ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4460211
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

赤岳・小泉岳 〜エゾマメヤナギを探しに〜

2022年07月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
kita5000 その他1人
GPS
15:19
距離
12.3km
登り
816m
下り
839m

コースタイム

日帰り
山行
7:42
休憩
0:03
合計
7:45
6:47
27
7:15
7:16
13
7:28
7:29
20
7:49
7:49
69
8:58
8:59
25
9:24
9:24
5
9:30
9:30
145
11:55
11:55
39
12:34
12:35
52
13:27
13:27
17
13:45
13:45
20
14:05
14:07
30
14:38
0
14:38
ゴール地点
天候 曇りと晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
6月29日の大雨で一時、銀泉台までの林道が通行止めとなっていましたが、今回通ってみたところ林道崩落などの大きな損傷は無かったよう。
路線バスも通っているので通行に問題はありません。

銀泉台に6時半に到着。
今日の天気があまり良くない予報のためか、車は駐車場の4割程度でした。
コース状況/
危険箇所等
残雪はありますが、コース上に誘導ロープがあるのでそれに従います。
ツボ足で歩きました。
その他周辺情報 層雲峡の銀尖閣(源泉掛け流し100%、600円、石鹸類あり)
今日の目的は会いたいあの植物。
1日曇りの予報ですが、青空が見える中スタート。
2022年07月03日 06:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/3 6:48
今日の目的は会いたいあの植物。
1日曇りの予報ですが、青空が見える中スタート。
さぁ、今年も銀泉台からお邪魔します。
2022年07月03日 06:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 6:55
さぁ、今年も銀泉台からお邪魔します。
最初はミツバオウレンのお出迎え。
2022年07月03日 06:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/3 6:58
最初はミツバオウレンのお出迎え。
去年も分からなかったこの子。
どんなに図鑑を見ても、ネットで調べてもピンとこない。。。
誰か教えてください。。。
2022年07月03日 07:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/3 7:04
去年も分からなかったこの子。
どんなに図鑑を見ても、ネットで調べてもピンとこない。。。
誰か教えてください。。。
雪渓の上は歩いた踏み跡がしっかりあります。
2022年07月03日 07:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 7:15
雪渓の上は歩いた踏み跡がしっかりあります。
雪渓上は誘導ロープがあります。
ありがとうございます。
2022年07月03日 07:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 7:30
雪渓上は誘導ロープがあります。
ありがとうございます。
あの雪渓が踏ん張りどころだな。
2022年07月03日 07:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 7:54
あの雪渓が踏ん張りどころだな。
ジンヨウキスミレはこっちを向いていた。
2022年07月03日 07:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/3 7:58
ジンヨウキスミレはこっちを向いていた。
べっぴん集団チングルマ。
2022年07月03日 08:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
7/3 8:17
べっぴん集団チングルマ。
雪解け直後の鮮やかなピンク。
2022年07月03日 08:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
7/3 8:23
雪解け直後の鮮やかなピンク。
君は会いたい人の仲間だね。
2022年07月03日 08:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/3 8:23
君は会いたい人の仲間だね。
エゾノハクサンイチゲは少しばかり。
2022年07月03日 08:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
7/3 8:24
エゾノハクサンイチゲは少しばかり。
キバナシャクナゲはピークをむかえて。
2022年07月03日 08:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
7/3 8:24
キバナシャクナゲはピークをむかえて。
去年の赤い葉っぱに囲まれたウラシマツツジの花。
2022年07月03日 08:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/3 8:56
去年の赤い葉っぱに囲まれたウラシマツツジの花。
赤岳に到着です。
強風予想でしたが、先週の緑岳に比べても歩ける程度の風。
これはあの子を探しに行くとしかない。
2022年07月03日 09:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5
7/3 9:00
赤岳に到着です。
強風予想でしたが、先週の緑岳に比べても歩ける程度の風。
これはあの子を探しに行くとしかない。
立派な株だねぇ。
小泉分岐を過ぎるとお花の種類が増えてくる。
2022年07月03日 09:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5
7/3 9:32
立派な株だねぇ。
小泉分岐を過ぎるとお花の種類が増えてくる。
わ、わ、わ!
いた、この子だ!!
2022年07月03日 09:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
7/3 9:46
わ、わ、わ!
いた、この子だ!!
本当に小さい、でも間違いなくヤナギ。
会いたかった子、エゾマメヤナギだ。
しばらく、ここにしゃがみ込んで観察。
2022年07月03日 09:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
13
7/3 9:48
本当に小さい、でも間違いなくヤナギ。
会いたかった子、エゾマメヤナギだ。
しばらく、ここにしゃがみ込んで観察。
そんなことをしていたら、ガスが抜けてきた。
2022年07月03日 09:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 9:54
そんなことをしていたら、ガスが抜けてきた。
さっきのは雄花で、こっちは雌花じゃないかな?
2022年07月03日 10:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
7/3 10:02
さっきのは雄花で、こっちは雌花じゃないかな?
エゾタカネヤナギと比較しても、エゾマメヤナギは本当に小さい。
ここに来るまで、タカネとマメを区別ができるか心配だったけど、そんな心配も必要無いくらいエゾマメヤナギは小さかった。
このエゾタカネヤナギは雌花と雄花のセット
2022年07月03日 10:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
7/3 10:07
エゾタカネヤナギと比較しても、エゾマメヤナギは本当に小さい。
ここに来るまで、タカネとマメを区別ができるか心配だったけど、そんな心配も必要無いくらいエゾマメヤナギは小さかった。
このエゾタカネヤナギは雌花と雄花のセット
これでゆっくり他のお花も楽しめる。
2022年07月03日 10:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/3 10:00
これでゆっくり他のお花も楽しめる。
論文や調査の報告では、高山の構成群落の一つにエゾオヤマノエンドウとエゾマメヤナギがセットになっている。だからエゾオヤマノエンドウを見つけると小さいエゾマメヤナギを見つけやすい。
2022年07月03日 10:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6
7/3 10:04
論文や調査の報告では、高山の構成群落の一つにエゾオヤマノエンドウとエゾマメヤナギがセットになっている。だからエゾオヤマノエンドウを見つけると小さいエゾマメヤナギを見つけやすい。
サイコ?
レブンサイコだった。
2022年07月03日 10:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
7/3 10:07
サイコ?
レブンサイコだった。
ウルップも今が良い時。
2022年07月03日 10:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8
7/3 10:10
ウルップも今が良い時。
こうなったらマクロの世界が気になる。
雄しべは青い!!
2022年07月03日 10:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
7/3 10:11
こうなったらマクロの世界が気になる。
雄しべは青い!!
あぁ、晴れてきた。
みんなゼブラは見れたかな。
この白雲岳のおかげで小泉岳周辺は西からの強風を和らげることができました。
2022年07月03日 10:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/3 10:17
あぁ、晴れてきた。
みんなゼブラは見れたかな。
この白雲岳のおかげで小泉岳周辺は西からの強風を和らげることができました。
高山の植物は太陽の光をたくさん受けるように葉っぱがテリテリなのね。
2022年07月03日 10:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
7/3 10:23
高山の植物は太陽の光をたくさん受けるように葉っぱがテリテリなのね。
最初はクロマメノキに惑わされて、何度もヤナギと間違えそうになった。
2022年07月03日 10:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 10:38
最初はクロマメノキに惑わされて、何度もヤナギと間違えそうになった。
だけど、もう間違えなさそうだ。
果実が付き始めたエゾマメヤナギ。
2022年07月03日 10:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 10:52
だけど、もう間違えなさそうだ。
果実が付き始めたエゾマメヤナギ。
友人はミヤマタネツケバナがお気に入り。
2022年07月03日 10:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
7/3 10:43
友人はミヤマタネツケバナがお気に入り。
イモムシはエゾマメヤナギをご飯にする。
2022年07月03日 11:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 11:09
イモムシはエゾマメヤナギをご飯にする。
緑岳まで行こうかと思ったけど、今日はもう満足。帰りましょう。
雲海がキレイだね。
2022年07月03日 11:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/3 11:10
緑岳まで行こうかと思ったけど、今日はもう満足。帰りましょう。
雲海がキレイだね。
白雲もはっきり。
2022年07月03日 11:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 11:12
白雲もはっきり。
今日はヤナギだけで何枚撮ったか笑
2022年07月03日 11:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 11:18
今日はヤナギだけで何枚撮ったか笑
こういうところで生育するのか。
2022年07月03日 11:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 11:19
こういうところで生育するのか。
ヤナギがちゃんとした木本であることを実感する。
2022年07月03日 11:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/3 11:22
ヤナギがちゃんとした木本であることを実感する。
この太さになるまで何十年とかかるんじゃないかな。
2022年07月03日 11:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/3 11:22
この太さになるまで何十年とかかるんじゃないかな。
さらに観察。
若い葉は柔らかい毛があるけど、しばらくすると抜けるらしい。そして、葉の輪郭がはっきりしてくるよう。
2022年07月03日 11:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
7/3 11:40
さらに観察。
若い葉は柔らかい毛があるけど、しばらくすると抜けるらしい。そして、葉の輪郭がはっきりしてくるよう。
ちなみにチョウノスケソウも立派な木本。
2022年07月03日 11:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
7/3 11:26
ちなみにチョウノスケソウも立派な木本。
今年も会えました。
今年はお花が少なくて寂しかったなぁ。
2022年07月03日 11:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
7/3 11:31
今年も会えました。
今年はお花が少なくて寂しかったなぁ。
この間の大雨で土を被ってしまったか。
2022年07月03日 11:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 11:33
この間の大雨で土を被ってしまったか。
北海道のタカネツメクサ。
2022年07月03日 11:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
7/3 11:35
北海道のタカネツメクサ。
小泉岳周辺のこの黒い礫にはエゾマメヤナギはいなかった。
生育する条件は何だろう。
2022年07月03日 11:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 11:47
小泉岳周辺のこの黒い礫にはエゾマメヤナギはいなかった。
生育する条件は何だろう。
往路は足元ばっかり見て山頂標識を素通りしてしまったので復路でパチリ。
2022年07月03日 11:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
7/3 11:54
往路は足元ばっかり見て山頂標識を素通りしてしまったので復路でパチリ。
小泉分岐から赤岳の間に少しいる。
2022年07月03日 12:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 12:26
小泉分岐から赤岳の間に少しいる。
赤岳に戻ってきました。
後は安全に下山しましょう。
2022年07月03日 12:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 12:34
赤岳に戻ってきました。
後は安全に下山しましょう。
まずまずの天気だったなぁ。
2022年07月03日 12:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
7/3 12:39
まずまずの天気だったなぁ。
ミネズオウも忘れないで。
2022年07月03日 13:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
7/3 13:05
ミネズオウも忘れないで。
お花も実も赤いチシマヒョウタンボク。
2022年07月03日 14:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
7/3 14:18
お花も実も赤いチシマヒョウタンボク。
この子は来週来れば咲いているかなぁ。
2022年07月03日 14:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/3 14:21
この子は来週来れば咲いているかなぁ。
最後は仲良し鹿親子。
癒されながらの下山です。
2022年07月03日 14:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
7/3 14:36
最後は仲良し鹿親子。
癒されながらの下山です。

感想

昨年10月の道新ニュースで「知床に永久凍土?」という記事がでたとき、日本に永久凍土なんてあるの?と思っていましたが、調べてみると大雪山には普通に存在していることが分かりました。(永久凍土の目安の一つに年平均の地表面温度が0度以下とのこと)

それよりもさらに気になったのは知床でも永久凍土に関連する植物としてエゾマメヤナギがある可能性があると書いてあり、エゾマメヤナギのことを知るきっかけとなりました。ヤナギの中でもっとも小さい。どれくらいなんだろう?

そうなったらどんな植物か見てみたくなってしまい、今年はお花の時期に会いに行きたい!と計画を。

先週は大雪高原温泉から高根ヶ原か緑岳経由で小泉岳に行こうとしたものの、強風で志半ばで断念。
今週こそはと再トライしたところ、無事に出会うことができました。小泉岳分岐から緑岳の途中まで私たち2人だけで、他の誰一人にも会いませんでしたが、たくさんのエゾマメヤナギが迎えてくれました。どんな形していて、どんな所で生活をしているか、その一端でも感じることができて本当に楽しかったです。

強風の中で何とかポイントまで行こうとしてくれた友人と、這いつくばってしばらく動かない私をのんびり待ってくれた友人に2週連続の大感謝。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:307人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 大雪山 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
ハイキング 大雪山 [日帰り]
銀仙台から赤岳、白雲岳
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら