスノーシュー装着し　ピストンにて来た道を戻る。スノーシューのありがたさを実感。やはり歩きやすいです。

＜コース全体＞
　常にシャーベット状の雪質で滑りやすく、アイゼンが効きにくい。急登箇所ではポール2本にてクリアしたが、滑落に注意が必要。ピッケルは使えませんでした。気温が急上昇しているため雪面が割れ、クレバスができ始めている。今後は雪崩に注意が必要です。
　ただ、3月下旬にこの積雪量はやっぱりすごい！

写真

3/28 8:42

SPゴンドラ乗り口。平日8：00スタートです。

3/28 9:09

ゴンドラ頂上駅。カフェがありそこにトイレがあります。カフェは今は閉店しています。ここでアイゼンを装着。

3/28 9:09

登山者や山スキーを楽しむ人はこちらから。

3/28 9:00

いきなり急登です。

3/28 9:06

急登続きで一気に高度を上げます。

3/28 9:19

急登が続きます。雪質がシャーベット状でアイゼンが効きにくく滑ります。

3/28 9:27

大日ヶ岳が見えた！！

3/28 9:37

こんな急登を登ります。滑るので滑落注意。ピッケルは効きません。ポール2本で登ります。

3/28 9:38

振り返ると歩いてきた稜線。

3/28 9:46

大日ヶ岳山頂に到着！！
すると白山が！！

3/28 9:49

山頂碑や観音様は埋まっています。

3/28 9:50

大日ヶ岳山頂から。360°御嶽山や乗鞍岳・北アルプスの大展望。

3/28 9:55

白山連峰へと続く稜線。かっこいい！！

3/28 9:57

左は鎌ヶ峰、夏にこのルートを歩きました。中央は荒島岳、4日前に登りました。

3/28 10:01

そして白山！！
かっこいい！！きれい！！

3/28 10:11

本日の目的は「できる限り白山に近づく」です。
白山へと続くこの稜線を白山に向かって歩きます。

3/28 10:19

アップダウンの多い稜線歩き。

3/28 10:33

でも、360°展望のあるこの稜線歩きは、むっちゃ楽しい！！

3/28 10:38

そして、白山に向かい歩きます。

3/28 10:38

こんな素晴らしい稜線を歩きます。

3/28 10:41

白山へと続く道。きもちいい。

3/28 10:41

こんな急登もなんのその。
でも、結構踏み抜きます。

3/28 10:49

樹林帯の上に白山。

3/28 10:49

再び急登。アップダウンが続きます。

3/28 10:51

このピーク、雪庇が割れています。雪崩に注意です。

3/28 10:51

樹林帯の風紋。

3/28 10:55

天狗山らしきピークから白山へと続く稜線。
天狗山には道標も何もない。

3/28 11:05

これが天狗山かな？？時間があるので、もう少し白山へ近づこう。

3/28 11:09

白山はやっぱりきれい。

3/28 11:09

こんな気持ちいい稜線をひたすら歩きます。あのピークを越えてみよう。

3/28 11:20

すると、こんなに近くに白山が！！

3/28 11:24

絶景です！
しかも、独り占め！！
他に誰もいません。

3/28 11:25

西には荒島岳などの山々が。

3/28 11:25

東には北アルプス。剱岳・薬師岳・槍・穂高・乗鞍・御嶽・・・！！！

3/28 12:03

そして、やっぱり白山！！

3/28 12:08

こんな贅沢な景色の中で昼食をいただきます。無風で気温も高く心地よいランチタイム。日常では味わえない贅沢です。

3/28 12:21

往路で結構踏み抜き、深いところで股下辺りまで。疲れるので、帰りはスノーシュー装着。

3/28 12:44

気持ち良すぎて、1時間以上休憩してしまった。
まだまだ、滞在していたいが、ゴンドラの時間もあるので帰らねば・・

3/28 12:49

こんな素敵な景色を見ながら往路へ。

3/28 12:51

気持ちいい稜線歩き。

3/28 12:51

スノーシューを装着したので、このピークは登らず巻きます。

3/28 12:51

振り返ると、自分のトレースのみ。

3/28 12:53

こんな展望を眺めながら、

3/28 13:00

この気持ちいい稜線をゆっくりと歩きます。

3/28 13:00

しんどくなってきたので、急なピークは巻きます。

3/28 13:00

しかし、この稜線最高！！

3/28 13:01

この雪庇・・・

3/28 13:02

崖側は崩れています。
なので、巻きました。

3/28 13:02

なんという気持ちいい稜線。

3/28 13:07

天気も最高！

3/28 13:08

白山も最高！

3/28 13:08

アップダウン、ちょっぴりしんどい・・

3/28 13:08

御嶽山。

3/28 13:08

北アルプス一望！

3/28 13:09

左から、剣・薬師・槍・穂高・乗鞍・・・

3/28 13:21

右奥が大日ヶ岳。アップダウンの多いこの稜線をひたすら歩きます。

3/28 13:22

歩いてきた稜線を振り返ると、白山。

3/28 13:32

なんかかっこいい！！

3/28 13:33

このピークも巻きたい・・が雪庇が崩れそうなので頑張って登りました。

3/28 13:33

滑落するとやばい・・・

3/28 13:36

だんだん白山が遠くに。

3/28 13:39

この雪庇の上の稜線をずいぶん歩いてきました。

3/28 13:40

大日ヶ岳までもう一息。
なんだか武奈ヶ岳の北陵を思い出す稜線。

3/28 13:41

気持ちいい稜線道。

3/28 13:48

大日ヶ岳が近くに・・

3/28 13:59

大日ヶ岳から白山への稜線の全貌。
やっぱりかっこいい！！きれい！！

3/28 14:09

大日ヶ岳への急登を登りながら・・

3/28 14:09

白山を振り返ります。

3/28 14:11

もう少し。

3/28 14:19

再び大日ヶ岳山頂へ。

3/28 14:23

観音様と白山。

3/28 14:29

自分と白山。

3/28 14:31

3/28 14:31

自分と北アルプス。

3/28 14:34

さあて、そろそろ帰ろう。この道を下ります。

3/28 14:34

こちらはひるがの高原登山口への稜線。

3/28 14:34

何回も大日ヶ岳・白山を振り返りながら下ります。

3/28 14:38

激下り。滑落すると危ないので1歩1歩慎重に。

3/28 14:38

大日ヶ岳を振り返る。

3/28 14:41

大日ヶ岳全貌。山頂直下は結構急でした。

3/28 14:41

これから登り返します。ここがまた急登で滑る。左斜面へ滑落しそうで怖い・・

3/28 14:53

激下り。

3/28 15:02

激下り。

3/28 15:03

トラバース。斜めってるので足がつらい・・

3/28 9:00

ゴンドラ駅がみえた！もう少し。

3/28 9:10

ゴンドラ駅に無事到着。踏み抜き多数みられ、スノーシュー大活躍でした。今日も楽しい山歩きができました。
感謝感謝です。

撮影機器：

DMC-FT4 Panasonic

SO-01F Sony

装備

個人装備

スノーシュー レインウェア ツェルト アルパインポール アイゼン ピッケル 防寒着 ファーストエイドキット ストーブ・クッカー 非常食・水 GPS・地図・コンパス ランプ・予備電池

感想

なるなる

　雪の白山へ少しでも近づきたくて大日ヶ岳へ。
　その先の天狗山〜白山へ向かう稜線歩きは展望もよく最高の山歩きができました。大日ヶ岳以降は誰にも出会わず、ずっと一人の山歩き。途中、大きな太った鹿に出会い、クマかと思いびっくりしました。天狗山の先、白山が正面に見えるピークは展望素晴らしく、1位時間以上も滞在してしまいました。風もなく暖かかったので最高のランチができました。
　ただ、雪質はシャーベット状で急登の場面ではアイゼンが効きにくくよく滑りました。ピッケルは効きません。ポールを活用し滑落しないように注意が必要です。また、踏み抜き多数でツボ足では疲れます。スノーシューが大活躍しました。
　3月末とは思えない積雪量ですが、気温が急に上がり、雪面が割れクレバスができているところもあり、今後雪崩にも注意が必要です。