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Yamareco

記録ID: 452202
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

蝶ヶ岳

2014年05月20日(火) ~ 2014年05月21日(水)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:27
距離
25.7km
登り
1,375m
下り
1,369m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
6:55 上高地バスターミナル
7:49 明神
8:38 徳澤
12:35 長塀山
13:43 蝶ヶ岳山頂          計6時間48分

2日目
6:35 蝶ヶ岳ヒュッテ
7:08 横尾分岐
9:11 横尾
10:30 徳澤
11:13 明神 
12:00 上高地バスターミナル     計5時間35分
天候 20日 曇り 夜半から雪(蝶ヶ岳山頂付近)
21日 雪  上高地 雨
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
あかんだな駐車場 1日 500円
コース状況/
危険箇所等
基本的に木の赤印、赤札を追っていけば迷う事はないと思いますが、
長塀山ピーク付近の尾根は広くて、赤印、赤札を確認しにくかったです。
尾根をひたすら登るコースなので、少々ルートを外しても、登っていけば
大丈夫かと思いますが、下りは迷いやすいかも。

予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
上高地バスターミナル
始発だったのでまだ誰もいません
2014年05月20日 06:53撮影 by  iPhone 5, Apple
5/20 6:53
上高地バスターミナル
始発だったのでまだ誰もいません
2014年05月20日 07:06撮影 by  iPhone 5, Apple
5/20 7:06
2014年05月20日 08:08撮影 by  iPhone 5, Apple
3
5/20 8:08
お猿さん
2014年05月20日 08:22撮影 by  iPhone 5, Apple
5/20 8:22
お猿さん
木の皮が剥がされていました
お猿さんの仕業らしいです
2014年05月20日 08:24撮影 by  iPhone 5, Apple
5/20 8:24
木の皮が剥がされていました
お猿さんの仕業らしいです
長塀尾根 だんだんと雪が増えてきました
2014年05月20日 10:19撮影 by  iPhone 5, Apple
5/20 10:19
長塀尾根 だんだんと雪が増えてきました
踏抜き地獄で体力が奪われる
2014年05月20日 10:20撮影 by  iPhone 5, Apple
5/20 10:20
踏抜き地獄で体力が奪われる
妖精の池
2014年05月20日 13:18撮影 by  iPhone 5, Apple
3
5/20 13:18
妖精の池
2014年05月20日 13:29撮影 by  iPhone 5, Apple
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5/20 13:29
2014年05月20日 13:36撮影 by  iPhone 5, Apple
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5/20 13:36
山頂 独り占め
この辺り雪はありません
風が強くて飛ばされるらしいです
2014年05月20日 13:44撮影 by  iPhone 5, Apple
2
5/20 13:44
山頂 独り占め
この辺り雪はありません
風が強くて飛ばされるらしいです
蝶ヶ岳ヒュッテの夜ご飯
美味しかったです
2014年05月20日 17:31撮影 by  iPhone 5, Apple
2
5/20 17:31
蝶ヶ岳ヒュッテの夜ご飯
美味しかったです
朝起きると
一面の銀世界
2014年05月21日 05:58撮影 by  iPhone 5, Apple
2
5/21 5:58
朝起きると
一面の銀世界
2014年05月21日 06:45撮影 by  iPhone 5, Apple
5/21 6:45
先行者か!?
ルート沿いにずっとこんな足跡が。
何の動物なんでしょう?
2014年05月21日 06:45撮影 by  iPhone 5, Apple
1
5/21 6:45
先行者か!?
ルート沿いにずっとこんな足跡が。
何の動物なんでしょう?
2014年05月21日 07:08撮影 by  iPhone 5, Apple
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5/21 7:08
2014年05月21日 07:17撮影 by  iPhone 5, Apple
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5/21 7:17
2014年05月21日 09:15撮影 by  iPhone 5, Apple
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5/21 9:15
2014年05月21日 12:01撮影 by  iPhone 5, Apple
5/21 12:01
撮影機器:

感想

今回、初めての北アルプスの雪山に挑戦してきました。
GW明けの平日、しかも天気が悪いのも予想されていた為、入山者は少なかったです。

上高地バスターミナル 6時55分着の始発バスには私と、滋賀から来られた男性の方だけでした。
今回初めて上高地から登られるらしく、奥穂に行かれるそうです。上高地を散歩してから登られるそうで、
途中で降りられていました。

徳沢までは平坦の道なので、のんびり歩いていきます。
1時間半ほどで徳沢に到着。少し休憩をして、徳澤園の右手の登山口から登りはじめました。

傾斜のキツイ樹林帯をひたすらいつものペースで登っていきます。まだ雪はありません。
30分ほど歩くと息が上がって、足も重たくなってきました。
立っていて、うっかりすると、ふらっと後ろに倒れそうになります。
今回は余裕を持って、4日分の食料にテント一式、あと冬山装備の為にザックの重量は余裕で20Kg を超えてるのを忘れていました。
このままでは持たないと思い、一気にペースを落として歩きます。
やがて、雪が増えてきて歩いていると、ズボッと足の根元まで、雪を踏抜いてしまいました。
この時は、「これが噂の踏抜きか」と余裕でいましたが、ここからが地獄のはじまりでした。
トレースが付いていたので、それを辿っていたのですが、他の方が普通に歩けた所でも、私が歩くと踏抜いてしまいます。多分20回ぐらいは踏抜いたと思います。
抜け出すのにも力を使うし、神経も使うので、だいぶ疲れました。
私の総重量(100キロ超)が原因なのでしょうか?それとも歩き方が悪いのか?

それでも何とか歩いて、標高を稼いでいきます。
上にあがるにつれ、積雪量も増えてきましたが、踏抜きはだいぶ減ってきました。
長塀山の手前では何度か赤札やトレースを見失って迷いそうになりましたが、冷静に立ち止まって、
GPS,コンパスで位置を確認しながら歩きました。
長塀山のピークでは関東から来たという若い二人組が休憩していました。
常念方面に縦走予定で、今日は蝶ヶ岳でテント泊するそうです。
長塀山からは緩やかなアップダウンを繰り返して、やがて、蝶ヶ岳山頂に到着。
山頂に至るまで、あれだけ雪があったのに、山頂付近だけ雪が無いのは、おかしな感じでした。

せっかくテントを持ってきたのですが、夜から荒天が予想されていたので、無理をせず、ヒュッテに泊まる事にしましたが、受付で人の気配なかったので、伺ってみると、今の所、私一人だけとの事でした。
しばらくして、一人の方が登って来られました。千葉県から来られた60代の男性の方で、何時間も山の話や、
プライベートな話などを楽しくお話させて頂きました。

案の定、夜中は吹雪いていました。朝起きると小屋の周りは真っ白、景色もガスで全く見えません、
男性の方は荒天の為、ヒュッテでもう一泊するとの事。私は下山するつもりだったので、男性やヒュッテの主人に
アドバイスを聞いて、ヒュッテを出ました。最後、男性の方とガッチリ握手を交わし、またいつか、山で出会う事を誓いあいました。

しかしいざ、小屋をでると、周りは真っ白、右も左も全く分かりません。前日に偵察をしておけばよかったと後悔しましたが、展望指示盤がみえたので、そこまで歩くと、その先にうっすらトレースがついているのが見えてホッとしました。
横尾分岐までの稜線歩きは短かったですが、横殴りの雪と風で、顔は痛いし、視界は50mくらいしかなかったので、これは常念方面の縦走は素人では無理だなと思いました。
正直、今まで山登りした中で、一番怖い思いをしました。
横尾分岐からは樹林帯に入ったので、風も無く、目印の札も沢山付いていたので安心して下れました。

下に降りるにしたがい、雪が雨にかわり、横尾に着く頃には、本降りとなっていました。
本当は、このまま涸沢に登り、翌日、奥穂に登る事も考えていたのですが、2日ほど前に事故があったというのを聞いていた事と、雨と疲労でテンションが下がってしまって下山することにしました。
奥穂はまた今度にとっておきます。


今回は初の雪山いう事で、ほんとに沢山の事が勉強になりましたし、雪山の大変さ、怖さも少しは分かったと思います。
無雪期のコースタイムは余り参考にはならない事も分かりました。
雪の時期は本当に時間に余裕を持って行動しなければいけません。

これはあくまで雪山素人の意見なんで、少しでも参考にして頂けたら嬉しいです。










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コメント

初めての雪山で北アルプス!
tantoさん、さきにコメントいただいてありがとうございます

自分がはじめて雪山を歩いた時を思い出してみても、素人ができるものかどうかを試すつもりで地元の山を恐々歩いたものです。

tantoさんの雪山デビューがいきなり蝶ヶ岳だってことにびっくりです
多少の苦労はありながら無事に登頂して下山されたことに拍手です

冬のシーズンだと雪も締まって踏み抜きはほとんどないのですが、残雪期はどうしても…

またどこかでお会いできるのを楽しみにしていますよ
2014/5/24 18:47
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