記録ID: 4460350
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
光岳〜茶臼岳〜上河内岳〜聖岳
2022年06月29日(水) ~
2022年07月01日(金)

体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 56:18
- 距離
- 44.7km
- 登り
- 4,469m
- 下り
- 4,480m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 10:30
距離 14.6km
登り 2,421m
下り 607m
2日目
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 10:27
距離 14.7km
登り 1,088m
下り 1,320m
3日目
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 8:46
距離 15.5km
登り 978m
下り 2,528m
06/29:芝沢ゲートを日の出時刻に出発して易老渡には約30分で到着し、自転車を持って来た価値は十分にあった。(かなり早い内に出発した3人組に追い付いた)
体力に自信が無かったので、マイペースで登り始めたら、予想外に順調に易老岳に着き、計画通り光岳まで行ける気がしてきた。
一旦、最低鞍部までダラダラと下り、少し登り返した三吉平からの沢筋の登りが意外に長く感じたが、花が咲いていて写真を沢山撮り、大幅に速度低下した所為かも知れない。
水場標識のある所は、直径数个凌緡未脳ないが、直ぐ先に数10倍の量の水が流れていた。
時間に余裕があったので、イザルガ岳に寄道したら全周展望あり、光岳と小屋が良く見えた。
光岳小屋にザックを置き、光岳で記念写真を撮り、直ぐ先の展望台に行くと、南西側が開け、近くに双耳峰の池口岳が見えた。更に光石に向かうとドンドンと下って、帰りが大変だなと思いながらも引き返すのは勿体無いので進んだ。
光石に着いたら、思いがけず初見の花が咲いていて、来て良かったと思い直した。
光岳小屋で出会った静岡の人は25kgの荷物で単行本等の趣味の物を持ち上げていた。
もう一人長野の人は何と8kgと超軽量で同じ二泊三日コースだった。
自分は12kgで、テント1.2kgを差し引いても大分差がある。雰囲気的には矢張り予備食料や予備電池、細引き等の差と思う。水も状況判断で必要最小限にしている模様。
小屋の2階の窓から聖岳、上河内岳、茶臼岳、笊ヶ岳、イザルガ岳、富士山が見え、静岡の人は日の出も拝めると言っていたので、此処は別天地。
花は、イチヤクソウの蕾が1株。初見のキソチドリ(ミヤマチドリは大きな葉が2枚)1株。オサバグサが1840m-2600mの範囲でずっと咲いていて今迄に見た中では断トツに多い。ゴゼンタチバナは尾根の途中。イワカガミは稜線にずっと咲き、場所によっては群生していた。
ミツバオウレンは大部分の御花畑の主役だった。
マイヅルソウは所々に塊になって咲き、コミヤマカタバミはポツポツ。
2290mから上のお花畑には、黄色のスミレでキバナノコマノツメが群生していた。偶々通り掛った人に、思い込みが激しく別のミヤマキスミレと答えてしまったので、この場を借りて謝ります。
似た花に、タカネスミレ(東北)、エゾタカネスミレ(北海道)、クモマスミレ(北、中央ア)、ヤツガダケキスミレ(八ヶ岳)があり、他に、ミヤマキスミレ(オオバキスミレの高山型)、キスミレ(山地)があるが、葉の先が尖っているし、花の形も明確に違う。
ハルリンドウ?、ハクサンチドリ、初見のサンリンソウ?が群生している御花畑があった。シナノキンバイは数は少ないが大きめなので1輪でも目立つ。コケモモは絶対量は少ないが数ヶ所群生していた。
光石では、初見のミヤマムラサキが岩の隙間に咲いていた。
06/30:朝起きて、天クラを見ると、昼間は良好だけど、今日明日共に18時が雨となっていた。イザルガ岳に寄道したら若い?3人組が日の出待ちしていた。朝焼けが綺麗だった。
易老渡分岐点で休憩後、歩き始めたら直ぐ先に昨日気付かなかった易老岳山頂標識があった。
希望峰からの下りで聖岳、上河内岳、茶臼岳、富士山が見えた。
茶臼岳への登りで風が強くなってきたが、歩くのに支障はない。
茶臼岳からは聖岳、赤石岳、悪沢岳、上河内岳、笊ヶ岳、富士山が見えた。のんびりと食事休憩している時、逆方向から人が来て、強風注意と忠告されたが、一時的だった様で、特に問題は無かった。只、花が揺れて写真が撮り辛かった。
地図に御花畑と書かれている二重山稜の窪地からは、上河内岳が急峻に立ち上がって見え、結構登りでがあるのかなと思った。
途中、褶曲した地肌の岩があり、珍しいと思って写真を撮ったら、其処が「竹内門」だった。肩に着き、ザックをデポして山頂に向かった。
上河内岳からは全周展望あり、聖岳、赤石岳、悪沢岳と今日の目標地点の聖平小屋に至る稜線道が良く見える。
振り返ると、出発地点の光岳からの稜線道が目に入る。
東側に笊ヶ岳、富士山、西側に恵那山が見え、眺望を満喫した。
南岳に下る途中に少し残雪があったが、特に問題無く通過できた。
聖平小屋分岐直前に[dokomo繋がる]の標識があったので、現在位置をメール送信した。分岐点には、auとsbの繋がる場所が記されていた。
明日も4時頃出発予定で、この付近の花の写真は撮れないと思われたので、薊畑まで往復した。
聖平小屋の水場は涸れていて、近くの沢水を汲んだ。
長野の人は10:30に聖平小屋に着いて、更に聖岳をピストンし今日で百名山達成と言っていたので、拍手して祝った。それから途中の道で、雷鳥の親鳥が足元に居て子を守る為に威嚇してきたと言っていた。
花は、ミヤマキンポウゲ、仁田池の脇に初見の白い花、ミヤマキンバイ、
ミヤマダイコンソウ、キバナシャクナゲ、ミツバオウレン、シナノキンバイ、ハクサンチドリ、チングルマ、キバナノコマノツメ、ツガザクラ群生、イワウメ、イワツメクサ、初見のチシマアマナ、イワカガミ、アオノツガザクラ、ヒメイチゲ、ショウジョウバカマ、ウラジロナナカマド、初見のウメハタザオ、ハクサンイチゲ、チシマザクラ?、タカネコウリンカ、ミヤマクロユリ、カラマツソウ、ツマトリソウ、オサバグサ、コミヤマカタバミ、初見のサンリンソウ、シロバナヘビイチゴ、小屋の階段傍に初見のテングクワガタorシナノヒメクワガタ?。
07/01:朝起きると満天の星空。出発時はヘッドランプを点けたが、縦走路に入って直ぐに消した。薊畑にザックをデポし、少量の食料と水を雨蓋に入れて登り始めたが、当然ながら体が軽い。
日の出は山陰で見えなかったが、5時過ぎに影聖岳が見えた。
小聖岳から見上げる聖岳の空は真っ青。其処から先は、ザレた急斜面で落石に注意して、足場を選んで登った。
栃木の人とほぼ同時に登り始めて、山頂では一緒に山座同定し抜群の眺望を満喫し、これだから山登りは止められないと呟いたので、全くその通りと頷いた。
北側から、乗鞍岳、穂高岳、槍ヶ岳、常念岳、後立山、仙丈ヶ岳、赤石岳、悪沢岳、奥秩父、笊ヶ岳、富士山、青薙山、上河内岳、大無間山、茶臼岳、黒法師岳、イザルガ岳、光岳、池口岳、恵那山、安平路山、御嶽山、空木岳、木曾駒と言う事無し。
何時もの倍近く休憩しても名残惜しいが、下る事にした。
薊畑に戻り、食事休憩してザックを担いだら、意外にも大分軽くなっていて、結局、西沢渡まで休まず下ってしまった。
仮橋で対岸に渡り、川の水で上半身の汗を拭き一休みして、下流に歩き始めたら、人力ゴンドラで対岸に渡ろうとしている男女がいたが、真ん中辺りで殆ど進んでいない様子だったので手助けしたが、かなり重かった。それにしても何故、仮橋で渡らなかったのか疑問。
右岸の道は、ほぼ平坦で、便ヶ島まで運良く木陰で汗を掻かずに済んだが、その先は陽射しで暑くなった。易老渡からの下りは、自転車を殆ど漕ぐ必要無しでゲートに着いた。
花は、キバナシャクナゲ、オヤマノエンドウ、ミヤマシオガマ、ミヤマキンバイ、イワウメ、イワベンケイ、ミヤマオダマキ蕾、チシマアマナ、イワカガミ、コケモモ、ミヤマキンポウゲ、キバナノコマノツメ、シナノキンバイ。
体力に自信が無かったので、マイペースで登り始めたら、予想外に順調に易老岳に着き、計画通り光岳まで行ける気がしてきた。
一旦、最低鞍部までダラダラと下り、少し登り返した三吉平からの沢筋の登りが意外に長く感じたが、花が咲いていて写真を沢山撮り、大幅に速度低下した所為かも知れない。
水場標識のある所は、直径数个凌緡未脳ないが、直ぐ先に数10倍の量の水が流れていた。
時間に余裕があったので、イザルガ岳に寄道したら全周展望あり、光岳と小屋が良く見えた。
光岳小屋にザックを置き、光岳で記念写真を撮り、直ぐ先の展望台に行くと、南西側が開け、近くに双耳峰の池口岳が見えた。更に光石に向かうとドンドンと下って、帰りが大変だなと思いながらも引き返すのは勿体無いので進んだ。
光石に着いたら、思いがけず初見の花が咲いていて、来て良かったと思い直した。
光岳小屋で出会った静岡の人は25kgの荷物で単行本等の趣味の物を持ち上げていた。
もう一人長野の人は何と8kgと超軽量で同じ二泊三日コースだった。
自分は12kgで、テント1.2kgを差し引いても大分差がある。雰囲気的には矢張り予備食料や予備電池、細引き等の差と思う。水も状況判断で必要最小限にしている模様。
小屋の2階の窓から聖岳、上河内岳、茶臼岳、笊ヶ岳、イザルガ岳、富士山が見え、静岡の人は日の出も拝めると言っていたので、此処は別天地。
花は、イチヤクソウの蕾が1株。初見のキソチドリ(ミヤマチドリは大きな葉が2枚)1株。オサバグサが1840m-2600mの範囲でずっと咲いていて今迄に見た中では断トツに多い。ゴゼンタチバナは尾根の途中。イワカガミは稜線にずっと咲き、場所によっては群生していた。
ミツバオウレンは大部分の御花畑の主役だった。
マイヅルソウは所々に塊になって咲き、コミヤマカタバミはポツポツ。
2290mから上のお花畑には、黄色のスミレでキバナノコマノツメが群生していた。偶々通り掛った人に、思い込みが激しく別のミヤマキスミレと答えてしまったので、この場を借りて謝ります。
似た花に、タカネスミレ(東北)、エゾタカネスミレ(北海道)、クモマスミレ(北、中央ア)、ヤツガダケキスミレ(八ヶ岳)があり、他に、ミヤマキスミレ(オオバキスミレの高山型)、キスミレ(山地)があるが、葉の先が尖っているし、花の形も明確に違う。
ハルリンドウ?、ハクサンチドリ、初見のサンリンソウ?が群生している御花畑があった。シナノキンバイは数は少ないが大きめなので1輪でも目立つ。コケモモは絶対量は少ないが数ヶ所群生していた。
光石では、初見のミヤマムラサキが岩の隙間に咲いていた。
06/30:朝起きて、天クラを見ると、昼間は良好だけど、今日明日共に18時が雨となっていた。イザルガ岳に寄道したら若い?3人組が日の出待ちしていた。朝焼けが綺麗だった。
易老渡分岐点で休憩後、歩き始めたら直ぐ先に昨日気付かなかった易老岳山頂標識があった。
希望峰からの下りで聖岳、上河内岳、茶臼岳、富士山が見えた。
茶臼岳への登りで風が強くなってきたが、歩くのに支障はない。
茶臼岳からは聖岳、赤石岳、悪沢岳、上河内岳、笊ヶ岳、富士山が見えた。のんびりと食事休憩している時、逆方向から人が来て、強風注意と忠告されたが、一時的だった様で、特に問題は無かった。只、花が揺れて写真が撮り辛かった。
地図に御花畑と書かれている二重山稜の窪地からは、上河内岳が急峻に立ち上がって見え、結構登りでがあるのかなと思った。
途中、褶曲した地肌の岩があり、珍しいと思って写真を撮ったら、其処が「竹内門」だった。肩に着き、ザックをデポして山頂に向かった。
上河内岳からは全周展望あり、聖岳、赤石岳、悪沢岳と今日の目標地点の聖平小屋に至る稜線道が良く見える。
振り返ると、出発地点の光岳からの稜線道が目に入る。
東側に笊ヶ岳、富士山、西側に恵那山が見え、眺望を満喫した。
南岳に下る途中に少し残雪があったが、特に問題無く通過できた。
聖平小屋分岐直前に[dokomo繋がる]の標識があったので、現在位置をメール送信した。分岐点には、auとsbの繋がる場所が記されていた。
明日も4時頃出発予定で、この付近の花の写真は撮れないと思われたので、薊畑まで往復した。
聖平小屋の水場は涸れていて、近くの沢水を汲んだ。
長野の人は10:30に聖平小屋に着いて、更に聖岳をピストンし今日で百名山達成と言っていたので、拍手して祝った。それから途中の道で、雷鳥の親鳥が足元に居て子を守る為に威嚇してきたと言っていた。
花は、ミヤマキンポウゲ、仁田池の脇に初見の白い花、ミヤマキンバイ、
ミヤマダイコンソウ、キバナシャクナゲ、ミツバオウレン、シナノキンバイ、ハクサンチドリ、チングルマ、キバナノコマノツメ、ツガザクラ群生、イワウメ、イワツメクサ、初見のチシマアマナ、イワカガミ、アオノツガザクラ、ヒメイチゲ、ショウジョウバカマ、ウラジロナナカマド、初見のウメハタザオ、ハクサンイチゲ、チシマザクラ?、タカネコウリンカ、ミヤマクロユリ、カラマツソウ、ツマトリソウ、オサバグサ、コミヤマカタバミ、初見のサンリンソウ、シロバナヘビイチゴ、小屋の階段傍に初見のテングクワガタorシナノヒメクワガタ?。
07/01:朝起きると満天の星空。出発時はヘッドランプを点けたが、縦走路に入って直ぐに消した。薊畑にザックをデポし、少量の食料と水を雨蓋に入れて登り始めたが、当然ながら体が軽い。
日の出は山陰で見えなかったが、5時過ぎに影聖岳が見えた。
小聖岳から見上げる聖岳の空は真っ青。其処から先は、ザレた急斜面で落石に注意して、足場を選んで登った。
栃木の人とほぼ同時に登り始めて、山頂では一緒に山座同定し抜群の眺望を満喫し、これだから山登りは止められないと呟いたので、全くその通りと頷いた。
北側から、乗鞍岳、穂高岳、槍ヶ岳、常念岳、後立山、仙丈ヶ岳、赤石岳、悪沢岳、奥秩父、笊ヶ岳、富士山、青薙山、上河内岳、大無間山、茶臼岳、黒法師岳、イザルガ岳、光岳、池口岳、恵那山、安平路山、御嶽山、空木岳、木曾駒と言う事無し。
何時もの倍近く休憩しても名残惜しいが、下る事にした。
薊畑に戻り、食事休憩してザックを担いだら、意外にも大分軽くなっていて、結局、西沢渡まで休まず下ってしまった。
仮橋で対岸に渡り、川の水で上半身の汗を拭き一休みして、下流に歩き始めたら、人力ゴンドラで対岸に渡ろうとしている男女がいたが、真ん中辺りで殆ど進んでいない様子だったので手助けしたが、かなり重かった。それにしても何故、仮橋で渡らなかったのか疑問。
右岸の道は、ほぼ平坦で、便ヶ島まで運良く木陰で汗を掻かずに済んだが、その先は陽射しで暑くなった。易老渡からの下りは、自転車を殆ど漕ぐ必要無しでゲートに着いた。
花は、キバナシャクナゲ、オヤマノエンドウ、ミヤマシオガマ、ミヤマキンバイ、イワウメ、イワベンケイ、ミヤマオダマキ蕾、チシマアマナ、イワカガミ、コケモモ、ミヤマキンポウゲ、キバナノコマノツメ、シナノキンバイ。
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
全コース特に問題無し。 上河内岳から南岳への途中に少し残雪があったが問題無し。 |
写真
2290mから上のお花畑には、黄色のスミレでキバナノコマノツメが群生していた。偶々通り掛った人に、思い込みが激しく別のミヤマキスミレと答えてしまったので、この場を借りて謝ります。
装備
| 個人装備 |
水2L
浄水器
防虫ネット
虫除けスプレー
細引き12m
長袖シャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
靴
予備靴ひも
ザック
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
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|---|
感想
今回の2泊3日の為に、06/25に西丹沢VCから蛭ヶ岳をピストンしたが、自信が持てず、どうなる事かと思ったが、意外にも体力は少し回復した様で、バテる事無く結構安定して歩く事ができた。この状態を維持出来れば、夏のアルプス三昧を続けられそう。
3日間天気良く心地良い風が吹き眺望も抜群、初見の花もあって、最高の山登りだった。本当に有難い事だと思う。感謝!
天クラ予報以外で、全体的な傾向が分かる高層の週間予報支援図が、7/01迄右肩上りになっていて、バッチリ当たっていた。(梅雨時は役に立たないが6/27梅雨明け)
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