黒部源流
- GPS
- 48:50
- 距離
- 71.6km
- 登り
- 5,960m
- 下り
- 5,958m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 9:22
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:12
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 8:55
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 5:53
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 3:17
- 合計
- 8:14
- 山行
- 4:52
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 5:53
天候 | 5/1と5/2午後以外は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
■詳細は写真コメント参照
毎年のように計画しながらも天候や世情に阻まれ実行できずにいた黒部源流山スキー。ようやく天気と休みが噛み合った。連休といえば温泉旅行ということで高天原温泉定着を目論んでいたが、源泉からのホースが仕舞われており湯船にお湯なし。仕方ない。イワナの毛鉤への反応が予想以上によく、テンカラの方は満喫できた。
【4/30】
・新穂高−大ノマ乗越−弓折岳−双六冬季小屋
とりあえず入山。わさび平小屋あたりまではトレランシューズはいてシートラ。
双六谷に降りたかったがだいぶ割れていたため自重。
冬季小屋に入りビールとウイスキーで入山祝い。
【5/1】
・荒天。冬季小屋で停滞。
風雪で視界なし。予定通り終日停滞。
酒飲みつつ野田知佑の文庫本を読んで過ごす。1リットル持ってきたウイスキーが半分くらいになってしまった。彼の本を読むと酒が進んでしまう。
まあ軽量化されたのでよしとする。サンクス野田さん。
【5/2】
・双六岳−三俣山荘−黒部源流−岩苔乗越−岩苔小谷−高天原温泉
事前情報で高天原温泉にお湯は溜まっていないと聞いていたが、なんとかなるかもしれないと考えて向かってみる。
前日の降雪で新雪そこそこ。重荷を背負って細くて短い板でのラッセルが快感。
午後から天候悪化の予報だったが、雲が出るのが早く岩苔小谷の滑りはフラットライトでよくわからず。新雪だったのに残念。
温泉はやはりお湯なし。自力ではなんとかできそうにもない。仕方なし。
【5/3】
・高天原−温泉沢−高天原−雲ノ平(の北のアンテナ付近)
温泉湯治で連泊予定だったが、お湯がないので計画変更。展望の良い雲ノ平へ移動することに。
その前にとりあえず温泉沢へ。先日の冷え込みでかちかちになった旧雪の上に新雪がのる。途中の急傾斜部はシートラアイゼンで。温泉沢の頭の少し下まで登り滑走開始。重めのパウダーが楽しい。
幕場撤収後、岩苔小谷を渡渉して雲ノ平へ。重雪ラッセルモナカラッセル、辛くて気持ちいい。
雲ノ平手前のアンテナ付近が展望が良いのでこちらに幕営。
【5/4】
・雲ノ平−祖父岳−黒部源流−五郎沢出合
気温が上がるので黒部源流でテンカラを振る計画。
朝は高曇りで景色もぱっとしないためゆっくりと祖父岳まで進み、雪の緩み待ち。
黒部源流に滑り込むも、早々に雪が割れ始めて流れが顔を出す。2016年はしっかり埋まっていたものだが。
渡渉や高巻きを経て五郎沢出合に幕。ぽかぽか陽気のもとウイスキー。
午後はのんびりと釣り。毛鉤に予想外にイワナが出た。イワナのにおいが懐かしい。
【5/5】
・五郎沢出合−黒部五郎小屋−三俣蓮華岳−双六小屋
朝から毛鉤を降って数匹追加。離れがたいが仕方ない。
五郎沢もだいぶ割れている。五郎の小屋あたりには誰もおらず、静けさをあじわう。
三俣蓮華岳を少し下ったところから東面へ一本。トラバースして双六小屋へ。
物足りないのでモミ沢を一本、登り返し。
残り少なくなったウイスキーとつまみを消費。
【5/6】
・双六小屋−弓折岳−新穂高
下山準備をした後、双六岳東側の2811あたりまで登って双六池あたりまで一本。雪はまだ固いがスピード出て気持ちいい。
双六谷へ下るトレースも多かったが、やはり自重して弓折岳経由で大ノマ乗越へ。
この南面の滑降は本山行で一番の大きい斜面か。左俣の橋の手前まで気持ちよく滑ってスキー終了。
わさび平小屋で靴を履き替え、お湯を沸かしてまったり。
一週間で進んだ芽吹きの中を春風に吹かれてとろけそうになりながら下山。
■■■食料・装備等■■■
・朝:カープヌードル(乾燥野菜添加)+アルファ米
・行動食:カロリーメイト4本+チョコバー
・夜:カレーメシ類(マッシュポテト・乾燥野菜添加)+粉末スープ等
(上記6日分+予備2日分)
・酒:ウイスキー1リットル、ビール1本(初日)
・嗜好品:ナッツ800g、ドライフルーツ500g、チーズ400g、豚肉ジャーキー600gなど
装備はいろいろ軽量化したが、のんびり山行と考えて食料や嗜好品が多かったかも。空腹を感じることなく、下山後も体重は落ちていなかった。
スタート時点でザック重量は24kg、カメラ関連約3kg込みで約27kg。シートラ時には30kg超を背負っていた計算。今後に向けてカメラの軽量化も検討せねば。
寝袋はモンベルのドライシームレスダウンハガー5番。気温は毎晩−5℃以下にはなった。上半身はダウンジャケットを着込んで寒さを感じないが、下半身はダウンパンツと象足だけでは冷える感じがした。今後の検討課題。
火器はウインドバーナー。燃料は小(ガス110g、缶込み210g)と大(ガス227g、缶込み370g)を1つずつ。雪からの水作りは3リットルを1回のみ。湯沸かしは700mlを13回。ガス消費量は150g程度。小2つまたは大1つで十分だった。
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