笠が岳(穴毛谷より六の沢)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,900m
- 下り
- 1,857m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
穴毛谷は石だらけ。雪もところどころ亀裂があり、シーズン終了でしょうか。 |
写真
感想
笠が岳穴毛谷は、今回で3度目でした。1度目は6月に行き、大滝まで。2回目は途中で六の沢へ行けず、穴毛本谷を直上してしまい、抜戸岳へ行き時間切れでした。今回こそは笠が岳へ行きたいと思っていました。とにかく穴毛谷は昔から雪崩事故があるので、どうしても4月や5月上旬に行く勇気がなく、結局今回も5月中旬になってしまいました。
当日はできれば、早朝深夜から行きたかったのですが、気が付いて目が覚めたら1時でそれから準備して、出発して…と新穂高へ向かいましたが、結局登山開始時間は5時でした。すでに明るくなっています。新穂高からは笠が岳穴毛谷の最初の課題である、越えていくべき堰堤がよく見えるのですが、やはり雪が最終堰堤にもなく、すべて巻いていかなければ行けないことがわかり、気が重くなります。林道を歩いていき、途中から橋を渡り、堰堤までいきます。いきなりやぶ漕ぎから始まりどうにかして、左岸の昔の堰堤工事用の林道へ登りつめると、今度は右岸への渡渉がありましたが、幸い水も穏やかで若干靴に水がしみたくらいでした。右岸へ行くとしばらくごろごろした石をスキーブーツで苦労しながら、歩いてやっと雪の上にたどり着きました。雪質も硬く、アイゼン歩行に替えてしまいします。日が当たらないせいか寒く、右手の凍傷の跡の指はすぐに痛くなってしまいました。雪の上にはデブリもあれば石もあり…と滑走には不適で時期も遅い印象です。途中四の沢を覗きましたが、すでに石だらけで荒れていました。いつか行きたいところです。大滝へ着くと、大滝の前の雪には大きなクレパスがあり、ヒヤリとします。その後急傾斜を直登しながら左側の、昨年乗越部位を見つけ、六の沢へ行きます。急に視界も開け日が出たせいか、暖かくなりました。雪もまだしまっており、アイゼンで直登しますが、なかなか急騰できつく、スキー板も重く歩いては息切れを繰り返します。途中から尾根へ取りつき、スキー歩行へ変えると少し負担も楽になりました。やっと稜線付近へ来ると視界も開けます。目の前に山頂も開けました。稜線上はアップダウンがあるので一部トラバースしながら山頂へ向かいました。抜戸岩はまだ雪に埋まっていました。トレースもあり、昨日のものでしょうか。時間も迫ってきており、山頂へやっと着くと12時を過ぎていました。打込谷はあきらめました。とはいえ、山頂からの滑走も楽しく十分に楽しめました。夏にいつもここを残雪期に滑りたいと思っていたので、やっと滑れてうれしい。稜線上はアップダウンがありますが。抜戸岩付近から一部板を脱いで登りましたが、後は下りで行けました。やがて六の沢へのドロップインですが、傾斜もあり本谷よりは急でした。しかし、雪も緩くなっており滑りやすかったです。ただ一部雪が切れているところもあり、慎重を要しました。下部は荒れており、どうにかスキーで大滝上部へ行くと、また乗越して本谷へいきます。すでに覚悟をしていましたが石だらけで、スキーに当たらないように気を遣いつつどうにか降りていきますが、途中で歩いた方が早いと思い、担ぐことにしました。下りながら笠が岳を振り返ると、今日のラインが少しわかりました。天気に恵まれたのが幸いでした。
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