南ア・小河内岳(三伏峠テン泊)
- GPS
- 21:33
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 2,528m
- 下り
- 2,538m
コースタイム
05:09 鳥倉林道越路ゲート(駐車場)
05:59 鳥倉登山口
06:37 2/10標記
07:05 豊口山間ノコル
07:14 4/10標記
08:12 6/10標記
08:21 ほとけの清水(雪没で不明/GPS記録)
09:04 8/10標記
09:14 塩川ルート分岐
10:02 三伏峠
===テント設営・昼食・昼寝===
12:00 三伏峠(テン場)
12:26 三伏山 12:35
12:52 三伏峠(テン場)
■2日目(2022/05/05)
05:15 三伏峠(テン場)
06:05 烏帽子岳 06:08
06:52 前小河内岳 07:04
07:42 小河内岳 08:11
08:19 小河内岳避難小屋 08:24
08:29 小河内岳
09:23 P2623
09:53 P2599 10:12
10:34 P2623
11:44 小河内岳 11:47
12:28 前小河内岳
13:32 烏帽子岳 13:35
14:29 三伏峠(テン場)
■3日目(2022/05/06)
05:24 三伏峠(テン場)
05:40 塩川ルート分岐
07:24 豊口山間ノコル
08:11 鳥倉登山口
08:24 鳥倉林道越路ゲート(駐車場)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■復路:越路ゲート(駐車場)−鳥倉林道−国道152号線−県道22号線−県道59号線−松川IC−中央自動車道−岡谷JCT−長野自動車道−松本IC ■駐車場:鳥倉林道の越路ゲート前、山側と谷側に整地された50台ほどの駐車場があります。トイレが併設され、鳥倉登山口まで40〜50分ほど林道を歩きます。 マップコード:690 192 372*40 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■鳥倉登山口〜三伏峠 登山口から4/10までは雪はありません。4/10の先で雪が少し出始め、6/10からは三伏峠まで雪がつながります。 手作り感のあるお馴染みの桟橋には雪が乗っており、5、6箇所ある沢のトラバースも雪で埋まっています。沢のトラバースは滑ったらストックでは止められる斜度ではないので慎重に。出来ればピッケルの使用をお薦めしますが、使いこなせることが前提です。 登りでは6/10でアイゼンを装着して、下山時は5/10でアイゼンを解除しました。 行動時間は、登り下りとも早朝の時間帯だったので、雪が締まっており踏み抜きはありませんでしたが、午後の通過はズボズボで特に沢のトラバースは危険度が上がると思います。雪が緩んだ状態では、チェーンアイゼンは殆ど機能しません。 ■三伏峠・テン場 三伏峠小屋は半分は雪に埋もれた状態で、営業はしていません。冬季小屋は覗きませんでしたが使用はできそうです。 テン場の雪は豊富で、水を作るのには困りませんが、昼間温度が上がるとテントの周りでも膝上まで踏み抜きます。 テン場の容量は40張りとのことですが、雪のせいかそこまでのスペースはないように感じました。5月4日は10張り、5月5日は2張りでした。 ■三伏峠〜烏帽子岳 樹林帯は雪で埋まっているので、三伏峠のテン場から南側の崩壊地に出て、崩壊地沿に烏帽子岳の登山道に行くことができます。通常は旧三伏峠小屋(三伏沢)へ下ってお花畑柵の縁を登って行きます。山頂直下までは樹林帯を登って行きますが明瞭なトレースはありません。山頂が近くなると夏道が出て、山頂には雪はありません。 ■烏帽子岳〜小河内岳 烏帽子岳から前小河内岳のコルまで雪はなく夏道を下ります。登山道の右手側は崩壊地で、登山道が崩れ落ちている場所がありますので注意が必要です。コルから前小河内岳山頂まで雪はつながっていますが、山頂に雪はありません。 前小河内岳から小河内岳のコルに下ります。南側の雪原はコルまでつながっているように見えますが、途中にハイマツのバンドがあり、このバンドは簡単に越えられそうでトライしましたが、大苦戦で越えられず山頂に戻り西側の夏道を下りました。コルから小河内岳山頂まで雪はつながっています。 ■小河内岳〜 雪の状態から荒川前岳まで行くことは諦めましたが、瀬戸沢ノ頭まで行こうと雪のない小河内岳を下りました。森林限界を越えた小河内岳から樹林帯に入ると積雪は0.5〜1メートルほどあります。夏道は雪の下で目印も少なく、P2623までのルーファイがこのルートで一番手こずりました。P2623からP2599までは稜線を行くのでルーファイは容易ですが、気温が上がり一歩一歩が膝上まで踏み抜きます。なんとかP2599まで来ましたが、腰まで潜る軟雪に先に進むより戻りが心配になり、今回の最終地点をP2599に決め戻ることにしました。 |
写真
感想
久しぶりに規制のないGWとなった。前回テン泊山行したのは2019年、もう3年もテン泊ハイクをしていない。
アルツハイカーのストレス解消には一人テン泊で、美味しいビールを飲むこと。
北アルプスには候補はいくつかあるが、どこのテン場も混みそうで、昔みたいに緊急避難的なテン泊はなんとなく憚られる。
そこで多くの人が繰り出しそうな北アルプスは止め、久しぶりに南アルプスでテン泊をすることにした。
候補はいくつかあったが、テン場に雪があること。(泡の)飲み水は持参するとして、(重い、嵩張る)真水は飲み水を除いて雪を溶かして現地調達をしたい。
第一候補は「三伏峠」。できれば荒川西岳まで行きたかった。
ところがヤマレコで検索しても雪の状況やテン場などのGW情報が得られなかった。(ヤマレコの検索でヒットしたレコは2月が最新だった)
仕方がないのでハードシェルを含めて多少オーバースペックの装備を詰め込んだ。さすがにテントのスノーフライはいらんだろうとレインフライに替えた。シュラフも迷ったが、#0は止めて#3+#5の2つを詰め込んだ。これが正解だった。#3+羽毛服だけでは寒くて夜中に目が覚めた。
三伏峠は予想よりも多くの雪があり、水も十分得られ3日間テン場は快適だった。しかしながら3日間好天だったこともあり、昼間の温度上昇で雪はズボズボ状態になり、目的地まで行けなかったことは心残りであるが、周囲に人がいない状況では、ソロは撤退して正解だと思う。
唯一の失敗は、これだけの好天はそこそこ予測できたのに「日焼け止めクリーム」が全く思いつかなかったこと。コロナで雪山登山が途切れたことも原因だろうが...真っ赤なお鼻の逆さパンダは、どうやって会社に行こうか(汗)
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