釈迦ヶ岳×2+大日岳=−眼鏡
- GPS
- 06:01
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,024m
- 下り
- 1,006m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 5:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
「修行される方は一切自己責任でご修行ください」
自己責任ではない修行ってあるのだろうか。大日岳手前の看板を見てそう思った。
(例えばピッコロに連れていかれた孫悟飯のこととかを言っているのだろう。)などと考えながら、今日2回目の釈迦ヶ岳へ登り返していた。
この時は自分が新たなる修行の場に放り込まれるとは想像だにしていなかったーーー。
大峰山脈は八経ヶ岳くらいしか行ったことがなかったのでこの連休に釈迦ヶ岳に行くことにした。ただ単純なピストンだと3〜4時間で終わってしまうので、太尾登山口ー釈迦ヶ岳ー大日岳ー釈迦ヶ岳ー登山口というルートを設定した。
車の山道は大変だったが、登山口には路肩にまで車がとまっており、これだけの車があの山道を駆け上がってきたことに驚いた。どれかには落石直撃してるんちゃうんかと思われるくらい、車と、道に転がっている落石が多かった。
釈迦ヶ岳を経て大日岳へ向かう。
大日岳は釈迦ヶ岳から見下ろすと存在感がないが、同じくらいの高さから見るととんがり具合がよくわかる。
よく調べてなかったが大日岳にたどり着くには修行ルートと迂回ルートがあり、まだまだチャレンジングなスタンスをとっていたい私は修行コースから登って行った。このコースはスラブっぽい岩場に立派な鎖がかかっており、ちょっと躊躇したものの、覚悟を決めれば登ることができた。
とはいえ、現代の登山靴だから登れたとも言える、非常に危険なコースではあった。現に遠くからでもその岩場はよく見え、あそこに張り付いていた自分を想像すると肝が冷えるほどだった。
満足して、降りた私は改めて冒頭の看板を見た。自己責任でない修行とは?
あとはもう一度釈迦ヶ岳に登ってから帰るだけだ。わざわざ釈迦ヶ岳に寄らないルートもあったがこれも修行だと言い聞かせ登り返した。
この日の天気は快晴で、事前に調べた予報通り高気圧の影響下にあり前線は紀伊半島沖にあるもののここまで影響するものではないと予測した。釈迦ヶ岳から見る南側は遥かに雲が見えたもののこちらには影響なく、日差しに照り付けられ帽子をぬいで風を通したり汗を拭ったりしていた。
あとは降るだけだ…。
途中で鹿に出くわしながら尾根を降りている際にメガネがないことに気づいた。
メガネは常にかけずに、かけたり帽子の上に置いたりしていた。2回目の山頂では確かにあったはずだがーーー。どうやらどこかで帽子を取って汗を拭った時に落としたらしい。
すでに数百メートル降っていて、下山後に何を食べるかということばかり考えていたところだ。
心の中では戻るべきかこのまま降るべきかの葛藤。
もう足にキている
どこにあるかもわからない
山にゴミを残すのか?
アミノバイタル飲んで登り返すか
もう10年使っていて度があってるかもわからないし
家内に伝えたら一生言われ続けるな
あーどうしよう…
戻るも体力的な修行、降るも生活的な修行だと思った。
さてどうしたものかーーー。
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