2022年15座目 ソロ山小屋泊 甲斐駒ヶ岳（残雪期）

2022年05月05日(木) ~ 2022年05月06日(金)

• GPS: 15:57
• 距離: 20.0km
• 登り: 2,495m
• 下り: 2,495m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:13
• 休憩: 0:31
• 合計: 6:44

距離 8.5km 登り 1,721m 下り 129m

6:12 尾白川渓谷駐車場
6:24 6:24 竹宇駒ヶ岳神社
8:44 8:47 笹の平分岐
10:20 10:20 刃渡り
10:55 10:56 刀利天狗
11:45 12:07 五合目小屋跡
12:15 12:21 屏風小屋跡
13:04 七丈小屋

2日目

• 山行: 7:41
• 休憩: 1:24
• 合計: 9:05

距離 11.5km 登り 781m 下り 2,377m

13:04 七丈小屋
5:31 5:31 八合目御来迎場
6:42 6:43 駒ヶ岳神社本宮
6:54 7:27 甲斐駒ヶ岳
7:30 7:30 駒ヶ岳神社本宮
8:20 八合目御来迎場
8:52 9:31 七丈小屋
10:16 10:16 屏風小屋跡
10:22 10:28 五合目小屋跡
11:01 11:07 刀利天狗
11:25 11:25 刃渡り
12:18 12:19 笹の平分岐
13:31 13:32 竹宇駒ヶ岳神社
13:38 13:38 尾白川渓谷駐車場
13:39 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

尾白川渓谷駐車場に朝6時頃着
6：18出発

コース状況／危険箇所等

駐車場から七丈小屋までは残雪若干あるものの、滑り止め不要。
七丈小屋から甲斐駒ヶ岳頂上まではルート上に残雪あり。
（12本爪アイゼン、ピッケルあったほうが絶対いいです。チェーンスパイクじゃ俺は無理です。死にます）

その他周辺情報

下山後に臺眠（だいみん）でビーフシチュ定食食べた。
けど、微妙な味でした。

写真

5/5 5:43

これから登る黒戸尾根と甲斐駒ヶ岳。
天気よくて良かった。

5/5 6:08

駐車場はもちろんガラガラ

5/5 6:14

さて、登山開始。

5/5 6:19

皇太子様（現天皇）すげーな。
あとで小屋のスタッフとお話したら当時は流石にかなりの特別対応で泊まったみたいです笑

5/5 6:27

登り前と下山後にお参りしました。

5/5 8:13

登りはじめ、思ったほど急登ではないな。

5/5 8:32

途中で見える甲斐駒ヶ岳。カッコイイね。

5/5 9:26

登っている最中、右に見える日向山。
駐車場から軽装でスタートする人たちはこっちに登ってるんだろうな。
いつかまめと登りたいな。

5/5 10:20

天気良し。
気持よく尾根道進みます。

5/5 10:27

刃渡り。
鎖があるから全く不安無い。
厳冬期ならヤバそうだけど。

5/5 10:52

だんだんとハシゴが増えてくる。
しっかりしたハシゴがなので問題無い。

5/5 11:00

七丈小屋まではこんな残雪があるけど、落ち葉で滑りにくいこともあり、滑り止めは不要でした。

5/5 11:49

五合目でコンビニのサンドイッチを食す。
この時は手前の山みたいなのは巻くと思ってたら思い切り直登だったわら

5/5 12:08

だんだん存在感を増してくる甲斐駒ヶ岳

5/5 12:16

相当に整備された登山道と感じます。
日本三大急登に選ばれた時はこんなに整備されてなかったんじゃないかな？

5/5 13:03

やっと七丈小屋に到着。
正直ここまでならそんなに大変な急登とは感じませんでした。
ちなみに駐車場からここまで、1704m上がって122m下りました。
なのでそれなりにハードですけど。

5/5 13:20

寝るところ。
一人のスペースで間仕切りあり。
ビニールでカバーされた枕と敷布団あります。
寝袋の持参は必須。
熟睡出来ました。

5/5 13:27

トイレ。綺麗でした。
崖に作られてるので💩中に転がり落ちたら悲惨ですね笑

5/5 13:29

よくもまあ、こんなにところに小屋を立てたものです。
感心しますよ。

5/5 13:33

まずはビールで乾杯。
ヘリポートから甲斐駒ヶ岳よく見えます。

5/5 13:36

お疲れ様〜
このあと、一緒に泊まる男性3人が相次いで到着。

5/5 16:47

第二小屋。
この日は使っていませんでした。

5/5 17:02

晩御飯。
ソーセージカレー。少し辛めで美味しかったです。
カレーとご飯はおかわりできるので、大盛りのおかわりしました。
スイカは今年の初物でした。

5/5 18:10

夕方。
鳳凰三山が赤く染まるかもとスタッフに言われて見に行きましたけど、夕焼けも大したこと無かったのであまり染まりませんでした。。

5/6 4:44

3:20に起きてもろもろ準備して4:30スタート。
小屋の上はいきなり雪がタップリ。
チェーンスパイクじゃ歯が立たないと思います。
もちろんピッケルも必須。

チェーンスパイクとか6本爪の簡易アイゼンで来てしまう人も時々いるみたいですけど、流石に断念するらしいです。

小屋で聞いた一番ひどい話は、アイゼン無し、ピッケル無しで登っちゃった人がいるらしく、登頂したかどうかはわかりませんけど、８合目あたりから小屋に電話してきて『アイゼンもピッケルも落としてしまった。降りられないので助けて欲しい』って連絡してきた人の話。スタッフが予備のアイゼンとか持って救助に行ったらしいですけど、流石に山を舐めすぎでしょ。

5/6 4:50

時間も早いのでまだ雪はガチガチで締まってて登りやすい。

5/6 4:53

日の出！

5/6 5:08

甲斐駒ヶ岳は剣が多いですよね。
至るところに剣がある。

5/6 5:11

だんだん近づく甲斐駒ヶ岳。

5/6 5:29

おお、北岳！！
イエーイ

5/6 5:36

この先が確かに一番緊張感持って登りました。
岩場とかルンゼとか。

5/6 5:49

パッと見、どこを歩くのかよくわかりません。
ただもちろんトレースあるので迷いませんけど。

5/6 5:58

噂のルンゼ。
鎖あるし、アイゼンの前爪引っ掛ければ問題なく登れます。

5/6 6:11

二本剣と鳳凰三山と富士山。

5/6 6:43

ここが、甲斐駒神社の本社なのか。

5/6 6:48

そしてようやく登頂！！

5/6 6:53

無事登れて良かった。
流石に山頂は雪はほとんど無い

5/6 6:54

なんという雄大さ。
大好きな富士山とオベリスクの共演笑

5/6 6:54

今年の夏休みは二泊三日で北岳テント泊予定です。
楽しみすぎる。
白峰三山歩いてきます。

5/6 6:54

仙丈ヶ岳も美しい。
ここも一度冬登ってみたい。

5/6 7:02

七丈小屋の朝ごはん（おいなり弁当）を山頂で食べました。
美味しかった。

5/6 7:17

七丈小屋に一緒に泊まった方に撮ってもらいました。互いの無事と健闘をたたえます。

5/6 7:21

素晴らしい。
天気よくて良かった。
登ってる最中も頂上も風は弱くて良かったです。
強風だったら洒落にならんだろうな。

5/6 7:21

またきます。甲斐駒ヶ岳。
今度は夏山がいいかな。

5/6 7:22

北アルプス、中央アルプスもよく見えました。
これは奥穂高岳と槍ヶ岳。

5/6 7:22

八ヶ岳もよく見えます。

5/6 7:25

誰かのピッケルと。
なんか絵になりますね笑

5/6 7:25

さて、名残惜しいけど下山開始。

5/6 7:51

下山時はやはり相当雪が緩んできました。
降りるにはそれほどでも問題じゃないけど、この雪で登るのは大変かも。

5/6 8:13

ちょっとスリリングなトラバース。
滑落したら数百メートル滑り落ちますね笑

5/6 8:23

お、七丈小屋が見えた！

5/6 8:26

ちょっとアップで八ヶ岳。
八ヶ岳雪がないなあって思ったけど、こっちは南側なんですよね。
同時期の他の人の八ヶ岳ログ見たら北側はそれなりに雪があるみたいでした。

5/6 8:46

七丈小屋の第二テン場。
朝は一張りありました。もう下山したのかな？

5/6 8:47

ここが第一テン場。
この人はほぼ同時間帯に登頂してました。

5/6 9:44

小屋のスタッフに挨拶して、預けた荷物持って下山開始。

5/6 9:51

登るときは割と簡単に、短く感じたルートですけど、下山時は長い事、長い事。

5/6 10:19

お、ガスが出てきた。
あの時間帯に登頂して大正解でしたね。

5/6 12:21

この丸太の階段は小屋の方が整備したらしいです。
頭が下がります。

5/6 13:28

橋を渡れば甲斐駒神社。
やっと下山。
ホント長かった〜

5/6 14:40

駐車場で着替えて、少し遅めのお昼ごはん。
食べログでなかなか評価の良かった臺眠（だいみん）でビーフシチュー定食。

臺眠

https://tabelog.com/yamanashi/A1902/A190201/19000091/

5/6 14:40

見た目は美味しそう。
ですけど、味は、、、、うーむ。

撮影機器：

iPhone 13 Pro Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 カメラ 12本爪アイゼン ピッケル

感想

つん

GW7-8日目
ソロで登山してきました。
登ったのは残雪期の甲斐駒ヶ岳。
日本三大急登のうちの一つ。黒戸尾根を登りました。谷川岳の西黒尾根は登ったことあるので三大のうち２つ制覇です笑

残雪期という事もあり、流石に日帰りは無理なので黒戸尾根途中にある七丈小屋に一泊しました。
この日の小屋泊は男性4人とガラガラ。コロナ対策もバッチリでした。おかわり自由な少し辛目のカレーが美味しかったです。

翌日は3:30に起きて4:30に小屋を出発。甲斐駒ヶ岳山頂を目指します。予定ではもう少し遅く出発予定でしたけど、4時位に出発しないと雪が緩んでくるので危険というスタッフのアドバイスに従いました。

事前に七丈小屋のFacebookで確認していたので、装備は厳冬期と同程度の雪山装備です。
小屋の先から登山道はガチガチの雪なので、12本爪のアイゼンを小屋で装着して出発。

曇りかもという予報は外れいい天気です。風も弱く登山日和。

小屋から山頂までの中間あたりにある岩場が核心部。正直今までの雪山登山の中でも一番危険なルートかも。ただ、必要なところには鎖もあるし、アイゼンの爪をしっかり使えばそれほどでも不安を感じるルートでは無いかな。

残雪期の緩めの雪とか、岩場と残雪のミックスエリアのアイゼン使用とか、自分なりに経験値を上げることができ良かったと思います。

さて、甲斐駒ヶ岳山頂。
360度の大展望。
富士山、鳳凰三山、白峰三山、仙丈ケ岳、中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳などなど。
とにかく素晴らしかったです。登ってよかった。
小屋の朝食（おいなり弁当）をそこで食べて幸せな気持ちになりました。

長居すると雪がどんどん緩んで滑りやすくなるのでさっさと下山。明らかに4-5時より緩んでます。とはいえ気を付けて下山すれば大丈夫。
無事に七丈小屋に到着。
登頂に不要な荷物（寝袋など）を受け取って、無事登頂できた報告して、また来ますねとご挨拶して小屋を後にしました。

が、下山ルートの長い事、長い事。
初日の登る時より遥かに長く感じました。
駐車場について着替えて適当にその辺で定食食べて帰りました。中央も渋滞は殆ど無く午後６時前には無事帰宅。

今年のGWは例年以上に好き勝手しちゃってます。家族に感謝。

コメント

gakupapa7

ytunさん、はじめまして。一日前に、同じルートで甲斐駒に登ったものですです。レコ拝見させていただきました。GW後半はお天気に恵まれ、大展望に恵まれて本当に素晴らしかったですよね。また、こちらのコメント『下山ルートの長い事、長い事。初日の登る時より遥かに長く感じました…』本当に、わかります。下山後二日間、足パンパンでした(笑)。無事の下山お疲れ様でした。

つん

gakupapa7さん
お互いお疲れ様でした。
天気が不安だったのですけど、無事晴れて良かったです。
過去レポ見ましたけど、厳冬期も登ってるんですね。いつかチャレンジしたいです。
七丈小屋はいい山小屋でした。
黒戸尾根は思ったほどきつくなかったですけど、下山の長さは想定を超えてました笑
筋肉痛のおかげで翌日の予定はパーになりました笑