綾部市境06 黒谷 登尾峠 陣屋岳 久田美峠 金ヶ峰 大路峠 岳峠(市原峠) 岳山 市原峠 矢津峠 古路峠

2022年07月13日(水) [日帰り]

• GPS: 10:05
• 距離: 15.8km
• 登り: 1,130m
• 下り: 1,036m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:09
• 休憩: 0:00
• 合計: 10:09

7:37 スタート地点
17:46 ゴール地点

コース状況／危険箇所等

2022年5月から綾部市境を巡る縦走を開始。テント泊で一気に行きたいところだがまずは日帰りで線をつないでいく。

今回は引き続き綾部市境の北側、舞鶴市と福知山市との市境を黒谷から歩き、古路峠まで辿り着いた。

まず黒谷の西側の稜線にどう復帰するか。ここも地形図を見る限り急傾斜のため懸案の1つであった。国道西側の市境からやや南側の狭い土地に畑があるのでここから登るか、もしくは国道から伊佐津川まで下りてそこから道を探すか。少し地形を見た結果、川側は傾斜がきついと判断し、畑の裏から登ることに。畑から山上を覗くと、北側と南側の両方に、赤い目印が刺さっている。どちらからも行けそうだったが、市境に近く道らしきものも目視できた北側から登ることにした。結果として人の道があるかどうかは微妙だったが、鹿の道は多数。地形的にも傾斜は多少きついが、杉林がメインということもあって登り降り共に可能な地形だった。すぐに市境に復帰してしばらく登ると、ピンクテープのある道と合流。この道は伊佐津川に下っていっていたので、もしかしたら川側からもっと登りやすい道があったのかもしれない。

そこから登尾峠までの稜線はとても歩きやすいルートで（鹿だけでなく）人も歩いた痕跡があった。鉄塔巡視路もしくはハイキングルートとして少し整備されているのかもしれない。集落の共用テレビアンテナもあったので、地元の作業道かもしれない。

登尾峠は、稜線と峠道が交差する部分の道幅が広く、かなり立派な峠だった。これより先、小さなピークであっても巻道が整備されており、昔から人の往来が盛んなルートだったことがうかがえる。また、志賀郷地域振興協議会の看板が要所要所に立っており、地域の方々が峠を整備している様子が伺える。陣屋岳、久田美峠、金ヶ峰、大路峠、岳峠（市原峠）、岳山、市原峠、矢津峠、そして古路峠に下りて今日の縦走は終了。今まで市境を歩いてきた中で、稜線伝いの道も、峠道も、ここまで充実しているエリアはなかったと思う。人が歩かなければ道はできないし、巻き道も切り開かれることはないのから、それだけ、昔から東西南北の人の往来が多かったに違いない。このエリアの山々は標高が低いので、平地を歩くよりも山道の方が利便性が高く、生活の道として使われていたのだろう。もしかしたら昼間は山の中で人と何度もすれ違うほどの往来があったのか、そう考えると、山の様子は今とは随分と違うイメージで、鹿よりも人間の方が多かったに違いない。

古道については既にネット上でも情報が載っており、歴史関係を調べている有志の方々も多いようなので、私が参考としたサイトのリンクを掲載しておく。

https://fv-ayabe.jp/shiga/2011/09/05/大江町「市原谷」から峠を越えれば志賀郷の奥、/
http://www.nbcayabe.com/yindex.html
https://yamap.com/activities/16820680/

その他周辺情報

綾部市境巡り全10日の記録一覧
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/search_record.php?place=%B0%BD%C9%F4%BB%D4%B6%AD&uname=daisukena&request=1

写真

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撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

コメント

walkin

こんばんは
暑い中、黒谷のあの急斜面をよう登りましたねえ。
郡界碑のあるところの電柱道は登れそうでしたが、ボクはそれもやめて、関電道を降りました。
今後の踏査に期待します。

daisukena

walkinさん、こんばんは。コメントありがとうございます。walkin さんの山行記録、拝見しています。僕は最初は地図と現場の地形の見立てで登ったほうが楽しいのでそうしているのですが、ある程度登ってから川側からの道があることに気づきました。なるべく暑くない日を選んで登りましたが、特に午後は汗だくでしたが、まずは市境早めに一周してみて俯瞰したいと思っていて夏も歩いています。

今のところ市境の登りで1番キツかったのは、生守山（三国岳近く）南東の急斜面でした。あそこは怖かったです。