権現山:アカヤシオが見頃の稜線歩き
- GPS
- 08:19
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,401m
- 下り
- 1,630m
コースタイム
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:19
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
天気が悪かったり、仕事があったりと、なんやかんやでGW初の登山。
これといって事前に計画があったわけではないのですが、高尾〜大月の中央線の北側はあまり登っていないため、前から気になっていた権現山に登ってみることに。
当初は、浅川から楽して登ろうと思っていたのですが、ふと地図の西側を見ると「鋸尾根」の文字が。これは岩好きとしては踏破せねば。と、喜び勇んでバス停に降り立ったのですが…
■杉平入口BS〜登山口
・スタートは富士急バスの杉平入口BSから。私を含めて5人の登山者が降りていました。
・スタート地点を含めて、ゴールまでトイレ・水場はありません。
・バス停からは、しばらくロード歩きです。
・途中、道を間違えてしまい、民家の軒先に迷い込んでしまいました。住人の方のご厚意により、裏の階段を使わせていただき、林道に復帰しました。
・しばらく歩くと登山口に到着。準備を整え、いざ突入。
■登山口〜三ッ森北峰山頂
・登山口からは、急登が続きます。踏み跡は比較的薄めです。
・標高850mを過ぎると、傾斜が緩みます。ただ、尾根が広くなり、落ち葉も多くなるため、踏み跡が薄くなります。
・ピークを目指して尾根を登っていけば迷うことはありませんが、降りでは使いたくないルートです。
・しばらく登ると、露岩と木の根が混じった、鋸尾根らしい急登が出てきます。
・たまに巻道が出てきますが、幅が狭く、落ち葉も積もっていて、緊張を強いられます。
・そして、山頂手前の急登を登り詰めると、三ッ森北峰山頂です。
■三ッ森北峰〜麻生山山頂
・三ッ森北峰は南面の景観が開けていて、富士山も見えましたが、山頂は雲に隠れていました。
・先が長いので、早々に行動再開。
・降りの山頂直下も、登りのものと負けず劣らず傾斜が急です。そのうえ、落ち葉もあり、若干滑りやすいというおまけつき。ストックを使いながら、慎重に降りていきます。
・しばらくすると、このルート唯一の岩場が出てきます。難易度はそれほど高くはないのですが、ロープも鎖もありません。ホールドが意外と少ないため、手はプッシュで登っていきます。降りではちょっと手こずるかもしれません。
・この岩場を過ぎると、難所は出てきません。
・緩やかな傾斜を登っていくと、麻生山山頂です。
■麻生山山頂〜権現山山頂
・麻生山山頂は樹林帯の中で景観が望めないため、早々に先の権現山を目指します。
・権現山までのルートは、傾斜が緩やかで気持ちの良い登りです。
・そうこうしているうちに権現山に登頂。
・権現山の山頂は、そこそこ賑わってました(10人くらい?)。
・南面と北面に景観が開けていて、富士山や大月の山々、笹尾根を始めとする奥多摩の山々が一望できます。
・さすがに疲れたので、休憩がてらお湯を沸かしてカップラーメンでランチ。これで午後のエネルギーをチャージできたのですが、そのために500mlの水を担ぎ上げるのもどうなんでしょうね。
・で、食べ終わって、下山に向けて行動再開。
■権現山山頂〜二本杉山〜要害山山頂
・権現山山頂からは、若干のアップダウンがあるものの、緩やかな下り基調が続きます。
・マウンテンバイクが走っていたり、トレランのコースだったりと、いい意味で特筆することが無い、快適な登山道です。
・そのまま用竹BSまで稜線を踏破しても良かったのですが、まだ歩きたかったため、当初の予定どおり、二本杉山から要害山へ。
・二本杉山の分岐からは、U字型にえぐれた、若干歩きづらいコースとなります。
・コヤシロ山、風の神等の登り返しを経て、要害山山頂に登頂。途中、アカヤシオが見頃を迎えていました。
■要害山山頂〜上野原駅
・要害山山頂は、景観が開けていて、各地の山々が一望できます。権現岳まで登らなくても、ここだけ狙ってもいいかも。
・要害山は、その名のとおりかつては砦だったようで、山頂は非常に広いのですが...
・当然、降りの傾斜は非常にキツいです。幸い、つづら折りで降りるので、傾斜は緩いものの、里山の割には幅が狭く、意外と緊張します。
・そして、無事に登山口まで下山し、登山道は終了。そこからロード歩きです。
・最寄りのバス停である鏡渡橋BSまで歩いたところ、約10分の差でバスを逃していました。
・次のバスを待っても、上野原駅まで歩くのと時間的には変わらないため、そのまま上野原駅まで歩き、本日の山行は終了。
【まとめ】
・鋸尾根は、思ったより鋸感が無く、むしろ尾根が広くて緩やかです。ただ、若干の露岩・木の根があります。
・岩峰も巻くため、難易度は高くはありません。奥多摩の川苔山に続く鋸尾根や奥多摩駅から続く鋸尾根のほうが、若干難易度は高めです。
・ただ、広い尾根や細い巻道があるため、初心者単独の入山や降りのルートとしては推奨しかねます。
・全般的に、地形図に出ないアップダウンが多く、見かけの数字以上に累積標高差があります。
・権現岳から東は傾斜が緩く、非常に歩きやすいです。
・トイレや水場が無いため、水分の管理が重要になるルートです。
・アカヤシオをはじめ、いろんな花が見頃を迎えていました。
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