爺ヶ岳東尾根
- GPS
- 16:19
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,866m
- 下り
- 1,860m
コースタイム
13:10(P1)-14:40爺ヶ岳中峰
4/13 7:10爺ヶ岳中峰-7:35P1-8:15(P2)8:45-9:10(P3)-9:45ジャンクションピーク-
11:30鹿島山荘
天候 | 概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・1300mぐらいから雪がついていた。 ・P2の先は慎重に進んだ。 ・気温が低かったせいもあって、全般的に締まった雪だった。 |
写真
感想
確か3,4日ぐらい前から気温が下がっている。
締まった雪が期待できる。
週末は天気が良さそうだ。
これは山に行かなければ!
1泊2日で楽しめそうな雪山、以前から気になっていた爺ヶ岳東尾根に行く事に。
初日にP3ぐらいまで行ければ2日目にピークにアタックできるかも。
いつもの様に前日に慌てて準備して遅い出発。
結局あまり寝れないまま、鹿島の集落に。
加納家ってどれだろうとゆっくり走っていると、登山者のみなさんへ!の看板が。
車が5,6台置けそうで、奥に大きな家が。
ちゃんと向かいに納屋らしき建物もある。
最初、車は無かったが、後から2人パーティーが到着
挨拶をして出発する。
鹿島山荘の前を通って林の中へ
正面の尾根に適当に取り付く
急な尾根を上がると、1300mぐらいから雪がでてきた。
滑っても洒落にならないのでアイゼンを出す。
1331のピークを右に折れ、JPへの尾根に乗る。
しばらくすると、朝駐車場のお2人が先行している。
林の分岐を右に折れるのが正解だったようだ。
ありがたくトレースを辿る。
締まった雪を快適に進む。
時折木の間から爺ヶ岳の稜線が見える。
期待と不安
爺ヶ岳から鹿島槍の稜線が美しい。
JPは9時頃
かなり順調だ
稜線まで行けるかも
P3は穏やかな雪の丘
予定ではここで幕営の予定だった。
時間が早いので先に進む。
急登を攀じ登るとP2
お2人がのんびり休憩していた。
少しだけ先行させてもらう。
尾根が痩せてきて、左に折れると左右に切れ落ちている。
薄っぺらい所に雪を更に薄く盛った感じ。
這い松や潅木の枝を手がかりに5mぐらい下った。
ピッケルで確保して、アイゼンを蹴りこんで足場を作りながら、
10mぐらいだろうか、トラバース。
緊張した。
平均台みたいな尾根を過ぎて、再び急登を攀じ登ると、白沢天狗尾根に。
爺ヶ岳が近くなる。
尾根は広く傾斜も緩くなって稜線漫歩。
日差しが強くて暑い。
疲れも出てきて、睡眠不足から強烈に眠くなってきた。
岩に掛けてしばし意識を失う。
頭がすっきりしたので歩き出すと、呆気なく中峰に飛び出す。
立山から剣の山並みが。
この景色に会いたかった!
幸せ
風はあるが、テントが張れる程度
予想でも徐々に弱くなる見込みなのでここに幕営する事に。
岩陰の雪稜を掘って水平な土地を形成する。
結局1時間ぐらい格闘する。
寝ながら鹿島槍が見えて、何と言う贅沢!
鹿島槍まで行ってみたい衝動に駆られる。
昼寝していたら日が暮れてきた。
剣の稜線のシルエットに、静かに沈んでいった。
気が付くと空が明るくなっていた。
今日も天気が良さそうだ。
今度は太陽は東からやってきた。
稜線が赤く輝いた。
アイゼン+ピッケル+カメラで南稜に散歩に出かけた。
夏は尖がった岩稜も車も走れそうな広くなだらかな白い道だった
三脚を立てて写真を撮っている人影が見えた
4人パーティーで、南尾根から上がって、少し下がったところにテントを張ったそうである
風が来なくて快適そうな場所が見えた
南尾根も歩いてみたいが、林道歩きが長くて大変そうだ
今日は下りるだけなので、テントに戻ってゆっくりコーヒーを入れた。
荷をまとめて来た道を辿った。
下りは気楽なものだ。
時々後ろを振り返りながら進む。
暫くして、単独氏が上がってきた。
P1では3人パーティーが壁を上がってきた。
みんな元気で若さが羨ましい。
こんな急登、どうやって下りるんだ、と思った所も意外と普通に下りれた。
緊張した核心部も、印象よりは斜度が緩い。
P2で腰を下ろす。
ここからの眺めは、本当に素晴らしい。
このタイミングで来れて良かった。
P3に定着テントが。
いい場所だなぁ。
樹林帯に入って、雪が緩んできて、地べたが出てきて、急坂をくだって...
鹿島山荘の前を通って、
短いが感動の山はおわった。
お天気にも恵まれて、雪山満喫ですね
登った山は、なんと、あの爺ヶ岳ですか〜
こんな時期に行けるものなんですね。
危険箇所通過、怖っ〜 手に汗握りました。
それにしても、立山・剣岳の絶景!
テントで寝転んで鹿島槍とは!
ううう、、なんという贅沢〜
コーヒー美味しかったでしょう。夕焼けも、朝焼けも。いいですね〜。
今回も楽しくレコ読ませていただきました。
そうなんです、あの爺ヶ岳でした。
暑い夏の記憶がつい最近の事のように思い出されます。
多くの登山者で賑わった尾根筋もまるで全く別の山の如くたった一人きりの静かなピークでした。
この静寂な山々も、間もなく道路が開通して小屋が開けばまた賑わいが戻ってくるのでしょう。
東尾根はずっと憧れていたんですが、厳冬期に行く実力は無いし、つかの間のアタックチャンスだったと思います。
とても美しい尾根で下りたくなかったです。
鹿島槍きれいでした。
実は行きたくて朝起きてからも悩んでました!
あそこ越えたんですよね〜。
slowlifeさんと後立山を歩いて、私はヤマレコにデビューする事になって...
以前に増して山に対する感動がより深くなったように感じます。
なので、爺ヶ岳は節目の山なのでした。
kounoと申します。爺ヶ岳で前後させて頂いた2人PTのオヤジの方です。
爺手前から見えなくなってしまったのでどうされたかと思っていましたが、ピークで幕営とは(笑) 贅沢なテン場ですよね。 こちらは冷池山荘まで延ばして、鹿島槍は取止めにしました。冷池の冬季小屋も貸切で快適でしたよ。
ヤマレコはアカウントありますが主に旧式のHPを作成しています。お暇ならどうぞ。
http://www17.plala.or.jp/kouno0622/140412/20140412.html
またどこかの山で。
先日はいろいろありがとうございました。
トレースのお陰で随分助かりました。
特にP1から先はだいぶ埋ってました。
あの辺りで疲れ果ててしまって、少し居眠りしてしまいました。
アドバイスも頂き、ありがとうございました。
いつもほぼ単独なので、楽しかったです。
翌日は赤岩尾根を下りられたのですね。
クライムダウン10箇所って大変でしたね。
鹿島槍、やはりもう1日必要ですよね。
私は下山時の体力が不安だった事と帰りの渋滞がいやで素直に下りました。
東尾根登ってる時は「もうここ下りたくない」などと思ったのですが、実際に下りてみると意外と普通でした。
最高の天気で忘れられない山になりました。
ありがとうございました。
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