超お手軽なお花見ハイク「矢倉岳」
- GPS
- 04:26
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 355m
- 下り
- 349m
コースタイム
天候 | 晴れなるも春霞で遠望かなわず |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
休日は、バスの運行があるので路駐は無理でしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○東名高速大井松田インターから足柄峠までは片側1車線の立派な道路が峠まで延びています。 ○足柄峠には登山ポストは見あたりませんでした。 ○登山道はよく踏まれたしっかりした道で、案内板も随所に設置されているので迷うことはありません。 ○トイレは、足柄峠駐車場(バス停横)から御殿場方面へ500m行ったところにありますが、早朝と夜間は使えないようです。(時間の掲示はありません) ○静岡県側の小山町に町営日帰り温泉「あしがら温泉」があります。 ○小田原方面に行くと口コミ評価が非常に高い手打ち蕎麦「月読」があります。 |
写真
感想
矢倉岳には30年前の33歳の冬に登ったことがある。
その時は、矢倉沢から登って足柄峠経由で地蔵堂へ下る周回コースだった。
今回の目的は矢倉岳登山ではなく、その麓にある蕎麦店で美味しいお蕎麦を食べることだった。
この蕎麦店には、先月、幕山に行った帰りに立ち寄ったが「本日は蕎麦が売り切れました」で食べることが出来なかった。
よって今回は確実に食べれるようお昼に立ち寄る計画を立てたのだ。
お蕎麦を食べるだけではつまらないし、天気も良さそうなので3時間ほど歩ける山を物色した結果、矢倉岳を足柄峠からピストンすることにした。
お昼に蕎麦店に着くためには自宅を午前5時に出て東名高速に乗った。
大井松田インターで下りるはずだったのにうっかりして通り過ぎてしまった。
次のインターは御殿場である。
「まあ、いいか。登山口の足柄峠は松田町と御殿場を結ぶ峠なので御殿場インターで下りて御殿場側から入ろう」ということにした。
そうなるとカーナビというのは至極便利で、何も操作しなくても御殿場側から入るコースを的確に案内してくれた。
遠回りしたのに足柄峠に着いたのは午前7時30分。
ちゃんと予定通りの時間に着いた。
登山靴に履き替えぶらぶらと歩き始める。
街の桜はすでに散ってしまったのにこの付近の桜は今が見頃。
名前はわからないがソメイヨシノよりやや小振りの花弁を持つものが何種類か見られた。
写真を撮って後で調べようかと思ったら、日本で確認されている桜と名の付く桜は600種類もあるというではないか。これでは正確な名前などわかるはずがないので名前を調べるのはやめにした。
足元にはスミレが満開である。ヤマボケも真っ赤な花を咲かせている。
足柄万葉公園の山腹をトラバースするように歩いていくとまもなく桧の植林地に入る。人気のコースらしく足元の土はしっかり踏み固められている。
平坦に道なので休むことなくぶらぶらと歩いているうちに林が途切れ正面に矢倉岳が見えた。
なかなか良い眺めだが、残念ながら送電線が何本も視界を横切っている。
再び視界のない植林地を45分ほど歩くと駿河小山、酒水の滝方面への分岐点になっている山伏平に着いた。
清水越と書いてあるガイドブックもあるが、平でもなく越でもない、ただのいち分岐点に過ぎない。うっすら汗もかいたし、ちょうど伐採された桧が転がっていたのここでひと休みした。
山伏平から山頂まではほんのひと登りだった。
山頂が近くなると徐々に視界が開け、富士山や箱根の山々、足柄峠などが見え出した。でも今日の富士山は、灰色の空と春霞ですっきりしない。
今日一番楽しみにしていたのは、青空をバックにそびえ立つ真っ白な富士山だったのでちょっ残念である。
今日の予想最高気温は25度だというから、春と言うより初夏に近い気温である。
だから靄ってしまったのだろう。
登り着いた広い山頂には誰もいない。
東寄りの窪地には石祠と宝塔がある。
櫓があったのが、朽ちた廃材があちこちに転がっていた。
360度とは行かないが、相模湾から伊豆箱根、愛鷹山、富士山と、なかなかの眺めである。シートを敷いてコーヒーを飲みながらのんびりと展望を楽しんだ。
ハイキングにはもってこいの山らしく、休憩している間に後から後からハイカーがやってくる。だんだん賑やかになってきたので山を下りることにした。
下り1時間のコースだが、帰路は万葉公園の稜線を通ることにした。
これが大正解で、このコースには見頃を迎えた桜が何本もあった。
真っ白な山桜もあれば、薄ピンクの桜もある。よく見ると桜の種類が違うらしく、花の付き方や色、形状に微妙な違いがあった。思わぬところでお花見が楽しめた。
昔、足柄峠から地蔵堂までの道路は、林道のような狭い道だった気がするが、現在はセンターラインの付いた片道1車線の立派な道路になっていた。
この道を軽快に走って、お目当てのおそば屋さんに着いたのはちょうどお昼時の12時すぎ。
神奈川県の人気ランキング第二位のおそば屋さんなので混んでいるかと思ったら意外と空いており、すんなりと美味しいお蕎麦をいただくことが出来ました。
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