佐武流山
- GPS
- 08:23
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,593m
- 下り
- 1,591m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 8:24
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
迂回は可能 奥志賀高原から切明温泉に繋がる秋山林道は特に問題なし |
コース状況/ 危険箇所等 |
檜俣川の渡渉はギリギリ飛び石できる程度 行きの渡渉は飛んだ先の石が小さいので難しい 帰りの渡渉は固定ロープを使えば十分飛び石可能 水量次第で難易度は大きく変わるだろうと思う |
写真
感想
佐武流山はかつては登山道のない山で、二百名山最難関の一つだったという。
20年ほど前に地元の有志が3年がかりで水無尾根のルートを開拓し最難関ではなくなった。しかし秋山郷の最奥地というロケーション、長い林道歩きと歩きにくい急登が続く道、白砂山からは相変わらずの激薮とやっかいな山であることに変わりがない。
これまでも計画は何回かしていたのだが天候不順だったり同行希望者が現れずで流れていた。
今日は前日に飯山市内で所用があり、ついでということで秋川郷まで足を延ばして登ることにした。飯山からでも2時間近くかかるが。小赤沢で温泉に入り早く寝た。
翌朝は2時すぎに檜俣川林道ゲートを出発。先行者などもちろんいない。今回はちゃんとMTBを持ってきたので林道を漕いで進む。分岐点までは工事車両が入っているので走りやすかったが、その先は落石や倒木が多く、何度か自転車を押して歩いた。
崩壊地の手前でMTBをデポ。
崩壊地は道が狭くなっているが歩いて通過する分には何の問題もない。ちょっと歩くとすぐ下降点の分岐に着く。ここからが本格的な登山道だ。20分ほど降りると渡渉点。飛び石できそうな水量だったがまだ真っ暗で対岸の状況ははよくわからないし、失敗するとこの後のダメージがでかいので大人しく靴を脱いで渡渉した。ついでに沢水を補給する。
渡渉したあとは歩きにくい尾根道がえんえんと続く。ケガだけはしたくないので慎重に行くとペースが上がらない。特に木の根が頑強だ。かつてこの道を開拓した先人の苦労を思う。虫も多くてうんざりする。それでも惣思平に着く頃には東の空が明るくなりはじめた。5時過ぎにワルサ峰。もうすっかり明るくなり苗場山がよく見えた。暑いのを心配していたが適度に快適な風が吹いていて思ったほどではなかった。
ワルサ峰から先は割と眺めのよい尾根道が続くようになる。尾根の北東側は切れ落ちていて、高度感もある。西赤沢源頭で苗場山からのルートと合流する。こっちのルートも有志で開拓されたようだ。アップダウンは何度かあるが順調にこなして7時前に佐武流山の山頂に着いた。予想より1時間早かった。山頂の先は白砂山へ続くルートがある筈だが、山頂標のすぐ先から激薮でルートがあるとは思えない。いま自分が残ってきたルートも昔はこうだったのだろうと思う。
写真を撮って少し休憩したら下山にかかる。ちょうどそのとき、曇が出てきて太陽が隠れてしまった。いいタイミングだった。下山も同じ難儀なルートを延々と歩く。途中で2名の後続者とすれ違った。どうやら今日の登頂者は3人だけのようだ。
そんな事を考えているうちに渡渉点まで戻ってきた。一応靴は脱いで渡渉したが、水量が少ない時期は飛び石でも渡渉が可能なことが判明した。
渡渉して下降点まで戻り、その少し先で自転車を回収。あとはひたすら降りるだけ。林道分岐までは工事車両が入ってきているので自転車でも走りやすい。ゲートまで戻ったらまだ11時になっていなかった。思ったより早く下山できたが、それでも大変で登りがいのある山だと思う。今日も満足だった。
切明温泉で汗を流したあと、Google先生の指示どおりのルートで帰宅したら志賀高原、横手山、白根山を経由することになった。
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