双門ルート(狼平周回)
- GPS
- 11:02
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,575m
- 下り
- 1,567m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
関西の一般登山道の中で最難関と呼ばれるルートです。 難関たる所以で1番大きいのはルートがわかりにくいことかと思います。弥山川に沿って登高していきますが、所々で滝を巻いたり大岩を避けたりするために川を離れる地点があるため、そのポイントがわからないと迷うことになります。今回はピンクテープが充実していたため、ルートの目安として助かりました。但しその一方で、間違った方向にテープがあることが数回ありました。また、必ずピンクテープがるとは限らず、全面的に信頼することは絶対に避けるべきで、常に自分の目でルートファインディングすることを心掛けました。 徒渉も多く、水量が多いと苦戦すると思います。白川八丁が終わり、本格的に登山道に入る地点(釜滝)の水量を要確認です。 梯子や鎖、鉄杭等を使って登るところが非常に多いことも大きな特徴です。危険な箇所や難所が多いということになりますが、逆に言うとそういう地点は人工物が設置されて通過しやすくなっているわけで、技術的に難しいことはありません。ただ、水平に設置された梯子(桟道)の通過は気を遣います。 大峰の山々全般に言えることですが、携帯の電波が通じるところはほとんどありません。道迷いやソロで滑落した場合などに備え、自分はアマチュア無線のトランシーバーを持って行くようにしています。このためだけに、局免許(コールサイン)も取得しています。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
久しぶりに双門ルートに行ってきました。何年か前にルート上の梯子が倒木で塞がれたり、ルート手前の林道工事の影響で通行止めになっていましたが(行こうと思えば人間は通してもらえたようですが)通れるようになりました。で、この春から何度も計画しては諸々の事情で延び延びになっていたのですが、念願叶って行くことができました。
自身3回目の双門ルートになりますが、相変わらずルートファインディングの能力を最大限発揮させられるコースですね。ルートを探していて対岸に梯子や人工物を見つけるとホッとします。なお、多くのピンクテープは役に立つのですが、厄介なことに間違った方向にテープが付いていることがあり、要注意です。以前もここで苦戦したんじゃなかったっけ?と思われる地点でピンクテープに誘導され、間違った方向に進んでいました。みんなの足跡で見ても多くの方が騙されているようで、間違った方向に踏み跡ができてしまってます。自分は元々、ピンクテープは参考程度にしか考えていない人間ですが、やはり引き込まれてしまいます。これから挑戦される方もピンクテープは100%信用してはダメですよ。そもそもピンクテープがなくても自分でルートを探して歩ける能力が求められると思います。
本ルートは弥山川に沿って登って行くため徒渉や高巻くところも多く、岩をへつったり登ったりするので体力や脚力はもちろん必要ですが、次々に現れる梯子に心を折られない強い精神力(?)も必要なルートです。関西の一般登山道で最難関と言われるだけのことはあります。ただそのぶん、狼平に到着した時点での満足度や達成感は非常に大きく、お初の奥様も「しんどかったけど楽しかった」とのことでした。
なお、当初は狼平から弥山〜八経ヶ岳と大きく周回するつもりでしたが、暑さもあってか狼平までで体力を消耗してしまい、弥山・八経は諦めました。下山時も体調が悪く、なんだか頭がボーッとして眠くなるので、頻繁に休憩しつつ、なんとかかんとか気力を振り絞って下山。足も痙りそうになるし、熱中症とまではいかなくても脱水症状が出始めていたように思います。下山が得意と豪語する奥様に先導してもらったり、重い荷物を持ってもらったりして、奥様に感謝です。どうも一昨年くらいから暑い時期の登山でへばってしまうケースが発生しており、水分補給には気を付けないといけませんね。
お腹いっぱいの充実した記録、楽しく拝見しました!
地図アプリを保険にして、彷徨うのが好きなので、憧れの行程です!
脱水症が進行しなくて良かったですね😊
自分もヤマレコアプリに予定ルートを入れてみんなの足跡のオレンジドットを頼りに歩くことがありますが、双門ルートに関しては谷底なので、GPSの信頼性は低いし渡渉地点がわかるほどの精度はないので、彷徨うにはぴったりのコースかもしれません(~_~;) もし行かれるなら、彷徨いすぎないよう、十分な準備で挑まれることをオススメします。いろんなサイトにも書かれていますが、最初は経験者と行かれることをオススメします、が、それだと彷徨う楽しみは得られないかもしれませんね(^_^;) 遭難には十分ご注意くださいませ。
さてこの時期、熱中症や脱水症状は本当に怖いですね。今回帰宅したらすぐ、OS-1やらサマレスゼリーなるものを奥様が買い込んでいました。まーた自分の荷物が重くなってしまうのか・・・と思いつつ、でも受け入れざるを得ません(@_@) お互い気を付けて、楽しい山行になるようにしましょうね。
コメント、ありがとうございました!
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